ジャパニーズホラー安い美味い当たり前
視聴側から作り手に送るヒントマニュアル

■70分ジャパニーズホラーに満足な開放感は無い安い美味い当たり前
一部の劇場のみで公開したものも含め近年多いタイプである。これに限り、劇場公開映画と称してもVシネマという認識がある。
キリの良い締めくくりで物語を終結する美的センスも伺えるが
お手軽と尻切れな内容という認知は否めない。DVDソフトになると内容それだけでは価格に見合わないと判断する。
暗いトーンの中で美少女を徘徊させ何の変哲も無いグダグダした流れだけで首が凝る。
最後は食べようとしたはずのお皿の上にあったケーキが無くなっているか、ケーキを持ち上げたとたんお皿に落書きがしてあったりするのと変らない拍子。
70分ホラーの中身は実の所あまり無い。先入観だけが巧みに感じられるが目の前の空間や人物に感情移入できない点が実に惜しい。
怖さの度合いは個人差に比例するにしても下品に言えば最後まで1回もヌケ無い未消化のインポテンツに生殺し状態の作品。
消化不良は起こさないが見たらみんな中身同じ愛着も無い。完成度はみんな同じ。どれも同じに見える。
物語や設定と色々なものは良いが一度で飽きるのでもうちょいなんとかしないと微妙〜なんです。
DVDソフトになったら価格も見合わず物語の解説見ても違うストーリーだけ中身がフニャフニャとさっぱり分からない。
売れなければ評価もされず。困るのは作り手。しっかりした功績を出さねば評価と名声はついてこないばかりか後世に語り継がれ残る作品にならない。

70分ジャパニーズホラーの特徴と問題材料 満足感の未消化で開放感を出させない手法。
代理欲求が実に巧みだがそう簡単には引っ掛からない。
同じ完成度の乱発は飽きるし着いて行けない。
TVでもVシネマでもない独特の完成度。
予算の無い安い作品という印象は残ってしまう。
アマチュア撮影のインディーズの部類と判断してしまう。
向上に努めるのは必然。

役回りについてはたまに
熟した渋めを主人公に脇を若いタレントが固めるのが良いかもしれない。
サスペンスドラマなどのキャスティングとそう変らないのでイメージはしっくりする。
子役についてはクローズアップして活かせるか。
天才性質を活用するより見た目勝負。
JrアイドルDVD人気を見る限りでは顔と容姿・お肌の露出だが
無闇に食い込んだパンツに半尻とフトモモ出せばいいというわけにもいかない。
転んだシーンくらいは活用できるだろうが。セリフが無いままでも問題ない。
ベテラン俳優に関しては立ち回りセリフ共に存在感はある。
その世界の人物として浮いてなければ問題はそれほどない。
画面に溶け込みすぎて希薄な存在にならないよう
演出と演技の熱と設定の噛みあわせだろう。

下記に一例。
■主人公−キャスティングの主点配置
若年主人公脇役も年齢が同等になりがち
中年主人公上中下自在に配置可能
熟年主人公脇役に若い子を配置できる
子供主人公脇役に年上を配置できる
■先入観が生まれる点
暗いトーン
主人公の変哲の無い行動
無駄にぬるい流れ
人が少ない御蔭で灰色のような世界観が滲み出てる

■目の前の空間や人物に感情移入できない点は描写と強調の強弱
人物への撮影に力が入ってない
表情を捉えてない
カメラ位置がずっと退き過ぎたままで仕掛けカメラのように見える
注目すべきものに焦点を合わせてない

■拍子の後味は肩透かし手法
ウロチョロ行動しても実にならない
何だったのかという結論は無い
主人公の背後に幽霊が付き纏っている終わり
主人公が食われて居なくなり幽霊がアリジゴクのような存在の趣の終わり

