宿酔日記〜愛雨(あいう) (03/08/20)
今年の夏は雨ばかり。

「サムサノナツハ オロオロアルキ・・・」(宮沢賢治)


あまりよく降るので辞書で「雨」を引いてみました。
知らない言葉がたくさんあるので驚きました。
俳句をたしなむ方は季語として使われるのでしょうが、無粋な私
には初めて知る言葉ばかり。


長雨の合間に2,3ご紹介しましょう。


●『愛雨(あいう)』雨を好むこと。


家の中から見る雨は趣があって、私は好きです。すぐに“雨見酒”。


●『雨性(あめしょう)』雨に降られやすい人をいう。

傘を忘れると必ず降られる。これも“雨性”でしょうか。


●『淫雨(いんう)』農作物に害を与えるような長雨。

淫乱な雨って何だろうと思ったら、今年みたいな長雨のことでし
た。


●『白雨(しらさめ)』夕立。明るい空から降るにわか雨。

雰囲気があっていいですね。一句・・・うかばない。



●『化雨(ばけあめ)』天気雨。

なるほど、化かされる。狐の嫁入りですね。


●『晴好雨奇(せいこううき)』大自然の景色が、晴れていると
きはもちろん、雨のときも雨なりに趣きがあって美しいこと。

なるほど、と納得。「奇」は奇観だそうです。
今まで「晴耕雨読」しか知りませんでした。




「雨勝」「雨落」「我儘雨」「ほろ時雨」「留客雨」・・・・・
「雨」に関する言葉はまだまだ沢山ありました。
こうしてみると、日本人の生活には雨が大きく影響しているのだ
と実感。
少し勉強になりました、たまには長雨も良いものです。

今度は「酒」で調べてみようかな。     (fou

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