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らの年金問題

らは、会社を途中で辞めた為に、国民年金に加入しました。国民年金というのは皆さん、ご存じの通りかなり少ないです。辞めた当時はあまり長く生きれないと思ってましたから、年金なんて気にしてなかったです。ところが、なかなかくたばらず長く生きるにつれて年金が気になり始めました。叔母に会社を辞めるときに年金がかなり少ないと注意を受けていたのを思い出したのです。
そこで、独身で女、子供にカネを渡す必要なんてありませんから、7年前に国民年金基金に加入したんです。どうせ税金で取られるだけですから節税にもなるんです。ところが入り方が純情でなく、13口月支払いが\67,650です。
13口というのは、1口目が月3万円受け取れるのですが、他は月1万円受け取れるようになってます。従って月15万円、国民年金とは別に受け取れる事を意味します。これは加入当時の法律で年金はかなり率がよく、現在はとてもこんな額は受け取れないんです。
ところが、政府が派遣法という法律をいつの間にか修正して今年の四月から働く場合は厚生年金に入らないといけないようにしたんです。これは、らの年金には何の関係ないように見えますが、実は大きな問題があって、厚生年金に加入と同時に国民年金基金は退会扱いになるんです。つまり、月15万がもらえなくなるんです。
どのくらいの被害額かというと、年金の計算式は公開されてないんでよくわからないですが、単純計算で以下のようになります。
人間の平均年金受給期間が15年としますと15万×10年÷17年×12ヶ月×15年=1588万減額
17年というのは満50歳で残り支払い期間が10年ですので10+7=17
67650×12ヶ月×10年=811万。(未払い金額)
1588万−811万=約777万損。
つまり、一瞬でも2007年4月から働くと約777万円年金が減らされる計算が成立してるんです。社会保険庁にもこの計算式でメールで文句言ったんですが、ダメでした。
従って、仕事を辞める事にしたんです。
まっ、最近になって年金問題が社会問題になったのですが、別の意味で年金の法律は問題あるんです。
独身男性が国民年金だけなら受け取れる年金額は月約6万円と言われてます。
これで生活していけると思います?都会だと家賃だけでも危ないレベルです。らの場合は厚生年金があるので、これよりも若干いいです。けど、こういう問題の為に国民年金基金があるのですが、他の法律も知らないうちに改訂してるので、らのような悲劇が起こるんです。
働いたら、一瞬にして777万も失う。そんなバカな法律を決める方がどうかしてるんです。
政府は、らのような立場の人間の事も考えて欲しいもんです。

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