■安いと思われる原因
衣装が私服や制服ばっかり
見慣れた近代風景ばっかりで生臭い
異世界が描写できない
幽霊が人間そのまんまばっかし
幽霊が顔を見せる
幽霊が声を発してしまう
目が生前のままで瞳孔が縮まってない
理解を示して消えてしまう
男の幽霊、子供の幽霊がダサイ。
唐突に出て来るのに頼りすぎ
特殊効果がない
主人公が若い人ばっかりでしかも無難な役回り
主役1人だけを強調しすぎて脇役がゴミになっている
脇役が出ない
近代アイテムに頼り過ぎ
場所が都会ばっかり
適当に死にすぎ
人の命を助けない

■幽霊のタイプ
髪型・長い黒髪・髪で顔隠し一番冷たくて気色悪い怖さを連想させる定番
服装・白い服装・スカート・半袖白装束を連想させるか清楚な感じ。すっ裸、Gパンや短パン、ミニスカ、着ぐるみは居ませんな
体型・痩せ型太った人は幽霊としての素質に欠けるのかいませんね 半壊や膨張してもOKですが
部分型・手だけ・首だけ・首無し結構クドイ役割になりがち。合成修正しなくてはならないが面倒くさがらず
自縛霊・浮遊霊観念として特定の場所からあまり動かないのがいいですね
女型最も多いタイプなので生きる者に死を与える役割として目立つ万能型
オヤジ型精々突っ立って手を伸ばすくらいの役で魅力無し。暴力描写があるとうっとおしいだけになるからパス
子供型アットホームな役割もあり。ウザイ役割もあり。無表情限定。怖くない印象。少々キモイ印象
動物型道案内的な役割のみ限定
青白い人魂近代化の場所に頼りがちで必要性も無い。今時古いのでやってもダラダラ見せる必要は無い
時代物落武者、兵隊さん。色々な物への執着心あり非業の死を遂げた場数が違うものの役目と演出は難しい。


■パターン

●普通の近代ホラー寄りならこういうパターン
犠牲者→錯綜→幽霊→調査→過去の経緯犯人→道ずれ→終わらない





死にました→浮かばれません→幽霊



●お手軽ホラーならこういうパターン
日常→ブラリ映る→何かいると感じ取る→気のせい?→背後にいる→日常→身近にまとわりつく→見てしまった→死にました


●怪談ものなら先に殺されて何もかも奪い追い詰めるために化けて出る執念・嫉妬パターン
日常→地位か横恋慕→邪魔者を消す→死に絶えるまでしつこい→嫉妬するような日常→顔ドアップで化けて出る→恨み節→ご乱心→発狂→自害させ取り殺す
沼、古池、井戸と何かと水の場所を使い印象に置く。人気の無い名残も枯れ果てた場所というものに哀愁深味が漂う効果。
時代背景を纏えば邦画ホラーの真価が発揮される。


経緯は決まりきっている、簡単に幽霊として出てくるのはちとおかしいがクドくなるので出てくるのに理由もいらない場合はある。
怖がらせるだけのただの見世物でもない。
まず死人が出ているから幽霊が出る。理由として殺人・事故は多い。儀式生贄は滅多に使われない。
飽きられると単なるビックリホラーより謎を追うミステリーとの複合路線が基本になる。雰囲気だけ目指すと筋書きの流れと映像のみのダルイものに固執する。
名作・傑作っぽい雰囲気を出すにはやはり音楽は欠かせずタイプも重要になる。大詰では見せ場に合う音楽のテンションがカギ。


●幽霊と対した時に効果音以外の音楽を使う選択の場合
「エクソシスト」「学園七不思議」の冷たい旋律系は前半後半、
「サンゲリア」「地獄の門」の終焉系は後半、
「ビヨンド」の荘厳な異界系はラストスパート、
「ゾンビ」「死霊のえじき」「サンゲリア2」「ゾンビ4」のバトル系、
ここらは極端な例として許容範囲。
要はホラーにおいて楽曲のセンスをヒットさせるのは重要なポイント。

