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解説: TClipboard は、Windows クリップボードをカプセル化しています。 TClipboard を使うと、アプリケーションでオブジェクトの切り取り、コピー、貼り付けが行えます。 クリップボードを使うためには、 "Clipbrd.hpp" をインクルードする必要があります。 使用例: 今回の例は、クリップボードにあるデータがテキストかどうか調べています。 アプリケーション起動後、Edit1 にテキストを入力します。Button1 をクリックしてから Button2 をクリックすると、クリップボードの情報がテキストの場合、メッセージが表示されます。 コンポーネントは、Edit と Button 二つを適当に配置するだけです。 流れとしては、まずクリップボードにデータを格納するため、Edit1 にテキストを入力して、Button1 の OnClick で、Edit1 のテキストをクリップボードにコピーします。 次に Button2 の OnClick で、クリップボードの内容がテキストかどうか調べます。テキストであれば、メッセージを表示します。 画像などをコピーして試してみるといいかもしれません。 #include <clipbrd.hpp> //------------------------------------------------------------------- void __fastcall TForm1::Button1Click(TObject *Sender) { //Edit1 に入力された文字列をクリップボードにコピー。 Clipboard()->AsText = Edit1->Text; } //------------------------------------------------------------------- void __fastcall TForm1::Button2Click(TObject *Sender) { //貼り付ける前にクリップボードの情報がテキストかどうか調べる if (Clipboard()->HasFormat(CF_TEXT)) ShowMessage("テキストです!"); } //------------------------------------------------------------------- |