１１月２４日にアルカディアの開店２５周年のパーティが行われた。

場所はアルカディア、とはいっても実はこのいつもの西八王子のアルカディアではなく、市ヶ谷にある結婚式場で有名な私学会館「アルカディア」の大雪の間、これはマスターの粋なジョークなんだろうね。

１９７８年１１月開店というからちょうど私が大学入りたての年だ。

よく続いたものだと感動すら覚える。

記念パーティには６０名くらいの人が訪れたとのこと。

　幾人かの人が一番古い客を競って昔話にしけこみ、
　幾人かの人がほとんど潰れかかっていた状態のお店にボランティアで自ら進んで働いていたことを自慢していた。
　さらに幾人かの人が１７，１８の頃からお店に通い始めてお酒もタバコもここで覚えたとうれしそうにしゃべってくれた。

　そして多くの人はなんだかなさけなくて頼りなさげな大人たちだ。

でもこれほどみんなにこのアルカディアが愛されてきたのはマスター高木さんの人柄と包容力によるものだろう。

あんまり誉めると早死にしそうだからこれくらいにしておくが、この高木さんの人柄の元がどこにあったのかは、この日のパーティに出席した人達はみんなわかったはずだ。

高木さんのお母さんのおかげだと。

モダンで、お洒落で、話術にたけ、ユーモアがあって歌も上手。
なんでも黒柳徹子の先輩にあたるそうな。

高木さん！次の２５周年は絶対無いと思ったけど７７歳のマスターも悪くないんじゃない？！
きっといまとそんなに変わんないと思うよ。