Charlotte
『kyuubiのLibrary』
『推理小説編』


シャーロット・マクラウド

にぎやかな眠り バラクラヴァ大学のある町並みはクリスマス到来になるとにぎやかなイルミネーションに覆われる。騒々しいキャロルの歌声、疾走するソリ、うろつくサンタと妖精。この賑やかさを苦々しく思っていたシャンディ教授には今年こそはと妨害の挙に出た。それが殺人への呼び水になろうとは・・・・。 シャンディ教授シリーズのユーモア・ミステリ第一弾。
蹉跌がころんだ競技大会の季節がやってきた。鋤競争・裸馬の競争・蹉跌投げ!農大としては優勝を目指す。そんなときに馬房の蹉跌がひっくりかえされたのを手始めに雌豚が誘拐されたり、とうとう人殺しまで起こってしまう。大学での出来事にシャンディ教授の活躍となる。独り者だったシャンディ教授も第一弾で知り合ったヘレンと結婚をしています\(^o^)/
ヴィキング・ヴィキングバラクラヴァの隣のランプキンには近々108歳になる女性ヒルダと甥のヘニーの営む農場があるけど超貧乏な農場。そのヒリダのお祝い記事を書こうと記者のクロンカイトがヒルダにインタビューをしているときに農場の使用人が散布機のそばで事故死した。ちょうどそのときヘニーと仲良しのエイムズ教授が農場に来ていた。エイムズはシャンディ教授と親友の間からから、この使用人の事故死の解決をシャンディ教授に依頼し、シャンディ教授の登場となった。そして、この広大な農場敷地内にはヴィキングの宝物が埋まっているという噂が昔からあったことから宝探しの大騒ぎ騒動も絡まったおもしろい作品。
猫が死体を運んできたシャンディ教授の家や他の教授の家をときどきお掃除などをしてくれるローマックス夫人の飼い猫が下宿人の老教授のかつらを運んできたことからローマックス婦人はこの下宿人の死体を発見する。警察では年寄りと言うことで転んで頭を打った事故死としようとするが、ローマックス婦人は納得できずにバラクラヴァでは少しばかり探偵として有名なシャンディ教授に相談した。婦人同様にシャンディ教授も老教授の死に不審を抱き捜査することになるというお話。
オオフダクサの呪いこのストーリーはいままではパラクラヴァでの事件だったけど、今回はちょっと違っておとぎ話風です。有害植物の大量発生に困ったイギリスの植物学会からの招待でシャンディ教授と同僚の教授二人がオオブタクサの調査に乗り出した。このオオブタクサの毒性のためか?単なる夢だったのか中世の時代にタイムスリップしたシャンディ教授たちは、この時代の王家の相続争いが引き起こした王のペットの失踪事件そしてまたもや殺人事件。吟唱詩人となったシャンディ教授がみこどに解決してしまうというお話。
風見大追跡今回は以前にも事件の舞台となったランプキンでの話です。ヘレンは最近、学術教会からの依頼でランプキンの風見鶏の資料集めをしている。この風見鶏の取材をしているときに、このランプキンでの唯一の働き場所と言っても良いランプキン石鹸工場が大火事に見まわれる。この火事が放火とうか爆発物による火事で、経営者と揉めていたクロンカイト記者の兄が犯人として疑われ、クロンカイトはシャンディ教授に兄の無実をはらしてほしいと依頼、またまたシャンディ教授の活躍となる理由だ。今回はヘレンの友人の登場やユニークなキャラの持ち主が登場して今後の作品も楽しみになった。\(^o^)/
フクロウが多すぎる今回は『風見大追跡』でシャンディ教授と知り合いになったミス・ビンクスも今ではバラクラヴァ大学の教授。彼女は恒例のフクロウ数えに学長・シャンディと参加。そしてミス・ビンクスが私財を投じて建設している野外研究所の建設監督として来ているミスタ・エミリクも参加したが、このエミリクがシャンディ教授たちの目の前で殺された。そしてビンクスの手伝いをしている若い女性がエミリクとよくおしゃべりをしていたことから誘拐されて木に縛られているところをシャンディ教授に助けられたりと次から次へと事件が起き、いつもの通りシャンディが事件解決へ乗り出す。いつものことながらユーモアに溢れていて途中でやめられなくて二日で読んでしまった(^o^;
水のなかの何かシャンディ教授は一人で旅に出た。それというのも妻のヘレンが女友人たちと家でパジャマパーティを開くのでその間は以前から興味のあったルピナスの観察をする為にメイン州にやってきのだ。シャンディが泊まっている宿屋の食堂で食べ物をがっついて食べていた男が物を詰まらせたのか突然と皿の上に突っ伏した。シャンディが詰まったものを吐き出させようとしたが、その男は物を詰まらせたの出なくて青酸カリによって死んだのだった。その男は町の嫌われ者フロッジ。シャンディは事件には関わらないようにと思いながらも何かとシャンディの耳にいろんな情報が入ってくる。その上フロッグの妻と名乗っていた女も宿屋の外で殺される。
今回も二日で読んでしまった(^o^;

海外小説は訳者のよって登場人物のイメージや文章の
読み易さも違ってくることで訳者の大切さを改めて知った。(^o^;
この作者のシャーロット・マクラウドは他のアリサ・クレイグと
いうペンネームでも作品を書いているんですって
kyuubiはシャンディ教授シリーズしか読んでない(^o^;

本 『kyuubiの独り言』