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最初は、VCL
を使うだけでいろいろなアプリケーションを作っていましたが、自分のフォームから飛び出るような操作(デスクトップからマウスの
Drag&Drop
で色を取得する、ツールバーの領域を調べたいなど)をしたい場合に必要になってくるのが
Win32API
です。 VCL が実装していない標準コントロールの機能は、Win32API を使えば必ずアクセスできます(ヘルプが英語であったり、サンプルが出ていなかったりで使い方が分からず、たいがい苦労しますが……)。コントロールの Handle プロパティはウィンドウハンドルを返します。Win32 はこれを使ってコントロールを識別するので、このハンドルを Windows API に渡せば、VCL を使わずにコントロールを操作することができるはずです(できないのは自分が知らないだけ、と言うことでしょうか)。私が作ったプログラムでも Win32API を使ったものがあります。 インターネットでは大勢の人が、親切に使い方を説明してくれていますので、それらを参考にあれこれと試しています。何度か Win32API とつきあっているうちに、決まった形が見えてきて、記述するのが楽になってきます。それでも全く分からず、お手上げ状態ということもたびたびあります。 作り続けていくと、こんなのを実現したい、という要望がきっと生まれてきて、かならず Win32API のお世話になることでしょう。それは、作るプログラムが高度になった証拠で、素直に喜ぶべきです。また、作る楽しさも広がったわけですから、大いに楽しんで(苦しんで)高度なプログラム作りに挑戦しましょう(2004/02/17)。 |