『時代を超えた「つながり」で読み解く日本史』
ベレ出版 2024年2月21日刊行 並製本 A5版 269頁 税抜き1800円
〇時代区分の枠を取り払って眺めてみると、様々な共通点や意外な「つながり」
が見えてくる。新たな視点から、歴史をより大きく捉える面白さを味わう1冊。(単著11冊目)
≪目 次≫
第1章 人と家のつながり
1 原敬は坂本龍馬の孫弟子だった!?
2 天皇家を支えた大久保利通とその子孫たち
3 天皇の名前のつながり
4 武家のつながり
5 鎌倉北条氏と後北条氏
第2章 政権スタッフ・軍人のつながり
1 政権スタッフのつながり
2 日清・日露戦争は幕末の志士たちが指揮官だった?
第3章 夷を以て夷を制す(付、悪を以て悪を制す)
1 夷を以て夷を制す
2 悪を以て悪を制す
第4章 地名と人の移動
1 地名の移動
2 人と地名の移動-宇都宮氏の場合
3 企業名が地名に
第5章 企業の系譜
1 呉服屋から百貨店へ-三越のあゆみ
2 鐘紡からカネボウへ
3「からくり」から総合電機メーカーへ-東芝
第6章 時代を超えた「お薬」
1 越中富山の薬売り
2 宇津救命丸
3 龍角散
4 太田胃散
5 浅田飴
6 正露丸
第7章 時代を超えて活躍した地域の有力者
『鎌倉時代の合戦システム』軍勢催促・戦闘方法・情報伝達・軍功認定
戎光祥出版 2022年4月刊行 並製本 四六判 184頁 税抜き1800円 (単著10冊目)
◎第一部では、鎌倉時代における戦争の実態、兵粮米の問題、軍事情報の伝達の実態を、第二部では
軍勢催促の方法と御家人の参集のしかた、軍忠申請と軍功認定のありかた、恩賞給付の実態について
それぞれ解説しています。前著『中世武士の勤務評定』とあわせてお読みいただくと、鎌倉時代から南北
朝時代になってどのようにそれらの問題が変化していったかが理解できると思います。
《目 次》
第一部 鎌倉時代の合戦の実態
第一章 戦争の実態から探る鎌倉武士
1)治承・寿永内乱における戦闘 2)蒙古合戦で躍動する竹崎季長
第二章 兵粮米はいかに調達されたか
1)治承・寿永内乱時の兵粮調達 2)蒙古合戦時の兵粮調達
第三章 軍事情報はいかに伝達されたか
1)治承・寿永内乱期の情報伝達 2)南北朝内乱期の情報伝達
第二部 軍勢催促から恩賞受給までの流れ
第一章 軍勢催促と参陣
1)治承・寿永内乱期から鎌倉前期の実態 2)動員に苦戦した蒙古合戦
3)過渡期だった参陣の方法
第二章 軍忠申請と軍功認定
1)治承・寿永内乱期の戦闘報告 2)鎌倉前・中期の軍忠申請
3)蒙古合戦以降の大きな変化はなぜ起きたか
第三章 恩賞制度の整備と給付の実態
1)平安後期から幕府成立期の恩賞給付 2)鎌倉前・中期の恩賞給付
3)恩賞給付の実務担当者 4)蒙古合戦後の恩賞給付
『史料で解き明かす日本史-歴史学者の謎解きを追体験する』
ベレ出版 2021年4月25日刊行 並製本 A5版 389頁 税抜き1800円
◎前著『疑問に迫る日本の歴史』の続編です。40のテーマに関する謎を、カギとなる
史料を丹念に読み解きながら考えていく、という内容です。一部、『日本史へのいざ
ない』をリライトしたものもありますが、大半は新稿です。(単著9冊目)
《目 次》
第1部 原始・古代
1)「縄文文化は豊かだった」は本当か 2)邪馬台国とヤマト王権にはつながりがあるのか 3)倭の五王の実像 4)大化改新の真偽に迫る
5)聖武天皇が遷都を繰り返したわけ 6)律令体制下における下級官人の悲哀 7)律令制度によって社会は変わったのか
8)桓武天皇の権威確立と二大事業との関係は? 9)国司が受領と呼ばれるようになったわけ
第2部 中世
10)院政はどのように成立したか 11)頼朝が平氏を打倒できたわけ 12)「得宗」成立の謎 13)鎌倉将軍家の四代以降の影が薄いのはなぜか