音楽も物語も抜いて結末への流れ優先なら再現ドラマの体感レベルなので飽きます。
●映画は映像・音楽・物語を楽しむもの
結末にフェイクを用いるのは傑作にならない。流用が激しい上に夢だったとかの再現は安直でなんだろうが掴み所が無いのでもう結構。
物語をしっかり作り描くために再現と表現の力量を図る事。
なんでも醤油で味付けみたいな料理は食えない。やるならあんかけ、いきなりクリームソースは論外。
馬脚を現して将来的にも見込みが無いと判断をつけられてしまう。


■従来の期待感とホラーに色気
よくよくアイドルホラーを考えると何か足りないなという気になります。
水着グラビアやピンナップを飾っていたアイドルがホラーに出ると太ももパンツも出ないのかというショボーイ感覚になります。
従来の魅力で主人公キャラのアピール度をキープするという事が重大で注目度スカスカだと何も魅力は無いです。
ワンポイントサービスと名シーン話題性と注目度は関係あります。怖いだけじゃホラー映画は務まりません。
娯楽性を撤去すると見れない・飽きます・つまんねぇの3拍子に。
「ああ!転んだ主人公に幽霊が近づいてくる!!」 (太ももチラリ) 「お、おおっとナイスですね(A゚∇゚)」
あーゴホン。目をそらさせる要素がちょいとしたコツ。
肝試しの流れだけに徹するとつまらん中身だけの構成になるので飽きられたらこの辺の遊びを一新すると良いですね。
<アイドルホラーなんてこんなもんですよ>

主人公:o(*^ ^*)oどうもぉ、がんばりまっすキャピキャピ

ロケ始めるよー

「( ̄. ̄;)ずーんと重たい空気   ヒッヒッ(ノ゚ρ。)ノ 。。。(ノ><)ノキャー!」

客:( ̄。 ̄)ボーーォ
客:(。 _ _)。ぐお〜スヤスヤ
客:(σo ̄)ホジホジ  なんやねんコレつまらんな(  ̄o ̄)σ ・. ピッ

感想−あの子は可愛かったですね(それだけかいっ!)


まぁ、大半がお世辞にも観方は冷めたものです。
大概は期待しても作品どうこうにはなりません。完成度はたかが知れてます。
期待されてる要素はツボを押えてブチ込むのが手っ取り早い。
あの子は可愛かったですねで終わるものではなく、どうせなら
あのパンチラシーンが!というくらい注目度がないとド素人と同じ扱いです。
演技には注目してません。どういうシーンを見せてくれるかが大筋。キワ勝負です。
男の場合はそういう魅力は本来タレント性としてはウリにしてない。
シャワーシーンくらいかな。子役は短パン半ケツまで。
時代考証によるふんどし等はTV時代劇にもあるように、
風景になじむ風習でエキストラの範囲内に留まる。
ストーリーに関る役柄には貫徹して不必要性が高い。
ホラー御色気はそこまで。乳ははっきりいって邪魔だから必要ないです。
ただし見切りなら余計に安っぽいのでそれだけは駄目。
食事シーンも地方物によっては大事です。
ファミレスでチクチクセリフのやり取りが飛び交っても何のムードもないです。
せめて主人キャラのいる専門店・屋台・囲炉裏などは必要。
池波正太郎の作品に学ぶべし。
俗ですが何か足りないなという時は欲と飢えで味付し興奮するσ( ̄ー ̄)ココを使いましょう。
使った武器はワンポイントで含ませると注目度につながりその次にシーンや演技が評される。
色々がんばって作品が売れなければ話になりません。
海老で鯛を釣るにしても岸壁から糸を垂らしても気づきませんよね。
終始気味悪がってる顔だけでウロチョロされても素材の価値はゼロです。

