第1幕
1部:アガスティアの葉
2部:をのこ文書
主題:あなた、ぼく、こども
第1幕では、非常に個人的な物語が中心となります。
予言とはいいながらも、我々凡人に興味があるのはまず自分のことです。
そうでなければ占いがこれほどもてはやされるわけはありません。
ここでは自分の子供の頃に振り返ります。
幼少の過去の記憶をたどるつもりでやります。
自分が生を受けたことによる、不安や、さみしさや、
救いをもとめる気持ちは子供にかぎったことではあり
ませんが、大人のように自分で解決するすべを知らず、
まずは一番身近でもある両親にすがらざるを得ません。
子供はみな救いを求めているのです。
−アガスティアの葉−
インドにある世界中の一人一人についての運命や未来が百万巻のヤシの葉に古代タミル語で綴られている。
出生から職業、結婚、死に至るまで、ひいては前世や来世のことまでこと細かに記されている。
音楽はギターシンセのみを使っています。
生まれる前の無意識、子宮の中、世に出現しようとする時を、
この生命体倶楽部という空間の一角からあらわれいずることにより表現します。
−をのこ文書−
江戸時代中期に書かれた日本の将来を予言し書かれた文書。
現代の日本について西洋文明の介入、ジェット機、地下鉄、コンピュータの出現を予言し、荒廃した倫理、道徳をも予見している。
さらに巨大地震、天変地異、外国の軍隊の占領を予言するが、百年に及んだ後、神の如き大君が現れ救済する。
遠い幼少の記憶をサズ(トルコの民族楽器)で一つのテーマを繰り返すことで表現します。
最後はチャイコフスキーの名曲を踊り終わります。
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