14)鎌倉時代の法律と裁判の驚くべき実態とは? 15)足利氏が幕府を開けたわけ 16)足利義満は本当に皇位簒奪を図ったのか
17)室町幕府は応仁・文明の乱後、なぜ百年も続いたのか 18)七人の侍は実在した!? 19)「喧嘩両成敗」は戦国大名の独創ではなかった
第3部 近世
20)「長篠の戦い」論争 21)太閤検地の本当のねらいとは 22)水戸黄門は本当に名君だったのか 23)サラリーマン武士成立のいきさつ
24)江戸時代は環境破壊の始まり!? 25)「名奉行大岡越前」はいかにして誕生したのか 26)悪代官は本当に多かったのか
27)江戸幕府の大名改易政策は本当か 28)天明の飢饉はある意味人災だった!? 29)江戸時代の農民に休日はあったのか
30)江戸時代の庶民と読書事情
第4部 近現代
31)実は江戸時代に始まっていた近代医療 32)地租改正をめぐる熾烈な駆け引きの真相 33)農業の近代化を成し遂げた知られざる偉人とは?
34)東海道本線ルートの謎に迫る 35)今日の大衆文化の原点は大正時代にあり 36)平民出身ではなかった原敬 37)真珠湾攻撃指揮官の苦悩
38)戦前・戦中も象徴天皇制だった!? 39)「銃後の人々」の本音とは 40)沖縄返還に翻弄された男(金城哲夫とウルトラマン)
※赤字のものは新稿。
※訂正とお詫び
・本書264頁13行目「残った金の七分(七%)」とありますが、「(七○%)」の誤りでした。申し訳ありません。
『中世武士の勤務評定 南北朝期の軍事行動と恩賞給付システム』
戎光祥出版 2019年6月刊行 並製本 四六判 192頁 税抜き1800円
◎武士がどのような手続を経て、戦場での軍功が認められ、恩賞を給付されるに至ったのか。
関連文書を順を追って見ていきながら解説します。また、実際の文書に見られる当時の
戦さの様子などについても紹介します。
〈目 次〉
第1部 参陣から恩賞給付までの流れ
第1章 参陣から軍功認定まで
1)参陣要請をうける(軍勢催促状) 2)参陣する(着到状) 3)軍功を認めてもらう(軍忠状)
第2章 恩賞を受けるまでの複雑なプロセス
1)上官の推薦をもらう(挙状) 2)大将から褒められる(感状) 3)あらためて恩賞を申請する(申状) 4)ようやく所領が与えられる(充行状)
第2部 軍勢催促・軍功認定・恩賞給付の再検討
第1章 軍勢催促をめぐる諸問題
1)催促をする相手 2)催促を受けた武士の反応 3)催促のなかみ 4)書状による軍勢催促
第2章 軍奉行・侍所による実検手続き
1)軍奉行・侍所とは 2)実検の手続き
第3章 軍忠状の型式と提出先の問題
1)二型式の軍忠状とその意味 2)提出先の異なる軍忠状のもつ意味
第4章 恩賞申請と給付の問題
1)恩賞申請と戦線の維持 2)さまざまな形での恩賞給付
第3部 南北朝期の戦闘の実像に迫る
第1章 合戦の結果をも左右した兵粮
1)兵粮の重要性 2)兵粮調達の方法と戦場における食
第2章 南北朝期の戦闘の実態
1)武器と戦闘のあり方 2)戦闘に関わる人々 3)陣所と城郭 4)合戦の諸相
※このうち黒字の部分は、先学の研究の紹介や自分の既発表論文にもとづいて書きましたが、赤字
の部分は、新稿です。論文として発表してもよいと考えていたものも含んでいます。本当に書きたか
ったのは第3部ですが、その前提として必要な1部と2部を加えて一書としました。(単著8冊目)
【感想・レビューより】
〇amazon
・南北朝期の合戦が通史的に書かれた本はあったが、実際に合戦に参加する武士たちが軍事動員
を受けてから合戦に参加し、恩賞を貰うまでの過程を解説した本はなかったので、ただただ勉強に