■ホラータイプ
ジュブナイルホラー 肝心の主人公に生活感がないため孤立している存在感でキャラ主点に扱いやすい。
対極にある幽霊などはみみっちぃ物になりがち
子役人気のウリが何であるか忘れずに重視する。何着せても大丈夫。人数が多いと色々と逆効果。
女子高生ホラー 外見だけで色気は無いという扱いが最大のネック。うっさいと敬遠される。
数多いため中身は知る必要も無く飽きている。無難なアイドルホラーのため従来の期待感が無い
謎の結末が犯人はあんたですかというのはウケないためこれメインの枠組はボツ
超常現象ホラー まだ大雑把で安いけど大半の人気はココなので空想と中身次第。
職業に起因して物事に取り組む推理をする等は多用しても問題ない。
ブレアウィッチタイプの現場ドキュメントは映画館では通用するがソフトになると売れないのでボツ


■これはダメ
霊媒師やかましいです。ウケません。トランスされてしまうと元々の雰囲気を壊します。
超能力者突拍子もないSFXは通用しません。キャラとしてはウザイので敬遠されがち。
殺人鬼使うなら変ったモンスターキャラで。小さな人形はダメ。


■(部分的にいい所取り・漫画小説限定)
楳図かずお「うばわれた心臓」 硬直する要素
背後から心臓ズボッと抜き取りっ!の力技
(そこまで人間の体はモロくは無いです・・・死国も力技でしたな)
もうちょい超常現象的なSFXでジューっとトローリやればイケるんでない。血管のブチブチ千切れるのも忘れずに。
こういうスプラッターアイデアならシルエットでも映える。
諸星大二郎「海竜祭の夜」 ミステリーで噛り付く要素
地域を舞台に伝説・神話・謎解明という稗田教授あってなんぼの世界観と空気。空想憶測もできる。
そこそこでっかい異世界クリーチャー物もSFXやアイテム色々。
ミステリーだけに心理状態のセリフやナレーションがあると冴える作品でもある。
伊藤潤二「首のない彫刻」 造型モンスターが迫る要素
首無しの石膏像が包丁を振りかざし「ホホホ」と笑い声が響き渡り廊下を走ってくるっ!
(何故笑い声が出るんだ?とってもグーなテイストね)
ダイレクトに得体の知れない物が襲ってくるというホラーインパクト。
飯田譲治「「NIGHT HEAD」」 キャラへの先入観要素
どういう人物なのか如実にはっきりと視点を捉える。表情・動作行動・心理状況。
超常現象によるオカルトムードにキャラの存在が薄れず負けない。
色々な事に遭遇したりした場合の構図などに演技が対処できているか。臭い演技は作品が冴えます。
つのだじろう「学園七不思議」 異次元要素
心霊に重点を置いた女生徒主体のホラー。奇怪な出来事が主体の「恐怖新聞」とは少々異なる。
一歩踏み入ればどうなるか分からない背筋が凍る別世界がある。
事件の真相が何であるか描かれその結末は遠目で語り寒くもあり暖かくもある。

トイレに行けなくなる。メシを食う手が止まる。ちびってしまう。うなされる。話のネタになる。ホラーのお約束です。
できる限り漫画原作ではなく映画本筋で。シリーズ化やヒットは二の次。
漫画原作として設定だけ丸ごと借りても映画では1シーンにおける描写の印象は負けやすい。
漫画家の作品は角度・背景効果・表情・アングル・陰影とシーンの描写に凝縮してますし感じられる角度が違います。
知名度で客を引っ張る事は容易いにしても1作品として力作名作になるにはまだまだ。こぼれ話で終わる。
漫画と実写の落差を感じさせないに越した事はありません。
ホラー映画というと漫画や小説の質に及びません天秤にかける事も忘れ去られているでしょう。
本は一度目を通せば記憶に残っているので歳と共に本を見なくなります。怖いから何度も同じものは読みませんし衝撃的でしっかり記憶されやすい。
人として歳と共に倦怠してしまうのでページをめくるより映像が流れている方が遥かに楽です。
映画の特性を活用して超えられるものになるか意外と重要です。
漫画小説は安くて面白い−映画は高くて面白くないという差には注意するべき所ですね。
集中力が途切れぬようにどうするか。1つ注意点として怖いだけの退屈で不愉快な内容にしない事が掲げられます。
撮影陣の感性と努力に限る。感性は1つの世界を作り上げる事が出来る脳味噌のシワだ。懐事情は画面に感じさせない内容の具。
ハマるか、面白いか、味わいがあるか。

