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ランチャーの作り方を教えて - 1/2

更新 : 2009/01/05

 



ランチャーの実行 完成図:実行時のランチャー

ここではランチャーの作成について解説します。

ランチャーというのは、実行/関連付け/ショートカットなどのファイルを登録しておき、アプリケーションの起動を簡単にしよう、あるいはデスクトップに散らかったアイコンを整理したい、などでよく使われるソフトです。
今回は、ランチャーとしての最低限の機能(アプリの登録/削除/起動)を盛り込んだソフトを作ってみます。

ランチャー作成のポイント
●Win32API の ExtractAssociatedIcon, ShellExecute 関数の利用
以上を理解すれば作成できます。

それでは早速作ってみましょう。


まず、新規にアプリケーションを作成して、以下のコンポーネントを配置します。

Image を左上隅にひとつ配置してください(実行ファイルをひとつ登録する小型のランチャーを考えています。登録数を多くしたい方は適宜増やしてください)。後ほどコーディングで Form1 サイズを Width = 125, Height = 66 にしますので、その中に収まるように調整してください。面倒な場合は、適当に配置して Form1 の大きさを変えても OK です。

PopupMenu1 には、"登録"、"削除" のメニューを作っておきます。
OpenDialog1 のフィルタ名には "実行ファイル" 、フィルタには "*.exe" を設定してください。

ランチャー 解説

コンポーネント Name 説明
TImage Image1 32X32 で配置
TOpenDialog OpenDialog1 Filter でフィルタ名 "実行ファイル" とフィルタ "*.exe" を指定
TPopupMenu PopupMenu1 登録(Save1)と削除(Delete1)で使います。

コンポーネントの配置が済んだら、ヘッダーファイル Unit1.h のコーディングを行います。

今回は、ひとつの変数を使いますので、それを宣言します。


private:	// ユーザー宣言
    AnsiString appname;     

次に実際のコードを Unit1.cpp に書いていきます。

今回、Win32API を使うので必要なファイルをインクルードしておきます。


#include <shellapi.h> 

イベントハンドラを記述します。

Form1 と Image1 の大きさを決め、Image1 には PopupMenu1 を設定しておきます。
登録ファイルを保持する変数にヌルを代入します。


void __fastcall TForm1::FormCreate(TObject *Sender) 
{
    //Form の大きさ
    Width = 125;
    Height = 66;

    Image1->Height = 32;
    Image1->Width  = 32;

    Image1->PopupMenu = PopupMenu1;

    // 登録ファイル名の初期化
    appname = "";
}


次は、アプリを登録するコードを追加していきます。

続く・・・。



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