なりました。合戦の実態がより立体的に把握できるようになるのではないかなと。そして、自らの働き
をどのように上司に認めさせ、いかに好待遇を引き出すのか、現代の我々に通じる部分があり、いつ
時代も大変だなと思いました…(mmmmhさん)
〇読書メーター
・著者は学校の教頭の立場でもあるらしく(註:一応校長でした(-_-;))、冗談一つ無く読みやすい文章
が勤勉教師を思わせ印象的。(のれんさん)
・南北朝時代の武士たちがどのように戦場に召集され、参陣して武功をあげ、恩賞を与えられたかを
やりとりされる書状から読み解いている。…また戦闘そのものの実像に迫り、兵糧や武器などを解説
する部分も非常に興味深い。(さとまるさん)
・軍勢催促状と軍忠状は特に関心事でもあったので、限定的な地域ではなく列島全体から文書を取り
上げられていたのが更によかったです。…多面的に文書を見ることを学びました。(総兵衛さん)
『疑問に迫る日本の歴史』
ベレ出版 2017年1月刊行 並製本 四六判 325頁 税抜き1600円
◎拙著『日本史へのいざない』、同2から31テーマをリライトし、新たに9つのエピソードを加えました。本文中、太字
で私から読者の皆さんに疑問をなげかけます。そこで少し立ち止まって考えていただき、先に進んで下さい。前著
に比べてよりスムースに読み進めることができます。
<目次>
第1部 原始・古代
1)縄文人の知恵 2)邪馬台国論争はなぜ決着しないのか 3)天皇家の系譜を考える 4)聖徳太子の実像に迫る
5)平城京遷都の真相 6)遣唐使-その実像と中止の背景 7)武士は地方と京都のどちらから成立したのか
8)藤原道長の栄華と悩み 9)平仮名・片仮名に見る国風文化の形成
第2部 中世
10)鎌倉幕府の成立はいつか 11)武士どうしの争いでもあった承久の乱 12)御家人窮乏の実態
13)ミミヲキリ、ハナヲソキ-阿氐河荘百姓申状を読み直す 14)東アジア史から見た蒙古襲来
15)南北朝動乱期の一地方武士の苦難 16)室町幕府と守護大名の「大人の関係」とは
17)室町幕府「財政」の実態 18)戦国大名の権力を支えていたものとは 19)戦国期農民の危機管理
第3部 近世
20)織田信長は本当に天下統一をめざしたのか 21)豊臣秀吉の情報戦略 22)「鎖国」は一種の開国
23)島原の乱の実像 24)大名にとっての参勤交代のメリット・デメリット 25)慶安の触書はなかった?
26)生類憐れみの令に見る幕府のジレンマ 27)農民は本当に貧しかったのか
28)名主は領主と農民どちらの味方だったのか 29)改革に挑んだ「金権」老中-水野忠邦と天保の改革
第4部 近現代
30)世界史から見たペリー来航 31)近代国家は江戸末期に準備されていた-綿工業の視点から
32)廃藩置県成功の背景 33)政府がまるごと長期海外出張-岩倉使節団 34)自由民権運動の理想と現実
35)日清戦争-開戦までの列強の思惑と日本の政略 36)日露戦争「勝利」と欧米列強の思惑
37)ワシントン会議と日本の思惑 38)アジア・太平洋戦争への道 39)日本国憲法誕生秘話
40)東京オリンピックを支えた新しい試み
※赤字のものは新稿。13はHPに掲載したもの。14は従来の内容を大幅に書きかえました。
【感想・レビューより】
〇読書メーター
・著者が高校の校長先生ということから、わかりやすい授業のような文体、しかも読者も考えながら
学べる体裁が魅力。教科書では暗記主体になってしまうが、歴史のイメージと考え方が確実に身
につく。あちこちに「なぜだと思いますか」と、問いかけることで、パズル的にも仕上がっていて飽き
ない。大学の先生では書けない本かも…(へくとぱすかるさん)
・あまり歴史を勉強しなかった僕でも、わりとスラスラと読むことができました。学生のときは社会科
