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* バコタ族 守護霊像

 スタディー・オブ・ヒューマンカインドは正確には人類学のことを指す。直訳すれば人類の研究ということだが、人に学ぶということでもある。比較文化史もそのスタンスを忘れずにいたい。    

 比較文化史には三つの要素があり、比較と文化と歴史にということなる。比較は二点を比べるということであり、違いを意識化させるという点で文化人類学とは異なる。もちろん、文化間にはおなじことも存在する。要するに特殊と普遍ということであり、文化の違いの発見といってもいい。         

 極端にいうと日本人は中国人になれるか、中国人は日本人になれるか、ということである。なれない。では、なぜそうなるのか。文化伝統の違いによるものだ。では、何が違うのか、と話が進んでくる。

 比較というと隣国を連想するかも知れないが、視野を広くすれば、組み合わせは世界中に無限に存在する。しかも文化の一部分だけに限定する。比較文化史をはじめる前に、どことどこの、文化のなにを比較するのが効率がいい、などといったことを一切考えずに、行き当たりバッタリに勝手に規定する風潮があるように思えてならない。

 おまけに歴史がどのようなものか理解しているとも思えないし、考えたことさえないように見受けられる。

 比較文化史は歴史学と文化人類学の融合という側面をもつ。その及ぶ範囲は広大であり、深い。基礎体力のないままマラソンに出場すれば、倒れるに決まっている。それとおなじことである。


 
比較文化史の試み バックナンバー
 2006 平成18年 下半期

 179. 古事記の神名

旧石器時代編その29 (12/27)

 178. 数えること

旧石器時代編その28 (12/26)

 177. 盟神探湯と古事記

旧石器時代編その27 (12/23)

 176. 盟神探湯と土器

旧石器時代編その26 (12/22)

 175. 墓と石囲い炉

旧石器時代編その25 (12/21)

 174. 細石器文化期

旧石器時代編その24 (12/19)

 173. 盟神探湯と粘土

旧石器時代編その23 (12/18)

 172. 弓と矢の思想

旧石器時代編その22 (12/17)

 171. 台形石器と弓の登場

旧石器時代編その21 (12/15)

 170. 伝承と古事記

旧石器時代編その20 (12/14)

 169. 海面上昇と国生み

旧石器時代編その19 (12/12)

 168. 盟神探湯、サケ

旧石器時代編その18 (12/10)

 167. 石器の形状と思想

旧石器時代編その17 (12/8)

 166. 国府型ナイフと太陽

旧石器時代編その16 (12/6)

 165. ナイフ形石器文化U期

旧石器時代編その15 (12/3)

 164. 磨製石斧と円形

旧石器時代編その14 (12/1)

 163. 風葬そして角錐状石器の登場

旧石器時代編その13 (11/29)

 162. ナイフ形石器文化T期

旧石器時代編その12 (11/27)

 161. 環状ブロック群と石器の形状

旧石器時代編その11 (11/20)

 160. 石器の製作と交換

旧石器時代編その10 (11/16)

 159. 環状ブロック群の意味

旧石器時代編その9 (11/11)

 158. 環状ブロック群の形成

旧石器時代編その8 (11/8)

 157. 後期旧石器時代の時代区分

旧石器時代編その7 (11/6)

 156. 遊動とバンド社会

旧石器時代編その6 (11/4)

 155. チョッパー様石器とチャート石器群

旧石器時代編その5 (11/2)

 154. 人間と火

旧石器時代編その4 (10/31)

 153. 狩猟の役割

旧石器時代編その3 (10/29)

 152. 石刃技法以前

旧石器時代編その2 (10/27)

 151. 石刃技法の登場

旧石器時代編その1 (12/25)

 150. 多摩・武蔵野御陵の話 (10/21)

   

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