宿酔日記〜嫌い嫌い・弐 (03/06/06)

ハードボイルド作家結城昌治のエッセイに
「・・・肉・魚・野菜が食べられません・・・」と感動的な言葉を思い
出しました。残念ながらタイトルが分からず再読する事が出来ません。
そういえば彼の作品では食事のシーンが無かったような気がします。
同じハードボイルドでも大藪春彦などはグルメシーンではありませんが
、コンビーフにかじりつくような乱暴な「食」シーンがかなりあったと
記憶しています。

また、私のワガママ偏食記にお付き合いください。

サラリーマン一年生、初日うどん屋に誘われ、たくさんの葱が浮いてい
るので半分しか食べられず悪戦苦闘。
以降、営業職としてはお客さんとの昼食、接待など「食」のシーンを考
えると仕事どころではありません。
サラリーマン一年生は「食」との戦いでした。

酒を飲むようになってから偏食はかなり修正されたようです。
ただ現在でも後遺症があり、絶対だめなもの葱、玉ねぎ、納豆。
嫌いというより喉を通らないのです。

それでもハンバーグやチャーハンに混ざっているものは食べられるよう
になり、ラーメンに浮く葱は避けるか飲み込んでしまう。店が空いてい
る時は葱ヌキで注文する。

カツ丼、牛丼のように原型が沢山入っているものは今でもダメ。
250円の牛丼はランチには安くて魅力的なのですが。

また、生ものが苦手。寿司、刺身。これは食べにくいというだけで少量
は食べられる。食べられるが美味いとは思えない。生で食べるなど原始
的であると思い自分を慰める。子供の頃ダメだった煮魚、焼き魚は物に
よっては肉より美味しく食べられるようになりました。

ある時、マグロの切り身のバターソテーに挑戦。好みのウエルダンにす
るとパサパサしてうまくない。やっぱりマグロは刺身なのかなあ。
その後網焼きなど考えるが実行しないまま。

寿司、刺身の嫌いな酒飲みも珍しいとよく云われる。
(人並み以上の酒好きです、特に日本酒)

ステーキもベリーウェルダン(ステーキ屋では軽視されているような気
がする)、レアなどもっての外。馬刺もいけません。
訳知りの友人は焼き鳥の葱だけ食べてくれる、蕎麦やでは薬味の葱を黙
って自分の器に入れてしまう。(ありがたいことです)
そんなわけで今でも外食は怖いのです。

順序も無く支離滅裂ですが、思い出しながらまた続きを。お付き合い頂
ければ幸せです。        (fou

indexへ戻る

TOPページへ

sh2003

スッピン・ハート