が好きではなかったのですが、楽しく読めました…(ロバのパンやさん)
◎正誤表(言い訳の出来ない私のミスです。すみませんでした)
頁数・行数 | 誤 | 正 |
298頁 4行目 | 青海 | 青島 |
301頁 2~3行目 | 共産党討伐(いわゆる北伐) | 赤字部分を削除 |
『中世武士選書27 小山氏の盛衰 下野名門武士団の一族史』
戎光祥出版 2015年5月刊行 並製本 四六判 242頁 税抜き2600円
◎中世下野を代表する武士団である小山氏について、南北朝期に起こった東国最大の内乱である小山義政の乱を中心に
その成立から終焉までを論述しました。多くの先行研究と、これまでの拙稿をもとにしていますが、若干の新知見も加えて
います。
<目 次>
まえがき
第Ⅰ部 小山氏の成立と発展
第1章 小山氏の成立と分派
1 小山氏の起こり 2 源平の争いと小山氏
第2章 鎌倉期の小山氏
1 鎌倉前期における小山氏の所領・所職 2 鎌倉期小山氏の動向 3 小山氏一族の分派
第3章 南北朝前・中期の小山氏
1 小山秀朝 2 小山朝氏 3 小山氏政
第Ⅱ部 小山義政の乱
第1章 乱の経過
1 乱以前の小山義政の立場 2 乱の勃発 3 小山若犬丸の乱
第2章 乱の原因
1 小山氏の勢力拡大と鎌倉府の対応 2 小山義政と幕府の関係 3 宇都宮氏との対立
4 乱の主因と残された疑問 5 小山若犬丸の乱をめぐって 6 乱の歴史的意義
第3章 南北朝期の都市小山と城館群
1 六つの街道と河川交通 2 小山の繁栄を示す宿
3 防衛拠点となった城館群 4 軍事都市としての小山
第Ⅲ部 小山氏の苦難
第1章 室町期の小山氏
1 鎌倉府体制下の小山氏 2 幕府・鎌倉府間の対立と小山氏
第2章 戦国期の小山氏
1 戦国前期の小山氏 2 戦国後期の小山氏
第3章 中世小山氏の終焉
1 豊臣秀吉の台頭と小山氏の祇園城退去 2 その後の小山氏
『栃木ゆかりの歴史群像 日本史上の人物と地域との関わり』
◎下野(栃木)出身の、いわゆる郷土の偉人ではなく、小中高の教科書にも出てくるような日本史上の人物と下野(栃木)との
意外な関わりをまとめた本です。他にあまりない視点だと思っています。
・栃木県内の小中高などでの郷土学習、日本史(歴史)学習を進める上で参考にしてください。
・「新栃木県民」だけでなく「根っからの栃木県民」の方もどうぞ!意外な事実に出会えるかも?
とりあげた人物 道鏡 最澄 平将門 源義家 源頼朝 藤原定家 足利基氏 足利持氏
上杉謙信 武田信玄・勝頼 北条氏五代 織田信長 豊臣秀吉 石田三成
徳川家康 徳川家光 徳川光圀 徳川吉宗 与謝蕪村 井伊直弼 土方歳三
板垣退助 大久保利通 青木周蔵 星亨 原敬
随想舎 2013年8月刊行 並製本 四六判 256頁 税抜き1800円
第5回随想舎歴文研出版奨励賞
『日本史へのいざない2 考えながら学ぼう』
◎5年前の『日本史へのいざない 考えながら学ぼう』の第2弾ができました。今回は、このサイトにはのっていないエピソードも
前著より多くのせています。是非、多くの方に読んでいただければと思います。
・大学・短大で日本史概説をご担当の先生方:参考書の候補としてご検討ください。
・生涯学習担当の方々:日本史講座・研修会にご利用ください。
岩田書院 2011年4月発行 並製本
197ページ 価格:2000円(税抜き) <岩田書院ホームページへ>
<目 次> ※赤字はホームページに載せていないもの
○原始・古代
1 おそるべし!縄文人の智恵
2 国家的危機の中で生まれた天皇制
3 「旅する危険なお役所」-遣唐使-
4 国風文化を今に伝える「平がな」
○中世
5 承久の乱は御家人どうしの争いだった!?
