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解説: TListBox コンポーネントを使うとユーザーが選択可能なリストを表示することができます。リストは、ファイル名であったり、読み込んだファイル内容であったり、多岐に渡ります。 リストの項目は、クリックして選択でき、追加、削除も行え、項目がコンポーネントのウィンドウに入りきらない場合は、垂直スクロールバーが表示されます(水平スクロールバーは、コーディングで表示可能)。 OnDrawItem イベントを使うと、背景色や文字色を変えられますので、使い方を覚えてプログラムの幅を広げてください。 使用例: 今回は、MultiSelect プロパティが true と false の場合に、指定行をコードで選択してみます。 コンポーネントは、 ListBox 二つと、Button を二つ適当に配置します。 各 ListBox の Items プロパティに 5 行程度の文字列を代入しておいてください。 イベントは、Button1 の OnClick と Button2 の OnClick です。 まず、Button1Click では、MultiSelect を false にしています。次に 3 番目の項目を ItemIndex プロパティで選択しています。 Button2Click では、MultiSelect を true にしています。 Button1Click と同様、3 番目の項目を Selected プロパティで選択しています。 今回は、コードで行を指定していますが、クリックで指定した行を取得する方法もコーディングしてみてください。 //------------------------------------------------------------------- void __fastcall TForm1::Button1Click(TObject *Sender) { ListBox1->MultiSelect = false; //指定行を選択する ListBox1->ItemIndex = 2; } //------------------------------------------------------------------- void __fastcall TForm1::Button2Click(TObject *Sender) { ListBox2->MultiSelect = true; //指定行を選択する ListBox2->Selected[2] = true; } //------------------------------------------------------------------- |