歴史教育セミナー活動記録


○歴史教育セミナーとは

 栃木県歴史文化研究会内に平成17年(2005)12月に発足したセミナー。栃木県内の教員、博物館・資料館・
文書館・埋蔵文化財センターなどの専門機関職員などに呼びかけ、地域史、文化教材作成を進めていくことを目
的とする。事務局は、不肖私がつとめ、県立博物館上野修一氏に補佐していただいている。


○第1回 平成17年12月18日(日)午前10時〜12時、午後3時〜5時 於:栃木県立博物館研修室
                                              参加者18名

 はじめに事務局から、セミナー立ち上げの趣旨説明、基本方針案などを説明、参加者の同意を得た。
 次に、上野修一氏が「文化教育について」と題して、人間が生きていく上で心の糧となる、文化を大切にする心を
養うための教育である文化教育は、地域に根ざした伝統文化の学習や経験を基礎とし、これらを成長にしたがって
発展させていくことで心豊かな生活を送れる人間を育てることを目的としていること、こうした内容は学校で積極的
に教えていく必要があること、子どもたちが成人して、地域社会の発展に寄与することも期待できることなどを述べ
た。さらに、実施が決まった県教委の「栃木ふるさと学習」策定の経緯と今後の課題について説明があった。

 3番目に、松本が県立文書館で取り組んでいる児童・生徒向けの教育普及事業(詳しくは文書館のホームページ
をごらんください)について説明した。

 この後、セミナー活動を進めていく上での問題点などが議論された。


○第2回 平成18年(2006)6月24日(土) 午後2時〜4時半 於:とちぎ福祉プラザ201研修室 
                                        参加者8名


 報告 戦前の「郷土教育」について  竹澤 謙氏(作新学院大学)
 
 戦前、明治44年(1911)と昭和7年(1932)の2度、郷土教育がさかんに行われた。前者は、この年に関東連合教
育会が栃木で開かれることになったことが契機となり、3人の有識者が郷土誌編纂のための調査委員となっている。
このうちの1人、谷誠之氏は、翌年正月の新聞論説に、「郷土誌は常に改正されていくべきこと、これを教育に活用し
ていきたいこと」などを述べている。
 一方、昭和7年の方は、文部省(当時)から全国師範学校に郷土研究施設費の補助金が交付されたりして全国的
な郷土教育への取り組みが見られること、当時の栃木県視学(現在の教育長)鈴木陽吉が『郷土振興の教育』を刊行
したことなどが要因として考えられる。この後、昭和15年に紀元2600年記念の古墳調査などが、主に各郡の役場職
員、小学校教師によって進められ、その出土品は学校文化財として、学校に収蔵、展示されることになった。

 質疑応答では、こうした郷土教育が実際にどのような形で行われ、かつ子どもたちにどのように受け取られたのか
については史料がなく、確認できないことなどが明らかになった。今後の取り組みを進めていく上で、こうした点を記
録しておくことは極めて重要だと思われる。

 その後、出席者から近況報告などが行われた。
 最後に松本が、加藤公明著『子どもの探求心を育てる博物館学習』(歴博ブックレット、2000年)の内容紹介を
行った。

○第3回 平成18年(2006)12月16日(土) 午後2時半〜4時半 於:宇都宮市総合コミュニティー
                                             センター第2創作室
                                             参加者10名

