世界銀行の2010年の世界開発報告(World Development Report 2010)は「気候変動と開発(Development and Climate Change)」というテーマで、地球温暖化と途上国開発の関連を分析している。

 その中で地球温暖化が開発目標の達成にとって脅威となっている例として、氷河の縮小を取り上げている。

「気候変動に手を着けないまま放置すると、開発の進展、および現在世代と将来世代の間の福利の両立を台無しにすることになる。地球はかつてない速度で徐々に温暖化していくことが確実である。(中略)ヒマラヤ山脈とアンデス山脈の氷河の急速な消失は農村生活と主要食糧市場に対する脅威となる。これらの氷河は河川の流量を調節し、水力源となり、また10億人の農村や都市の住民に上水を供給しているからである。」(同報告書)

 アジアの主要河川の水源や流域の状況、また各水系の流量の調節にヒマラヤの氷河が大きく係わっている様子が地図に見事にあらわされている。図録に掲載した所以である。

(2011年2月17日収録)


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