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Borland C++ Builder 技術的なヒント集 2 |
更新 : 2010/03/21 |
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15.
キャッシュファイルを使う Download 大量のデータを読み込む、繰り返し同じデータを読み込むなどでは、処理に時間がかかり、無駄も多いです。そのようなとき便利なのが、キャッシュファイルです。きちんと処理させるには、コードをしっかり書く必要があり、少し手間ですが、一度使ってみるとその便利さは忘れられなくなります。 サンプルは、実行ファイルの置かれたフォルダの画像を読み込んでいます(適当な画像ファイルを用意して試してください)。二度目の読み込みから、高速に機能します。キャッシュファイルの素晴らしさを実感してください。 なお、例外処理などをかなり端折って書いてありますので、読み込み時、他の操作を行うとおかしな表示になる場合があります。 16. プログラマに必須な 「プログラムの追加と削除」 Download ソフトを公開すると、インストールとアンインストールする機能が必要になります。フリーウエアと限らず、社内で使うようなソフトにおいても 「プログラムの追加と削除」 への、アプリケーションの登録、削除はできるようにしておきたいものです。 慣れないユーザーにソフトを簡単に使ってもらう工夫のひとつなので、ぜひ覚えておくとよいでしょう。 サンプルでは、"TestProject.exe" を起動して 「プログラムの追加と削除」 に "テストプロジェクト" を登録しています。削除するには、"Uninst.exe" を実行するか "テストプロジェクト" を選んで [変更と削除] ボタンをクリックしてください。"TestProject.exe", "Uninst.exe" も削除されます。 17. OpenDialog でフォルダも指定する Download ファイルを指定するには、OpenDialog を、フォルダを指定するには、フォルダ選択ダイアログ(SHBrowseForFolder)を使います。ただ、圧縮ソフトなどで、ファイルとフォルダを一緒に指定したいとき、困ります。そこで、OpenDialog でファイルとフォルダを一緒に選択できるようにしておきます。OpenDialog は複数ファイルを選択すると、おかしな順で取得されますので、それも修正しておきます。これで使い道が広がります。 サンプルをクリックして、ファイルとフォルダを選択してみてください。取得順も確認できます。 18. コントロールパネルのツールを操作する Download コントロールパネルのツール、たとえば 「画面のプロパティ」 などの設定をアプリケーション内から操作したいときがあります。ダイアログを自動的に表示するだけでも、使いかってが向上しますが、必要な項目が分かっていれば、クリックやチェックオン/オフまで実行しておけばより親切でしょう。ひとつやり方を知っておけば、いろいろなツールが操作できます。 ここでは、「電源オプションのプロパティ」 の [詳細設定] タブにある [スタンバイから回復するときにパスワードの入力を求める] のチェックをオフにしています。 |