 報告 学校を核とした地域おこしの実践事例
          −城山西小学校の学区における文化財保護活動について−
            
                       宇都宮市立城山西小学校長 手塚 英男氏

 児童減少によって統廃合の危機に追い込まれた小学校に赴任した手塚氏が、地域ぐるみで学校を盛り上げていこう
ということで、校内にある「孝子桜」「カタクリの群生地」「唐沢沼」「芭蕉、曽良の句碑」などの文化財を柱に、婦人会そ
の他数多くの団体の支援を受けながら、様々な地域おこし、学校おこしの運動を重ねてきた。
「学校が元気」になるためには「地域が元気」でなければならない、という考え方のもとにし、子どもたちが「自分の生ま
れ育った地域に誇りを持てる人間」になってほしい
、という目標で努力してきた。
 特色ある学びとしては、地元の食材を使っての給食(子どもたちも一部参加)、会話科(英語だけでなく日本語の会話
の仕方、発表の仕方なども学ぶ)、県内外の一流芸術家による特別授業、放課後活動の充実、地域連携活動の充実
などがある。
 子どもたちは様々な学びや体験を通じて、大人や地域を見る目が変わってきており、外部の人たちを案内する役を
やってみたいと申し出る者も出るようになった。

 質疑応答では、対外交流として、今後、宇都宮市と姉妹都市である島原市の小学校との交流を考えているとのこと。
また課題としては、学区外の親と学区内の親との「温度差」が生じてきているので、これをいかに埋めていくかが問題
とのことであった。

 時あたかも、安倍政権が愛国心を子どもたちに、という教育基本法の改正を行ったばかりだが、それを非常に実質
的な意味で先取りした驚くべき取り組みだと思われる。非常に特殊な状況下で始まったものではあるが、そうではな
い学校での実践にとっても、きわめて有益な示唆を与えてくれるものと言えよう。

○第4回 平成19年(2007)5月26日(土) 午後2時〜4時 於:パルティ(とちぎ女性センター)会議室
                                       参加者 9名

 報告 地域史料を活用した授業実践について
                     那須町立田中小学校 後藤 文美氏
 
 
小学校1年生生活科での実践事例「あさがおのたねをプレゼントしよう」の報告。1年生が大切に育ててきた朝顔
の種を、新しく入ってくる1年生にあげようという話から、ずっと昔からきれいな朝顔を育て、その種が受け継がれて
きたことを知らせるために、栃木県立文書館所蔵の史料『都鄙秋興図』を見せ、自分たちの種のプレゼントも、この
流れの中にあることを実感させる、という授業を紹介した。子どもたちは、何か大変なことを自分たちもやっているん
だという真剣な目をするようになり、下級生への作文を3枚も書く児童もいた。変化朝顔の種は、現在も採取されて
おり、これを授業で分けてもらった子どもたちは、家に持ち帰り、いろいろ話をしながら大切に育てている。

・学習内容が自分とつながっている、と子どもたちが実感できた時、効果を発揮する。
・学習内容が家庭の話題にまでなるようなテーマを探していくべきである。
・教師側からの積極的な働きかけがあってこそ、子どもたちは学習が好きになる。
・興味を引き立てることで、テストにもその成果は確実にあらわれる。

 後藤氏からは報告中、江戸時代末の種痘関係の史料や、享保期の産物書上帳が、歴史以外にどのような科目
で使えるか?という発問が参加者になされ、いろいろと意見が出された。
 後藤氏がこうした授業を行うようになった原点は、氏が小学生の頃、農業についてテストがあった際、農家である
実家で行われている内容を答えたら、すべて×をつけられたこと、その理由を教師に聞いたら「教科書に載ってい
ないから」の一言で片付けられたこと、にあったと言う。氏は教師になり、教え子たちを自分のようなめにだけはあわ
せたくない、との一念から、いろいろな工夫した授業を展開するようになった、とのことである。

 古文書や古い史料というと、どうしても歴史で使う、というイメージしか浮かばないが、ここで後藤氏は、史料をご自分
なりの視点から十分に咀嚼し、見事にオリジナリティーの高い使い方をしておられる。史料を使って終わり、使うこと自
体に目的をおくような授業の多い中、きわめて注目すべき授業実践だと、参加者から感嘆の声があがった。

 
○第5回 平成19年(2007)12月1日(土) 午後2時〜4時 於:壬生町立歴史民俗資料館
                                          参加者 15名
 
