お城将棋 for CLIE Ver1.00 取扱説明書 平成17年11月 8日 ご挨拶 このたびは「お城将棋 for CLIE」(以下、本ソフトウェア)をお買い上げいただき誠 にありがとうございます。ご使用の前にこの取扱説明書をよくお読みの上、正しい使 用方法でお楽しみください。 ご注意 本ソフトウェアはCLIE以外でも動作しますが、その場合メモリスティックに関する機 能は使えませんので、あらかじめ御了承ください。 また、人間同士の棋譜をとるソフトで、コンピュータとの対戦機能はありませんので ご注意ください。 本製品は、エンドユーザーであるお客様が有するPalm OS搭載機複数台にインストー ルすることができ、その使用ライセンスを許諾するものです。 本製品を私の許諾なく、第三者への販売、レンタル、配布、譲渡を行うことはできま せん。 動作環境 対応機種下記の機種は動作確認済みです。 Sony PEG-S500c IBM WorkPad c3 8602 50J 対応OS 日本語版palmOS Ver.3.0以上 必要メモリ 約42KB ※インストール時には本体の他Windows機かMacintosh機、クレードルまたはメモリ スティックが必要です。インストールの前に大切なデータはバックアップを取ること をお奨めします。 ■ファイルの説明  Oshiro.prc・・・(本体プログラム)  Readme.txt・・・(取扱説明書/このテキストデータ) ■インストール方法 HotSyncやメモリスティック経由でOshiro.prcをPalm本体にコピーします。 ■プログラムのアンインストール Palm OS 搭載機本体よりアプリケーションの起動画面を表示させます。メニューアイ コンをタップして「アプリケーション」メニューの中から「削除」を選択します。ア プリケーション一覧の中から「お城将棋」を選択して、「削除」をタップします。 削除するアプリケーションの確認表示で「はい」をタップすると、プログラムはアン インストールされます。 操作方法 ■お城将棋の起動方法 Palm OS 搭載機(以下Palm本体と略)のアプリケーション起動画面より「お城将棋」 をタップして起動します。 ■駒の動かし方 動かしたい駒をタップし、動かしたい位置をタップするだけです。 成・不成が必要の場合、コンピュータが聞いてきますので、成または不成ボタンを選 択してください。 王を取られる手を含む反則手は入力できません。 手数制限があって、平手の場合256手まで、駒落ちの場合255手までです。 移動元の駒として誤って別な駒をタップした場合は、どこか動けない位置をタップす ると、移動元のキャンセルができます。 ■ツールボタン ツールボタンが上部に配置されてます。 左から「1手進める」「最終局面まで進める」「初期局面に戻す」「1手戻す」です。 違う駒を動かした場合は、「1手戻す」のボタンをタップして手の再入力を行ってく ださい。 ■メニュー メニューをタップするか、タイトルのお城将棋の文字をタップするとメニューが表示 されます。 以下は、メニューについての説明です。 なお、ファイルに関する機能は、メモリスティック搭載機種(つまりCLIE)以外は使 えません。 使うと、「この機能はサポートしてません。」というメッセージが出力されます。 また、本ソフトウェアがシェアウェアである為、ファイル機能を使う場合は、レジス トリ登録が必要になります。  ●レジストリ   メニューのその他のレジストリにレジストリ登録機能があります。   連絡の受けたキーを入力して登録ボタンをタップしてください。   キーがあっている場合は、メモリステックが使えるようになります。   以降、レジストリ登録は必要なくなります。  ●ファイル名   メモリスティック上の城山形式の棋譜ファイルを指定します。   存在しない場合は、新規にファイルを作成します。   購入直後とか、メモリスティックが新しくなった場合は、必ずこの作業を行って   ください。   ファイル名は、半角8文字(全角の場合4文字)で拡張子(.mix,.mkf)をのぞいた 名前を指定してください。   ファイル名として日本語を使って構いませんが、?,*,\,/等のファイル名として好   ましくない文字は使わないでください。   デフォルトは、CLIEになっています。   ファイルは、/palm/programs/kifuのフォルダに2つ作成され、この2つで(2の   31乗-2)件までの棋譜を管理出来ますが、実際はメモリスティックの容量の関係 で、24万件(約126Mbyte)くらいまででしょう。   ファイルがすでに存在する場合は、登録されてる棋譜の数が表示されます。   なお、棋譜が存在される場合は、後半最大256件が一覧表に自動格納され一覧表で   のアクセスが可能になります。  ●棋譜読込   メモリスティックから1件棋譜データを読込ます。   棋譜番号の指定が必要です。   デフォルトとして、最後に読み書きした棋譜番号が表示されてます。   棋譜番号入力は、半角数字で行ってください。   CLIEの場合、半角にするには日/英をタップすると全角半角切り替わるようです。   ATOKの場合は、わかりませんでした。  ●新規書込   メモリスティックに現在の棋譜データを新規に書込ます。  ●修正書込   メモリスティックに現在の棋譜データを書込ます。   棋譜番号の指定が必要です。   デフォルトとして、最後に読み書きした棋譜番号が表示されてます。   つまり、そのまま修正ボタンをタップすれば前回の棋譜を修正する事になります。  ●局面検索   同一局面検索を行います。   ここでいう同一局面とは、盤上、駒台、手番まで一致する局面を言います。   検索速度は、CPU速度、メモリスティックのアクセス速度、局面にもよりますが、   33MHz CPU、投了図局面、1490件程度で26秒くらいかかります。   検索件数が150件を超す場合は、検索中のメッセージが表示されます。   同一棋譜が存在される場合は、後半最大256件が一覧表に自動格納され一覧表で   のアクセスが可能になります。  ●一覧表   ファイル名指定や検索を行うと結果を後半最大256件まで一覧表で見る事が   出来ます。   