映画うらしまタイムトリップ (03/03/23〜04/05)

「007は殺しの番号」(Dr.NO)1964/3/11

映画に熱中していた頃。名画座、近代美術館(現フィルムセンター)
に毎日通い、新作は後回しだった。公開一年後に観る。第2作「ロシ
アより愛をこめて」を観るまで、タイトルを「ドクターNo.(ナンバー)
007」と勘違い。
アストンマーチンに憧れるが、始めての車はカローラ。



「鞄を持った女」(LA RAGAZZA CON LA VALIGIA)1961/10/28

MM(モンロー)BB(バルドー)の全盛期。新星CC(クラウディア・カ
ルディナーレ)の登場。清楚な色気、憧れの目で熱視。ズルリーニの
描く悲しい女の性などそっちのけで、CCの魅力に没頭。「キンスキー
我が最愛の敵(1999)」40年後の作品(未見)。怖いが観たい!



「五番町夕霧楼」1964/5/3

ラストシーンの美しい景色と、佐久間良子演じる哀しい女。なんとも
せつない作品でした。金閣寺放火事件の水上勉版。三島由紀夫
版「炎上」も素晴らしい作品だったが、映像の美しさが哀しみをより
強調、「五番町〜」に軍配をあげてしまった。哀しい女は美しい。



「あなただけ今晩は」(IRMA RA DOUCE)1963/11/8
 
シャーリー・マクレーンの娼婦が可愛くて最高。「緑の下着は欲
 求不満なのよ」意味不明なセリフを思い出してニヤリ。夜中に
 せっせと働いて自分の女を買うレモンのヒモ役(元警官)も笑
 いの連発。ワイルダーの作品は何を観ても面白かった。



「シベールの日曜日」1963/5/13
(CYBELE OU LES DIMANCHES DE VILLE D’AVRAY)

戦争で記憶を失った男(ハーディ・クリュ−ガー)と少女の出合い。
悲劇的なラストシーンだったと思うが、微笑ましく美しいシーンだけ
が記憶に残る。当時は大戦の残す傷跡をテーマにした作品が多か
った。改めて観るか、美しい記憶にとどめておくべきか。

                                     
タイトル後の月日は映画を見た日)              (fou

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