9月3日(水)、なんと!あの遠藤賢司様(以下エンケン)のライブに行ってしまったのです!
日本のロックをあまり聴かない自分にとっても、エンケンは別格! CDは数枚所持、ライブ経験も数回あり、のかくれファン? しかし、95年のクラブチッタ川崎でのライブを最後に、お顔を拝見することができないでいました。
この日は、CD付絵本「ボイジャーくん」発売記念ライブ。 以前田中さんと一緒に民族音楽をやっていたYさんから、ライブ前日にチケットを譲り受けました。 あまりの嬉しさに、走って吉祥寺の「スターパインズカフェ」へ! 2階席があり天井も高い、かなり広いライブハウスです。
まずは、Yさんから頼まれた絵本の予約。 イラストは荒井良二さん、CDはアルバム収録の「ボイジャー君」と別バージョンの未発表音源「ボイジャーくん」。 ライブ終了後に、ご両人から手渡されるとか・・・ラッキー! しかもライブペインティングも行なわれる、というから素晴らしい! ステージ後方には巨大キャンバス・・・期待に胸が高鳴ります。 勢いで「ボイジャーくんTシャツ」も購入する自分。
そしてついにエンケン登場! 荒井さんのライブペインティングも始まりました。 13年ぶりの生エンケンだぞ〜! バリバリ、グィ〜〜〜ン!ピ〜〜〜! ん?爆音エレキ?おぉ〜こうきたか〜! 長い長い即興演奏、超ハイテンションの「東京ワッショイ」。 史上最長寿のロックンローラー、健在ですね〜。
真っ白いシャツには部分的に赤い唐草模様。 おや?これはさっき見たグッズのバンダナとお揃いの柄では? そして、ジーンズのサイドにはキラキラした銀のラインが! スリムなお体にそれらがあまりにもピッタリで、コワイくらい・・・ リメイクジーンズがこれほど似合う61歳、他にいますか? カッコよすぎです!も〜どうにでもして〜!です。
ギターを抱えたままでの激しいドラミング! アンプに覆いかぶさっての大熱演! 「歓喜の歌」で盛り上がりはピークに!もっとやれ〜! そこでエレキギターを置き、生ギターを手にするエンケン。 え?休憩なし?了解!ついていきますよ〜。
アコースティック編最初は、みんな好きだよ「カレーライス」。 大暴れしたあとなのに、全く呼吸の乱れないエンケン様。 ウクレレに持ち替え「寝図美よこれが太平洋だ」、和むなぁ。 MCも楽しく微笑ましく・・・このギャップがたまらないっす! そしてご存知「不滅の男」! これってエンケンそのものですよね〜ホントに・・・ 「ボイジャーくん」を歌う頃には、ステージ後ろで荒井さんが描くボイジャーくんも、生き生きとしてなんだか動き出しそう。 「満足できるかな」も「夜汽車のブルース」もサイコー! 宇宙まで飛んで行け〜!ってな感じです。
ラスト「夢よ叫べ」で、なんと客席に降りてきたエンケン! すぐ目の前で叫んでくれました〜! 2時間以上ぶっ続け、あなたも私も完全燃焼、イェイ!
そしてお待ちかね、エンケンと荒井さんからの絵本の手渡し! 受け取るとニッコリして、サッと手を差し出してくれたエンケン。 この手、洗いたくな〜い!なんちゃって・・・
今回のライブで気がついたのは、若いファンがすごく多いこと。 彼らの親の世代でしょう、普通なら・・・でも嬉しいな。 そして意外なことに、みんなすごく静かなのです。 何も見落とすまい、聞き漏らすまい、とばかりに・・・ 目をつぶっている人なんて一人もいません、たぶん。 ただうっとりとエンケンを見つめています。 カリスマという言葉はやたら使われ過ぎて(カリスマ主婦とか)、本当の意味がわからなくなりそうですが、エンケンを見ていると、こういう人のことを言うのかなぁ、と思えてきます。
CDを聴いて彼の音楽を語る前に、まずは会ってみよう! そう、あなたは間違いなくエンケンのとりこになるはず・・・
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