ハノイレポート

第58回 国境の町 ラオカイ (ラオカイ省)(Cua Khau、Lao Cai)


中国の雲南省と国境を接しているラオカイはハノイから約250キロほどのところにある紅河沿いの小さな町です。
紅河はここで中国の奥深い山々から下ってきたもうひとつの河である南渓河と合流しさらに川幅が広がります。
ラオカイは国境の町とはいっても、国境とわずかの建物や商店がある程度で中国側の国境の町、河口(ハーカウ、Ha Khau)とは比べ物になりません。中国側の町、河口は近代的な建造物や多くの商店が建ち並び、国境ゲートもみすぼらしいベトナム側のものに比べ、中国側は立派なゲートになっています。
両国の国境にはキエウ橋という友好橋がかけられています。このキエウ橋は現在鉄道の橋となっていますが、この国境はその昔中国とベトナムとの間に起きた紛争によりしばらくの間、閉鎖されていました。現在は国交が結ばれ、貨物列車や両国間の都市を結ぶ国際列車が通るようになりました。それからはキエウ橋の横にもうひとつの新キエウ橋が作られ、両国の商人や観光客が自由に行き来するようになりました。
キエウ橋の手前のゲート近くではベトナム人の行商人が大きなカゴをいくつも自転車に載せて、中国の安くて良い商品を買い付けに行く様子が見られます。逆にベトナム側からはラオカイ特産のプラム(ベトナム語でマン、Man)など新鮮なくだものや野菜を中国側に持ちこみ、河口にあるベトナム人市場で売ったりしています。
そして最近のラオカイでは中国からの観光客の集団が多数見られるようになってきました。
観光客は河口の地元のヤオ(瑶)族、イ(彝)族やハニ(哈尼)族のガイドさんに案内されて越境し、ラオカイの対岸のコックレウ地区(Coc Leu)の市場にいきベトナム産の土産や商品を買いに来たりしています。
またラオカイの駅は国境の3キロほど手前にありますが、駅前のバス乗り場からは、避暑地やベトナム最高峰のファンシーパン山があることでも知られるサパ(Sapa)や近郊の少数民族の村バックハー(Bac Ha)へ向かうバスが出発します。
ラオカイは国境の町ですが、町おこしなどがはじまってまだまもないところです。しかし最近では両国の商人が行き来するなど関係が良くなってきているようなので、これからラオカイの町は大きく変っていくかもしれません。
 
写真はラオカイ駅と駅前の様子。そして国境付近の様子とコックレウ橋です。
 
ーーハノイレポート第58回おわりーー

  中国側の河口のレポートは
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                            ラオカイの駅とホーム

        ラオカイ駅前の様子  到着した人々はバイクタクシーや車に乗ってゆく

                              ラオカイ駅前の様子

       国境の様子 赤いゲートが国境で奥にあるビルは中国領
  左の写真は中国人団体旅行者と民族衣装を着たガイドさん   右は国境を越える行商人

                ラオカイ地区とコックレウ地区を結ぶコックレウ橋付近にて

      ホン河に架かるコックレウ橋とホン(紅)河       正面の町は中国の河口