報告 壬生町立歴史民俗資料館における普及教育について
                           同館学芸員 中野 正人氏

 
平成元年頃、ある県内の学芸員の方から、同館の方向性を普及教育へ持っていくべきだとのアドバイスを得た。また、
町内の小学校の先生方から、博物館の実物資料を学校に持ち込めないか、またそれを解説してもらえないか、との要望
をいただいた。そのようなことから、先進的活動をしていた小山市立博物館と協同して、「出前授業」を始めた。今では、
管内の小学校ではこの出前授業がカリキュラムの中に組み入れられており、一過性のものではなくなった。
 また、同じように学校側から、副読本に是非地域の偉人を紹介したいので発掘して欲しいと頼まれ、調査研究した結果、
今までに7人の人物を掘り起こすことができた。本館の企画展はその成果をまず子どもたちに紹介するのが第一目的で
あり、一般町民はその後に来る。現在は、地域学としてとらえ、町おこしの一環という位置づけでも取り組んでいる。

・中学校での実践→子どもたちは受験を控え、取り組む姿勢は小学生より消極的である。縄文土器づくりなど体験的なもの
             は喜んで活動する。
・高校での実践→年1回の出前授業を行っている。

 子どもは正直だから、素直な反応がかえってくる。町内の全児童が最低3回は学芸員の話を聞く(小4で2回、小6で1回)
から、中にはその後自発的に資料館に遊びに来る子どももいるし、意外な資料のことなども中野氏に話してくれるそうである。
つまり、
大人に普及しようと思うならば、遠回りのように見えて、まず子どもに普及することが有効である、とのこと。

 学校教員の立場でこのお話を伺うと、
学校側の方からとにかく地元の資料館にいろいろとリクエストをしてみることが必要なの
ではないか
と考えた。そこから、学芸員が何か反応(動き)を起こしてくれるかもしれない。

 この後、私から実際の授業での古文書の読ませ方について報告した。文書の大意がわかるようなプリントをあらかじめ作成し、
ポイントになる部分(地元の地名、人名、キーワードなど)だけをじっくり読み取らせる、という手法である。詳しくは栃木県立文
書館『学校教材史料集
−授業に使うとちぎの史料−』第4号(平成20年3月刊行予定)に掲載する予定である。

○第6回 平成20年(2008)6月14日(土) 午後2時〜4時 於:とちぎ福祉プラザ  参加者 9名

 
報告 本校定時制における歴史教育の取り組み   学悠館高等学校教諭 齋藤 弘氏

 本県初の単位制高校として平成17年度に開校した学悠館高校における、歴史教育の実践の様子が紹介された。日本史A、B
の他に「偉人研究」や「日本文化史」「地域総合研究」などのユニークな講座が開設されている。地歴科担当の教員の専門性を
生かし、また一部は外部講師も招いてバラエティー豊かな内容を提供している。これらの講座の一部は公開講座として一般の
方々の受講も可能としている。高齢者などと一緒の受講が、10代の生徒にとってはプラスとなる面がある。
 また、現在では他の高校にはない歴史研究同好会をつくり、学校祭で展示を行うなど、一定の成果をあげている。