一覧表と言っても、表示エリアの関係で、1件分の対局者名・日付・棋譜番号   が表示されるだけですが、・・・・   256件に限定したのは、次の棋譜情報を見る為に256回もタップしたら疲   れるだろうと判断してこの件数にしてます。   また、後半に絞ったのは後半に最新棋譜が多く、こちらの方が便利だと判断し   たからです。   前ボタン、後ボタンで読み込みたい棋譜をセレクトして読込ボタンをタップし   てください。  ●棋士名検索   棋士名検索を行います。   棋士名は、半角スペース・全角スペースを除いて比較します。   つまり、「太郎 浦太郎」という人と「太郎浦 太郎」という人がいたとして   も同一人物として処理します。   また、入力した文字までが検索範囲です。   つまり、「羽生」と入力して「羽生善治」と「羽生理恵」を検索する事も可能   です。   検索速度は、CPU速度、メモリスティックのアクセス速度にもよりますが、局面   検索の13倍以上はあると思います。   検索件数が2000件を超す場合は、検索中のメッセージが表示されます。   対象棋譜が存在する場合は、後半最大256件が一覧表に自動格納され一覧表で   のアクセスが可能になります。   なお、棋士名無しでこの機能を使う(全データ一覧表に入れたい)場合は、ファ   イル名指定を行った方が明らかに速いです。(一瞬で終わります)  ●初期局面   初期局面を平手、香落ち、角落ち、飛落ち、飛香落ち、二枚落ち、四枚落ち、六   枚落ち、八枚落ち、十枚落ち、裸玉に設定可能です。   ツールボタンの「初期画面に戻す」でも、初期画面にする事が出来ますが、メニュ   ーで初期画面を設定すると、指し手のすべてクリア、対局日付をマシンの日付に   する等が自動で行われます。 なお、マシン日付は、palm OSの場合、1904年1月1日からの相対秒で日付取得が可   能になってます。   これは、2040年頃パンクしますので、ご了承ください。   最初から棋譜をインプットする場合は初期局面のメニューを、再現したい場合は   ツールボタンを選ぶ事をお薦めします。  ●対局条件   対局者名、日付を設定する事が出来ます。  ●投了   手番の人が投了したときに選択してください。   投了後も棋譜を入力しても構いません。   また、千日手判断機能はありますが、これ以降も棋譜を入力しても構いません。   その場合、勝敗結果はキャンセルされます。  ●お城将棋について   バージョン情報を表示します。 ■セーブについて. 対局棋譜についてはオートセーブです。 対局途中に他のアプリケーションを起動した場合、電源をオフにした場合に自動的に セーブされ、次回に本ソフトウェアを起動したときに復旧されます。 実際には、OshiroDB.PDBというファイルに棋譜が書き込まれていて、これをWindows版 のお城将棋 for Windows Ver1.25以降に読み込ませると、1局だけですがWindows上で 棋譜の再現が可能です。 Windows版のお城将棋は、Ver1.xx,Ver2.xx,Ver3.xxとありますが、2.xxと3.xxは256 色バージョンのプロ棋士等にサポートした逆に古いバージョンです。 対応しているバージョンは、Ver1.25以降のVer1.xxだけです。 Windowsへのファイルの移動は、HotSyncやメモリステックを御利用ください。 ■他のソフトとのインターフェース このソフト自体は、お城将棋 for Windows Ver1.25以降と互換性があります。 Windows版のお城将棋は、かなり多くの将棋ソフトの棋譜をサポートしていて森田将棋、 柿木将棋、永世名人、CSA形式、城山、棋泉、Shotest、Spear、隠岐、野下研、棋太平、 丸山将棋、赤富士、KAYA、Spear、加藤一二三等です。 (このうち、城山がこのソフトがサポートしている形式です。) ここでサポートしていると書いた形式のうち、一部はDOS版の方をサポートして、 Windows版はサポートしてなかったり、平手のみだったり、こちらからReadは出来るけ ど、Writeは駄目だったりします。 例えば、森田将棋は、DOS版はサポートしてるけど、Windows版はサポートしてなかった り、柿木将棋はKIFはサポートしてるけど、KI2とKIFUはサポートしてなかったりします。 従って、「らの部屋」からWindows版のお城将棋を実際ダウンロードして確認してくだ さい。 プロ棋士が使用している棋泉については、もともとお城将棋 for Windowsは棋泉をサ ポートする唯一のWindowsソフトでした。 従って、MS-DOS版の棋泉については、当然サポートしてます。 ただ、Windows版の棋泉についてはその後に開発され、棋泉が機能拡張を行った関係で サポートしなくなっていましたが、Ver1.25以降はサポートされるようになってます。 また、連盟関係者のみしか使えないようにパスワード入力が必要でしたが、棋泉自体が 一般公開された関係でVer1.25よりパスワード設定を外してあります。 従って、棋泉データは城山形式にコンバートすれば使えます。 ただ、Windowsに移っての機能拡張分(コメント入力・消費時間入力・棋泉子番号等)は お城将棋 for Windowsはサポートしてません。 ■お試し版について お試し版は、平手棋譜をならべる程度の機能しかありません。 (メニュー等もついてません。) オートセーブ機能もありません。 動作については、このマニュアルを参考にしてください。 ■ユーザーサポート 私のホームページ「らの部屋」をご利用するか、直接メールで問い合わせてください。 http://www2.ttcn.ne.jp/tsuma/ Palm OS、Palm Desktop、HotSyncはPalm,Inc.およびその子会社の登録商標または商 標です。 WindowsはMicrosoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。 MacintoshはApple Computer,Inc.の米国およびその他の国における登録商標です。 本書に記載されているその他の社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。