Full House / WES MONTGOMERY

ウェス・モンゴメリー(フルハウス)

ジャズの愛聴版はあまり多くないがウェスは別格
リバーサイド、ヴァーブ、CTIとそれぞれに特徴があり
それぞれのよさがある
よく言われるようにリバーサイドが良くてCTIはイージーリスニング化
されていてダメなどということは私はないと思っている
実は個人的にはヴァーブ時代が一番すきなのだが、この一枚、となると
やはり最初に好きになってしまったこのフルハウスになってしまう

オクターブソロやコードソロはダイナミックすぎて
とてもトライしようなどとは思えなくなるが
2曲目の映画音楽のカバーを聴くとやはり、うるうるになる
ウェスのよさはこのダイナミックさとともに
この極度なリリシズムにあると思う
今は亡き桂枝雀師匠が追求された緊張と緩和とでもいうべきか
このLPはジャケットがまたよくて穴があくぐらい見つめていた
1994年には有名なJAZZ625のビデオが発売され
やはりブラウン管に穴があくほど見まくっていた
なにしろムービングウェスが実現したんですからね
ちなみにヴァーブ時代の一番のお気に入りはやはり”ムービングウェス”
CTI時代では”アディインザライフ”です

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ウェスモンゴメリーのビデオはヨーロッパツアーのものがいくつか出ています
ただいずれも自己のカルテットのもので、本人はあまり
気に入っていなかったらしくツアー半ば解雇されてします
あとは地元のヨーロッパのミュージシャンと演奏を続けていました
そのときの様子のビデオで貴重なものだと思います
このビデオでは珍しいアングルで撮られておりちょうどウェスの目線位置から
自身の右手、左手が見られるようになっています
ウェスこのように自分のプレイをみていたんですね、とっても新鮮で不思議な感じです

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