 参加者からは、高校というものの近い将来の像を予感することのできる取り組みであるとの感想が出された。
 
 この後、事務局(文書館)から、昨年度末刊行の「学校教材史料集」第4号についての紹介があった。

○第7回 平成20年(2008)12月6日(土)午後2時〜4時半 於:しもつけ風土記の丘資料館 参加者10名

  
企画展「終末期古墳と官衙の成立」の参観と教材化のための話しあい

 
はじめに橋本澄朗副館長より、今回の企画展の主旨について説明があった。下野において、6世紀末まで前方後円墳だったもの
が、7世紀に入ると大型円墳に変わったことの意味、下毛野氏と中央政府が結びついた時期、東アジアの変動との関係など、スケー
ルの大きな1つの見通しが示された。また展示の中では、官衙跡から大量に出た人名瓦の意味について、法倉と呼ばれる倉庫の屋
根に使用されたとする従来説に対する再検討の必要性が強調された。
 その後約40分にわたって参加者が自由に展示を見学した後、教材化についての話しあいを行った。そこでは、古代史の大きな把握
は確かにわかりやすいが、実証性の点では今後の検討を待たねばならず、これをそのまま生徒に提示することは難しい、などの意見
が出された。一方、事務局からは、これとは異なる視点、すなわち実際に子どもたちを資料館に連れて行って見学させる(あるいは展
示資料の写真を教室で示す)ことを想定した、個別的な教材化に関するヒント集が示され、これらについても議論を行った。
 大宝律令の制定に中心的に関わった人物であり、下野薬師寺建立に大きな力を果たしたと推定されている下毛野古麻呂のこと、
下野には他国に比べて新羅系の土器が多く出ている事実などは、もっと教室でも利用されてよい、という意見が多く出された。
 今後も県内各地の資料館の企画展あるいは常設展を、何らかの形で授業に活かしていくための検討を進めるべきであることを痛感
した研修会であった。 

○第8回 平成21年(2009)7月18日(土)午後2時〜4時 於:とちぎ福祉プラザ 参加者7名

  
報告 日本史Bの授業における小山高等学校周辺遺跡の活用  小山高校 磯貝 厚氏

 現在通りの激しい学校の西門ではなく、東門(前の道は広いが北へ少し進むと両毛線のため途絶えてしまう)を正門と呼んでいるの
はなぜか?という疑問から、道のことを授業で採り入れようと考えた。近年の発掘調査により、中世下野の幹線道路、奥大道の一部
がわかったこと、これと幾つかの証拠を結びつけて、学校東側の道が奥大道だったかもしれず、そこを頼朝や秀吉が通ったかもしれな
いことに気づかせようとする授業を実践した。生徒たちの反応は「何気なく通っている道にも歴史があることに驚いた」というものと「地
図の作業では具体的なイメージがわかず、よくわからない」というものの大きく2つに分かれた。受験が優先される状況の中で、より多
くの生徒たちに歴史を考えることの面白さを伝えるにはどうしたらよいか模索中である。

 磯貝氏は埋蔵文化財センターに勤務した経験をもち、考古遺物などの資料選択が容易にできたが、他の先生はそうはいかない、
そのあたりをどう克服したらよいか、またセンターには授業に有効な遺跡・遺物写真がたくさんあるので、これらの有効活用が図られる
べきことを主張された。大変意欲的な試みであり、これらが学校の地歴・公民科の先生方の共通認識となってチームで実践していく、
あるいはさらに同じ地区で同じ志をもつ小中の先生方とも連携していくべきことなどが意見として出された。地域史を学ぶことの本当の
意味をこれからも探っていき、明確なねらいの下で教育活動が進められていくべきことを強く感じた。

○第9回 平成21年(2009)12月19日(土)午後2時〜4時20分 於:栃木県立博物館 参加者9名

 
  報告 栃木県立博物館におけるデジタルアーカイブの現状と課題   栃木県立博物館 上野 修一氏

 
県立博物館におけるデジタル化の歴史、県教育委員会における各種デジタルコンテンツ作成の試みと問題点、デジタルアーカイブと
その利用に関する課題が報告された。
 現在、県立博物館では民話、民謡、郷土料理、歴史、美術工芸資料、遺跡、遺物などのデジタル化、コンテンツ化を進めているとの
ことであり、これがまとまって県の総合教育センターのサーバーに収められれば、学校教育への利用も期待されるところである。
 参加者からは、学校現場ではネット環境が十分に整っておらず、視聴覚室などのごく限られた教室でしか利用できないとの現状が報
告された。こうした部分をいかに改善していくかは、デジタルアーカイブの有効利用を進める際の大きな課題となろう。また著作権の問題

2次利用の防止)や、現場で使う際の解説の内容、あるいは発問の工夫などが重要である。「作る人」と「使う人」の連携が強く求められ
る。個人的には、平面画像だけでなく、3次元で見られれば、ふだん目にしない部分などから子供たちの気づきを引き出せるのではないか
と期待している。

