喫茶店

久しぶりに喫茶店に入った。

友人に奨められた映画を観ようと、仕事帰りに横浜から京急で三駅
の目的地に着いたが、まだ小一時間早かった。

コーヒーでも一杯と、あたりを見回したがチェーン店（ドトールな
ど）のコーヒー・ショップが見つからない、なんて街なんだ。
最近はチェーン店の安い店も内装や椅子が良くなり、５００円払っ
て喫茶店に入るのがムダな気がしていた。

駅前に戻るのも億劫なので目についた゛普通゛の喫茶店に入った。

二十人も座ればいっぱいになる広さ。マスターと男の子の二人でや
っているらしい。

本日のお奨めなどあり、コーヒー専門店らしいが構えたところがな
い。
八十年代のポップスが静かに流れている。旧すぎず新しすぎず心地
よく耳に入ってきた。

何ということの無い゛普通゛の喫茶店。

とてもゆったりした気分になりました。

やはり安いだけではいけないのだ。その店でくつろいだ数十分、仕
事のことも忘れ良い気分で映画館へ。

４３０円。安い出費でした。

映画は素晴らしかった、喫茶店の効用もあったのでは。　　　（fou）