昨日今日明日〜某月某日B (04/11/05)

十月某日

大老人と昼酒の会、いつもの鰻屋が休み。大老人、所用が有ると
云うのでJRのH駅で待ち合わせる。駅ビルに目ぼしい店が無く、
駅前の天ぷら屋に入る。天ぷら定食を肴に一杯。所用は何かと聞
くと、医師と禁煙の相談とか。思わず“またですか”と言ってし
まった。今度はどのくらい続くのだろう。



十月某日

見たい番組がなくチャンネルを廻していたらプロ野球日本シリー
ズ、落合はどうかなと手を止めたら突然の中断。普段なら得点だ
け見てチャンネルを変えてしまうのに、試合再開までそのまま見
てしまった。49分間中断。両監督の対照的な顔とウロウロする
審判がオモシロクてチャンネルを変えられず。



十月某日

父の仕事仲間だった酩酊画家から半年ぶりに電話あり。「父上の
作品CSでよく放送しているのご存じですか、私が初めて父上に
就いたTV作品もやっています」。見たくてCS加入、DVD購
入したとか。こちらはCS、DVDなし、PCでDVDは見られ
るのでコピーをお願いする。



十月某日

再検査の続き、本日、胃の内視鏡検査を受けた。前回は十年も前。
昨日は九時から飲み食い出来ないと、かなり焦って食べそして酒
をグイグイ飲んだ。九時過ぎ検査の注意事項を確認、何だ飲み物
無しは当日だった。それではもう一杯、結局普段の日より飲み過
ぎ。
朝、軽い二日酔いで検査に臨む。医師がうまいのか咳き込むこと
も無く簡単に終わる。結果は異常なし、やれやれ。
見ても解らない胃壁の写真4カット、三百円也、検査の記念とい
ったところか、「如何ですか」と言われて思わず「ください」と
言ってしまった。病院も商売になる金額ではなし、これは何だろ
う。
家に戻り昼風呂ですっきり、ビールで胃を清める。長時間水分無
し、すきっ腹で風呂上がり、最高に旨かった。
まだ腸の内視鏡検査が残っている、これが一番ヤバそうだ。それ
まで憂鬱が続く。病院は行くだけで病気になった気分になる。お
まけに金の掛かること。大老人と昼酒を飲む鰻屋へ行ってもお釣
りがくる金額だ。毎週鰻で一杯飲んだ方が体に良いのでは。少な
くても精神的に得るものは格段の差が有る。



十月某日

夜八時五十分。埼玉県に近い東京郊外の私鉄駅Aで電車を待って
いる。ここから私鉄とJRを交互に乗り継いで神奈川の自宅まで
約二時間。毎週一回この時間に仕事が終わる。仕事の都合でこの
場所には週2〜3回変則で来ている。
飲み歩いていた頃にはお子様タイムと思っていたが、こんな時間
に素面で電車に乗っているのは何となく落ち着かないものだ。週
一回の不思議な時間帯だ。



十月某日

大老人からのメール。「夜中に素晴らしい景観を写そうとカメラ
を取り出し現実ではない事に気づく」本人の分析では禁煙の禁断
症状で精神のバランスが崩れているとか。
シール療法なので肉体的な禁断症状は皆無のはず。人の記憶は簡
単に消せないようだ。
私は肺のCT検査異常無しで相変わらずパカパカ“紫煙”を吐き
出している。「禁煙ガンバリましょう」と言える立場でもなく激
励の電話も出来ず。



十月某日

朝から競馬新聞片手のオジサンたち(オバサンもかなりいる)が
多い。帰り四時過ぎ、またホームに競馬新聞があふれている。ギ
ャンブル電車(JR南武線)とはよく言ったものだ。
最近土日が仕事日、空いているはずの電車が座れない、競馬は平
日にしてくれないかな。それにしても今日はやけに混んでいる。
ああ、天皇賞か。                        (fou

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