昨日今日明日〜ビール (03/12/05)

いつも発泡酒なのに、キリンの「クラシック・ラガー」を買いまし
た。

ビールって「苦い」ことを思い出す。



飲み始めてから四十年近くになります。

楽しい酒、美味しい酒、悲しい酒、侘びしい酒・・・いろんなお酒
がありました。

旨い酒は、好きな肴で、時間をかけて静かに呑む。

BGMは川のせせらぎか海の潮騒、雨音も悪くない。
時には静かに話す相手がいるのもいい、お酒の邪魔にならない人に
限ります。

こんなことを考えるのですが、なかなかうまくきません。


安酒に肴は夕食のおかず、テレビの雑音、ドアチャイムや電話。
“テレビを消せば”とおっしゃるのは解ります。不思議なもので無
音は逆に落ち着かないものです。

好きなCDでも。音楽に気を取られてしまい酒の味が解らなくなり
そうです。


私の生活環境には海も川もありませ。普通の住宅地です。おまけに
団地の九階、雨音も聞こえないのです。小雨など目に見えにくいこ
ともあり、下まで降りてから雨降りに気づくようなありさまです。


そんなわけで、家で良い雰囲気で良い酒をとは考えない事にしまし
た。

外で飲む時はもっと環境が悪いかもしれません。


こんなことを考えるのは、心にゆとりが無いからかもしれません。


何処でどんなに良い肴や酒があっても、心が穏やかでなければ、旨
い酒にはならないのでしょう。             (fou

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