6 「有力」御家人千葉氏の実態
7 足利氏が幕府を開けたのはなぜか?
8 室町時代の農民と領主のせめぎ合い
9 戦国期農民の危機管理
○近世
10 秀吉の情報戦略
11 島原の乱を考える
12 ジレンマの中で出された生類憐れみの令
13 名主は「領主の代官」か「農民の代表」か?
14 江戸時代の農民の休日は?
15 改革に挑んだ「金権」老中-水野忠邦と天保の改革-
○近現代
16 政府がまるごと長期海外出張!?-岩倉使節団-
17 自由民権運動の理想と現実
18 原敬はいかにして「平民宰相」となったか
19 日本国憲法の誕生秘話
○通史
20 牛乳の日本史
○教師のためのページ
1 授業あれこれ1
2 授業あれこれ2
3 私の出会ったすごい先生
4 博学連携
◎『日本史へのいざない』、同2が、雑誌プレジデント ウーマン2015年8月7日号別冊VOL.4の特集「ボロボロになるまで読みたい!最高の感動
261冊」のPart1「一生ものの教養を身につける」「日本史の奥深さに触れる」中級編の1冊(2冊?)として、西弥生先生により紹介されました。
岩田選書◎地域の中世8 『下野中世史の世界』
※ここ20年ほどの間に発表した鎌倉~室町時代の下野に関する論考を中心とした本ができましたので、ご案内いたします。
岩田書院 2010年4月発行 並製本
221ページ 価格:2800円(税抜き) <岩田書院ホームページへ>
<目 次>
第1章 中世における下野の位置-地政学的アプローチ-
第2章 寒河尼-女性地頭の功績-
第3章 南北朝~室町中期における足利庄支配
第4章 南北朝・室町前期における茂木氏の動向-上級権力との関係を中心に-
第5章「茂木文書」調査報告
補論1 茂木氏と東茂木保-鎌倉・南北朝期を中心に-
補論2 茂木賢安の置文について
補論3 南北朝初期における茂木氏と佐竹氏の交流
第6章 鎌倉末~室町期の宇都宮一族-「宇都宮」を名乗った人々-
第7章 南北朝期の越後守護代芳賀氏をめぐって
第8章 花押の謎 三題
1 桃井直常と貞直 2 小山朝氏と桃井六郎 3 女性が証判を加えた軍忠状
第9章 下野中世史研究の回顧と展望-『栃木県史』以降-
※赤字は新稿です。既発表のものも、ほとんど修正、補訂を行いました。
☆書評:栃木県歴史文化研究会『歴史と文化』20号に月井剛氏が書評を書いてくださいました。これは、岩田書院のサイトで
見ることができます。
『日本史へのいざない 考えながら学ぼう』
初版完売、09年3月2刷も完売しました。
お買い上げ、ありがとうございました!
◎このホームページの日本史の部分を中心とした本ができました。もちろん、ホームページにはないお話も載
せています。是非、多くの方に読んでいただければと思います。
・大学・短大で日本史概説をご担当の先生方:参考書の候補としてご検討ください。
・生涯学習担当の方々:日本史講座・研修会にご利用ください。
岩田書院 2006年5月発行 並製本
202ページ 価格:2000円(税抜き)
<目 次> ※赤字はホームページに載せていないもの
○原始・古代
1 縄文人と弥生人-日本人のルーツをたどる-
2 天皇家の系譜と大和政権
3 聖徳太子の実像に迫る
4 律令官人の悲哀
5 藤原道長の悩み
○中世
6 鎌倉幕府の成立はいつか?-1192年は誤り!?-
7 元寇失敗の背景
8 山内経之の苦闘-戦乱の時代に生きた地方武士-
9 金権体質だった(?)室町幕府
10 長篠の戦い-信長勝利の背景をさぐる-
○近世
11 「鎖国」とは「開国」だった!?
12 江戸時代は環境破壊の始まり!?
13 大名にとって参勤交代とは?
14 江戸時代の百姓は本当に貧しかったのか?