○第10回 平成22年6月5日(土)午後2時〜4時30分 於:栃木県立博物館 参加者7名

   
報告 今市高校における授業実践と歴史研究同好会の活動  今市高校 田村 真弓氏

 
はじめに10年目研修の一環として行った、資史料を用いた授業実践についての報告があった。1年間に奈良時代「律令制下民衆の
負担」、平安時代「国風文化」、鎌倉時代「将軍と御家人」という3度の研究授業を行い、その際資史料として「戸籍・計帳」「薬師寺吉祥
天像などの映像」「将軍家政所下文・源頼朝袖判下文」をそれぞれ用いた。また4回目は県立文書館が実施している授業支援を利用し、
地元に近い鹿沼の室町期の史料(輪王寺文書、代官道慶書状など)を用いた授業をしてもらった。こうした授業を行うことによって、生徒
たちの中に期待感が高まったこと、資史料そのものへ関心が向くようになったこと、外部講師の授業により多角的な見方ができるように
なったこと、などの成果があった。
 次に平成19年に発足した今高歴史研究会の活動について紹介があった。学校に保管されていた大正期の校友会誌を読み解くところ
から、その調査成果を学校祭で発表したり、栃高文連の研究集録に掲載するまでに至った。その一方で、現在地道な内容の文科系部
活動は全体的に停滞しており、会員をいかに確保していくか、どのようにして外へ発信していくか、などの問題点をあげた。

 いかなる歴史学習も、直接間接資史料を用いていないものはないはずである。田村氏は今回、この資史料の読み解きを授業の中心
課題にすえて実践を試みた。このことによって、「歴史は教科書が全てではなく、そのもとになっているのが史料で、これを読み解くこと
に歴史の醍醐味がある」ということを生徒たちに伝えることに成功していると思う。また、文書館の授業支援を年間計画の中で効果的に
位置づけていただいたことに、訪問した当事者としてありがたく感じている。
 歴史研究会の活動は、地味ながらとても貴重な活動であると思った。そして、その展示方法も田村氏の指導により、水準の高いものと
なっている。単純な作業的学習が、実は今市という地域の歴史的特質を理解するきっかけとなり、交通や経済、教育行政の問題などと
深く関連していることを生徒たちに気づかせつつ進めていけば、より魅力ある活動になっていくのではないか、などの意見が参加者から
述べられた。

○第11回 平成22年12月11日(土)午後2時15分〜4時30分 於:栃木県立博物館 参加者6名

  
 
報告 栃木県における博学連携の現状と課題〜小・中学校の歴史的単元への活用を中心として〜 氏家中学校 竹澤 英生氏

 はじめに博物館とは何か、全国的な動向、栃木県内の博物館の特徴について述べた後、県内における博学連携の現状を、連携事業
を行っている学校の児童・生徒、教師へのアンケート(あるいは聞き取り)調査結果に基づいて報告した。さらに、県内で先進的取り組み
を行っている博物館を4館紹介、今後の課題を述べてまとめとした。
 意外というと語弊があるかもしれないが、栃木県の博物館数(美術館、動物園なども含む)が全国3位であり、また学校支援に積極的に
取り組んでいるという点では、全国的にみても秀でているということであった。
 しかし一方で、学校が非常に多忙化しており、そのような中であえて乗り越えるべき障害の多い博物館との連携には消極的、あるいは
否定的でさえある教師も少なくない、という現状報告には深く考えさせられた。
 参加者からは、熱心な一部の博物館関係者だけに頼っている現状は十分なものではなく、学校と博物館の間をつなぐコーディネーター
的な立場の人が教育行政機関の中に設定されるとありがたいなどの意見が出された。小山市などのようにシステマティックに、市内小学
校全てが、あらかじめ年間計画の中に博物館の利用が明確に位置づけられているのは、他でも大いに見習うべきだと思われる。


 ※セミナーでは、関係の皆様のご参加をお待ちしています。是非メールなどでご連絡ください。次回の案内を
  差し上げます。 


                           
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