■何度もやると飽きる怪談ホラー映画のドツボ
ヒット便乗で何かにつけてラッシュが出ると、あれ?これただの再現ドラマの体験物じゃんという作品は多いはず。
キャラを遭遇させる事に集中して謎や物語がからっきし描かれないという見応え無きあっさりテイスト。
そのままでは語る事も無い。
いいんだけど、もっとボリューム枠を加えられませんか?という欲求不満が出る。
ホラーのドツボはネタのパターンを単発で描く繰り返しだけになる。
あっさり作品コッテリ作品も半々くらいの割合でほしい所。
そうしたオムニバス系の作りをやったら、さらに上ランクになるものをやっといてください。良い腕があるんだしそう思います。

■心得
早い段階からじっくり企画を練り上げれば随所に小回りが効く。
小説や漫画を1作書き上げる以上の努力を必要とする。
映画が駄目なら漫画を見たほうがマシと片付けられてしまわないよう中身で引っ張ってもらい見る上でしっかり楽しみたい。

■駄ホラーの歴史を見よ
相変わらず駄文続いております。
もー、作品作り上げる力量不足の所はすぐ違う事してないでしっかり企画を練り上げなさいと思うんですが。
何やらライフワーク度が足りません。
実写化の範囲だけというのが多い理由。
1作品に脳味噌をどれだけ注ぎ込んでいるのか。必要なのは湧く能力。
公開中継地も作品の内容も若者対象に成らざるを得ない作品が大半を占める。
酸っぱく言われるのも当然に成る。折角の夏の終わりまで逃してないか?。

ゴーストホラーは意外と少ないので折角の夏が来たと思いきや釈然としない場合もある。
今年の新作は無かったようなというのもよくある。
しっかりしたものが年2本くらい無いといかんのではないかと。
ポコポコ死んでいくホラーは多いけど幽霊にもならないのでそういうものは1度で十分。
問題点は幽霊キャラそのものと出現頻度と出現方法。
犠牲者の無残な有様。もう今時は心臓麻痺くらいでは済まないだろう。死人が出る必然性は無いのでどうでもいい。
関心を惹くだけの物語かどうか真面目に色々消化するべきものがある。
鮮明な映像で映画らしくない場合の問題点を解消するには微調整が必要。
原作物だろうと無かろうと1本の世界という作りが備わってないと意味が無い。
夏の終わりにどんどろどんどろ。
ノスタルジックな物や地方ローカルのおっとろしい物はジーっと見てしまうので僅かな得票になる可能性はある。
何度も見れる要素が備わっているかどうか独特の雰囲気は緊張感次第だろう。。

■夏といえば涼、涼を満喫するために
スイカ、メロン、とうもろこし、枝豆、焼きそばと色々。キンキンに冷えた飲み物は程々に。
桃、スモモも時期。そうめん、ひやむぎ、水羊羹、あんみつ、トコロテン、終わり頃を過ぎて梨、栗、柿。
その退屈なJホラーで食えるかボケになってしまってはちょっと味気ない。
いやはや、お天気の空模様は怪しい日々が多い夏。ジメジメした蒸し暑さを気分だけでもひんやりしたいもの。