15 江戸幕府の法は、農民がつくらせた!?
16 ペリーが日本に来たわけ
17 江戸時代に始まった近代医療
○近現代
18 日清戦争-列強の思惑と日本の政略-
19 日露戦争「勝利」の背景
20 ワシントン体制と日本
21 アジア・太平洋戦争への道
22 戦前も象徴天皇制だった!?
○教師のためのページ
1 教材づくりの方法
2 発問を中心とした授業構成
3 授業の実践方法-グループによる発言競争-
4 よりよい歴史教育をめざして
◎正誤表(2刷では直っています。初版をお持ちの方、すみません、下記のように直してください)
頁 | 該 当 箇 所 「 」 | 訂 正 内 容 「 」 |
14 | 表の43 元明(略) 41の「弟」 | 41の「妹」 |
14 | 表の44 元正(略) 42の「兄」 | 42の「姉」 |
18 | (下から3行目)「4」世紀後半 | 「3」世紀 |
101 | 表 18「47」年頃 | 18「74」年頃 |
114 | (下から6行目)「5」反の水田を所有 | 「約8」反 |
153 | (15行目)当時の日本の国家予算は約8000万円(?)で「すから」 | 「すから」の部分を削る |
158 | (下から7行目)類例「を」ない | 類例「の」ない |
186 | (下から1行目)・7月「22」日 | ・7月「27」日 |
187 | (上から2行目)を決定、新聞には | を決定、「翌日の」新聞には |
☆書評:森山豊明氏(青森県の高校日本史教師)のホームページに掲載されています。
『歴文だより』(栃木県歴史文化研究会)61号に川田純之氏が新刊として紹介してくださいました。
『千葉史学』49号に加藤公明先生が新刊紹介の形で文章を寄せてくださいました。
『地方史研究』235号に藤野敦氏が書評・紹介を書いてくださいました。
『歴史学研究』827号に清水亮氏が紹介文を書いてくださいました。
これらの書評・紹介文は岩田書院のホームページで読むことができます。
『歴史評論』706号に會田康範氏が紹介してくださいました。
『東国守護の歴史的特質』
◎十数年来発表してきた中世東国守護に関する拙論に、新たに数編を加えて、1冊の本にまとめました。
従来の拙論に一部修正を施し、特に発表年の古い小山氏に関する部分は、新たな史料も加えて大幅
に書き改めました。一応研究書ということですので、大変高価なものとなってしまいましたが、もしご関心
のある方はご購読下さればと存じます。あるいは地元公立図書館などに購入をリクエストしていただけれ
ば幸いです。
岩田書院 2001年11月発刊
492ページ 価格:9900円(税抜き) <岩田書院ホームページへ>
<目 次> ※赤字は新稿
序章-問題の所在
第1編 東国守護の淵源
第1章 小山政光の立場
第2章 鎌倉初期における守護の類型化
第2編 下野守護小山氏
第1章 南北朝期における小山氏の動向
第2章 小山氏の守護職権の特質
補論 小山義政の乱に至る小山氏・宇都宮氏の関係
第3章 小山義政の乱後における下野支配の特質
第3編 南北朝・室町前期の東国守護
第1章 常陸国における守護及び旧族領主の存在形態
補論 上杉憲顕常陸分郡守護の可能性-伊藤喜良説の再検討
第2章 千葉氏の下総支配の特質
第3章 甲斐守護についての二、三の問題
第4章 上総守護の任免状況とその背景
第5章 伊豆守護代祐禅
第6章 上杉氏の上野支配の特質
第7章 武蔵武士と守護
第8章 安房守護と結城氏の補任
第9章 相模守護の特質
第4編 鎌倉府軍事体制と東国守護
第1章 南北朝前期
第2章 南北朝後期
終章
★なお、小国浩寿氏による拙著の書評が『千葉史学』40号(2002年5月)に、阿部哲人氏によるものが
『日本歴史』655号(2002年12月)に、峰岸純夫先生によるものが『歴史学研究』773号(2003年3月)
に、江田郁夫氏によるものが『歴史と文化』12号(2003年8月)にそれぞれ掲載されていますが、これら
は岩田書院のホームページで読むことができます。
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