|
||
解説: ListView コンポーネントを使うと、マイコンピュータの詳細表示と同じような外観になり、操作も同じようにできます。プロパティやメソッドで、データを揃えて表示したり、追加、削除などの操作を行います。 最初は、Columns, Items, SubItems などを使うのは面倒かもしれません。慣れると便利なコンポーネントなので、挑戦してみてください。 カラムやアイテムは、オブジェクトインスペクタを使って設定すれば、簡単ですが、実際のアプリケーションでは、リアルタイムにアイテムを追加したり、削除したりが必要になります。設計時だけでなく、コードでも変更したり、項目を操作できるようにしておくと良いでしょう。 使用例: アプリケーションでデータの整理を想定して、アイテムをコードで追加してみます。 例では、ひとつだけの追加ですが、時間のある方は、複数の追加や削除ができるように、変更を加えてみてください。 コンポーネントは、 ListView, Button を適当に配置します。 ListView1 の ViewStyle プロパティを vsReport に変更しておいてください。 ListView1 のカラムをオブジェクトインスペクタで設定します。 ListView1 で右クリックしてカラムを設定。追加ボタンをクリックして二つのカラムを作ります。ひとつ目のカラムは Caption を "ID"。続けて Caption を "名前" に設定します。 アプリケーション起動後、Button1 をクリックすると、ListView1 に項目が追加されます。 先頭の項目と次からの項目で指定方法が異なりますので、注意してください。 //------------------------------------------------------------------- void __fastcall TForm1::Button1Click(TObject *Sender) { //アイテム入力 ListView1->Items->Add(); ListView1->Items->Item[0]->Caption = "1"; ListView1->Items->Item[0]->SubItems->Add("Ken"); } //------------------------------------------------------------------- |