宿酔日記〜映画初体験 (03/04/18)

BSで「笛吹き童子」「紅孔雀」を放送。懐かしく観て、昔を思い
出す。

初めて観た映画は何だったろう。

テレビの無い時代、夏休みに小学校の校庭で観た母もの(当時は
多かったようだ)か学校で行った映画鑑賞会だと思う。
映画少年では無かったので記憶は定かでないが「ノンちゃん雲に乗
る」が記憶にある最初の映画体験と記憶する。

小学校から団体で行く映画鑑賞会だっと想う。細かいストーリーは
忘れたが“ノンちゃん”(主人公の少女)が池に溺れて人事不省に
なっている間に夢の中で雲に乗る話だったと思う。原節子が出てい
たことなど夢にも知らず。
テレビもなく映画もほとんど観たことが無い小学生には感動。数年
後ディズニー映画を観るまでは最高にファンタスティックな作品だ
った。だから現在でも記憶に残っているのではないか。

小学生の頃観た作品の記憶。

ディズニー作品、東映の「笛吹き童子」「紅孔雀」「七の顔を持つ
男」など。今なら「ドラえもん」「ドラゴンボール」といったとこ
ろか。不思議なことに皆モノクロ作品なのにカラーで記憶している。

中高生から高校前半の頃は

母親と行った「老人と海」「モンパルナスの灯」、父親と行った「
現金に手を出すな」「帰らざる河」「ベンハー」「濹東綺譚
」年上の従妹と行った「ぼくの叔父さん」。なぜか同伴者を記憶し
ている。親たちもずいぶん大人の映画に連れて行ったものだ。大人
たちが観たい作品に同伴させただけかも知れない。

このあたりまでは映画に特別な興味も無く、いつも父兄同伴だった。
一人で映画館へ行くようになったのは高校三年の後半からだと思う。
とりつかれたように映画にのめり込む。大学の四年間はほとんど映
画館通い、たまにキャンパスへ。今でも時々出席日数の足りない夢
を見る。

社会人になってからは時間を拘束されるのと酒場通いでだんだん観
る機会が減ってゆく。二十代後半には殆んど観なくなる。四十代に
なってビデオ録画やレンタルに夢中になり、空白を埋めようとする
が空白はあまりにも大きすぎた。

最近はテレビでも旧作(昔観た作品)を観る事が多い。空白を埋める
ことは不可能なのでのんびり楽しみながら、時には劇場にも出かけ
る。

CGなどの特殊効果を別にすれば映画は基本的に変わらないと思う。
空白の負け惜しみかもしれませんが。

映画っていいですね!                     (fou

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