比較文化史の試み 293
大木式の装飾でつかわれている人型のものは、羽状縄文に起源をもっているのだと
まず羽状縄文からく≠フ字型あるいはV字型が抽出される。図@は、これを2:1
図Aは、V字型を縦に三つ並べ、中段はそのままに、上段と下段のV字型を90度内
この十字型のバリエーションのひとつと考えられる。縦に三つ並べられたV字型と、縦
初期の土偶でもそうだが、要するに人間はなぜこのような体形をしているのかという
しかし、完全な人間なのかといえば、そうともいえない。抽象化された理念を具象化 下の写真は岩手県塩ヶ森遺跡から出土したものだが、東北南部や関東とは少し形
(日本の美術2 土偶 原田昌幸著 3p 至文堂) 中期にはいると、明確に顔を意識した表現がなされるようになる。下の写真は青森
(同上) 東北の板状土偶が十字型なのは、宇宙樹(ユッグドラシル)類似の思想を継承してい
るためで、この土偶は木の神格をもっている神の姿をあらわしたものと判断できる。 ************************************* |
考古学からみた古代 (縄文時代編) その67
最終更新日2007年8月13日