弓削 | 「あー、授業も終わったし部活に行こうかな。
あっ、あれは綾乃ちゃんと津琉子ちゃんだ。やっほー」 |
的場 | 「静香さん。こんにちは。」 |
源 | 「こんにちは。」 |
弓削 | 「今から部活でしょ。一緒に行きましょう。
今度の試合って何時だっけ。」 |
源 | 「えーーと・・・・・何時でしたっけ?」 |
的場 | 「6月18日のきらめき高校ですよ。この高校はなかなかお強いらしいですよ。」 |
弓削 | 「そうかー、でもあたし達のデビュー戦だから絶対勝ちましょう。勝って勝って全国制覇よ!」 |
源 | 「・・・全国制覇といえば・・・」 |
弓削 | 「と言えば?」 |
源 | 「入学したばかりの頃、「風鈴堂」のレアチーズケーキを買って帰ろうかなと考えていました時に、星の砂さんが『一緒に全国制覇目指しましょう!』って声をかけてきたのですよ。それから熱心に弓道の事を説明してくださったので、私もそのまま入部したのですよ。」 |
的場 | 「そうだったんですか。」 |
弓削 | 「へー、あいつがそんなことをねぇ。
綾乃ちゃんは、どうして弓道部に入ったの?」 |
的場 | 「私は、小さい頃から弓道をやっていまして、高校でもそのまま続けようと思っていましたところに、佐伯さんからお誘いがありまして。
家にも道場があるんですよ。」 |
弓削 | 「綾乃ちゃんの家って、代々大地主なのよね。」 |
源 | 「そう言う弓削さんは、どうして弓道部に入ったのですか?」 |
弓削 | 「えっ、あたし?あたしは・・・Q道BOYのヤツが弓道部を作るのに人数が足りないからと言ってくるからさ、弓道はやってたことも有るんで、それで入ってやったのさ。」 |
的場 | 「Q道BOYさんとは、以前から知ってらしたのですか?」 |
弓削 | 「ああ、あいつとはいとこなんだ。小さい頃はあたしの方が背が高かったんだぜ。」 |
源 | 「まあ、幼なじみさんなんですね。」 |
的場 | 「Q道BOYさんの事は何でも知ってらっしゃるんですね。」 |
弓削 | 「ま、まあ・・・幼なじみだしね・・。あっほら道場についた、さあ練習しましょう」 |
源 | 「うふふ」 |
的場 | 「うふふ」 |