■中身の大枠−見る側が求めるもの
どの程度怖いシーンを求めているか、ある程度でも謎や究明を求めているか、非現実的な面と現実的な面をどこまで求めているか。
大枠としては心理的に本分は決まっている大体この3つで把握。ホラーとオカルトの役割と枠組で把握しやすい。
この心理的なハードルをクリア出来ているかで「この作品は怖いよ」と左右する知名度に繋がる。
奇妙で不思議な体験だけなら印象は薄く残るのでドラマの比率次第。
根本的には怖くも無い、引きずる余韻も無い、この2点の欠如すると片付けられてしまい見向きもされない。
密度は別にどうでもいいが、作品に漂う独特の雰囲気は必然性。その濃度はどの程度うまく存在しているかどうか。
作り手の神経次第で物語の展開や描写全て意図的に濃度を存在させる事が出来る範囲にある。
1作品の細かい所は作り手の領分任せ。物語や製作面は1セットで括り完成度として見極められる。
ピタっと食指が止まるかどうかは問題ではなく作品を見てその時間を楽しめるようでなくてはならないのは当然であり、
そうでなければ駄目な物は大して語られることも無い。
物語が何なのか把握できないくらい眠くなってしまうようでも困る。

■Jホラーで怖がるのは誰か?
講談や再現で聞かせるものと違い、平凡なドラマでは普通なら子供さえ怖がらないのは明らか。
子供さえ怖がらないという節を念頭に据え置けば、ある程度の低迷は軽減可能。

■雷雨・霧・台風・陽炎を使え!
それだけで自然のBGM効果、映像効果が混ざり合い、間や動作でもねっとりまとわりつくような緊迫感が増します。
近年のJホラーで忘れ去り抜けていた部分。

壁を殴りつけるように降りしきる雨、ガタガタ物音を立て嵐でざわめく木々、駆け込んだ館での束の間の休息。
窓の外では稲光と音が鳴り響き木の影が蠢いている。
淡々としたミステリードラマ。1つまた1つと紐を解く毎に知らずして蟻地獄に落ちていく。事件が片付く頃には嵐が止む。
主に怪奇物やオカルティズムなパターンだが古い作品でも数少ない。言うに及ばず手間も掛かる。
ただ怖がりたいがために残虐性に期待しているわけでもなく雰囲気を醸し出すものには興味津々になる。

もう1つ音による効果。
音楽以外に狼のような遠吠えが聞こえたり鳥が羽ばたく。コオロギや蝉、蛙の鳴き声は涼しさや蒸し暑さを連想させる。
場所を選ぶにせよ周辺に何があるか分かる喧騒。
喧騒が無くなると今度は静音に等しい間に会話でもウォッチング度が高まり色々考えさせられる事項が増える。


■物語の中核を用意するミステリーパターン
元から驚かすだけでは足りない。事件の謎を描くのもいいがそれだけでも足りない。
奇妙な物を手探りする事で印象が強く残せる。

要となるアイテムは妙に関心を惹き付け微動だにせず。
例えば、人形、開かない扉、宝箱、魔術書、漆黒の石版、井戸、古い大木、変な形の物。
物質的な物が色々あり非科学的な謎に結びつく。

次に印象が残る場所。
墓場、洋館、洞窟、地下、遺跡、廃墟となった何かの施設、水の場所、草木が生い茂る場所、激しい雷雨に晒される建物。霧が漂う場所。
そうした忘れ去られ人も近づかない人知れず孤立した区域が主。

開かずの間を開けるには鍵が必要。
手に入れるまで様々な事項が紡ぎ合わさり解明に挑む。扉を開けた先に何が待ち構えているのか。



忘れた頃に続いてたりしちゃったりなんかして。
もう少しおもてなししましょう。

■邦画ホラー分析−またホラーですか?
主軸の数々。ホラー、スリラー、ミステリー、サスペンス、スプラッター、バイオレンス、モンスター、パニック、インパクト、
怪談、時代物、都市伝説、地方伝説、一夏のジュブナイル物。

