映画・雑記帳 D (03/10/10)

先日、新聞で北海道浦河町という漁師町にある「大黒座」という映
画館の記事を読みました。

50年代初めまでは席数220の劇場が連日満員で人があふれてい
たらしい。その後映画は衰退。

それが最近48席のミニシアターに生まれ変わった。館主の映画に
対する情熱と、熱心なファンの力だと思う。

去年仕事で千葉県の館山市に立ち寄った事がある。

駅前の観光案内所で町の地図を貰うと「キネマ通り」という名称に
気づき、

「映画館は何軒あるのですか」と聞くと

「館山に映画館はありません、定期的に市民ホールで話題作の上映
会はありますが」という答え。

映画を観たい人は木更津まで行くらしい。
キネマ通りはかって映画産業盛んな頃の名残だった。

多分浦河町より大きくて、おまけに「八犬伝」由来の地であり、旧
跡も多い文化的な町のはずなのに。

少し寂しい気がした。                      (fou

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