原作物でも思ったより少し集客力は弱い。どうしたら好まれるか思案の為所とインパクトとオリジナリティ勝負でもある。
インパクトは仕掛けても不用意に邪魔臭い事があるので意図し過ぎるのも場合による。
新しい洋画は常に意識して意図する事が多いがこれでは見え見えである。邦画は大袈裟すぎず柔和に仕掛けるので和らいでいる。
肌に合うかはこういう点も関係している。
最近の洋画のようにネタを詰め過ぎると流れが崩れ小出しの詰め込みになる。
洋画と邦画のどちらが”肌に合うか”は人それぞれ好む時期が違うがブームもいくらか手伝う。
夏はお約束でもダレているので新作は殆ど無い。
あっても見るほうが気分がだるくグデクデになってしまう場合もある。
映画のレベルに達しない半端な物が多かったが調整でいくらか脱出する所まできたと思う。
映画のほうも大風呂敷で中身がすっぽ抜けたものも少なくなり内容に物足りないという感じは無い。幾度も作り上げ限界の壁を削っていく賜物。
一口にホラーといっても好みの差が違い、一目で食いつくかにしても厳しいのでいつでも難易度は高い。

映画各社がどの作品でどの位置と差か。
これは作品を並べてバーの距離でどの程度の伸びがあるかで簡単に示せる。
各社協力関係も多いのであまり判断材料にできない。
どの国のどの作品の映像感覚が良いかまで考える。
製作スタッフは誰と誰と誰か。この人の担当はこれではなく別担当に向いている等。
技量や目の付け所を踏まえて都合の良いメンバーを想像してみる事がある。
実際に最適かどうかは幾度かやってみないと分からないし各々の思慮選択で色々変る範囲なので想像だけでは理想にならない。
本業で食っていくには当然ながら厳しい。本業がおろそかで副業ばかりだと意欲も削がれ立ち塞がる壁が積み重なる。
限界を見せないためには、どんどん作り続けるしかない。下目に見られないためにも向上は欠かせない。

ホラーとマニアック。
スリラー、サスペンス系統は大枠の基礎。それだけでは幾分コレクション性が薄い。
怖がりたいかどうかの出来は視聴作品を見慣れている人ほど気にしておらずこの際どうでも良い。
漫画作品の世界を垣間見て次のページをめくるほうがまだ確実。
ミステリーやサスペンスはテレビでさえ連日やっている。スプラッター、バイオレンスさえピンとこない。
連日のニュースで知る社会現象のほうがよっぽど凶悪であるにしてもそれだけを描けば良いというものでもない。
ドキドキハラハラ興奮でもなく観るに耐えないでもなく単純であるため退屈である。
映像で秀でる得意な面。錯綜する謎。奇異な意外性。釘付けになる魅力。
観客を魅了させる事が出来れば縦横無尽。全てのジャンルにおいて万能である。

邦画と洋画を比べると狭い面と広い面が違う。
印象を分かりやすく一口で方付けてしまうが、
洋画はモンスターとアクションスプラッターのSF寄り。サスペンスは毎回作ってもクライムアクションが主軸。スリラーはパニック寄り。
オカルトはリメイクに頼るしかなくなりオリジナルのネタ切れで廃れた。
邦画はミステリーとサスペンスが基本。不思議な逸話が多くオカルトには強い。アジア作品も見渡して違和感は無い。
1つの題材を何度か作る事は技術を誇るハリウッドの特権のような形もあるが、邦画も特撮や怪談を幾度も作り上げてきた。

血祭りキャンペーン。
この御題は映画会社に出来ないだろうからここで見出しとして使っておくとして。
夏はお約束だが、もう既に見た作品やテレビ、OVが多い。普通、新作は別の季節にズレ込んでいる。
実際にはそのほうが落ち着いて見やすい場合もある。
春から夏前、夏の終わりから秋が本勝負。冬ともなると年末と年明け後の商戦でソフト化して売り上げを出さないといけない。
正月はホラーなんてキャンペーンが出たらどうなるかの予測はできない。
寒さや道路事情もあるだろうし、年が明けても年忘れで騒ぎ立てる無礼講の続き、スポーツやトークばっかし、時代劇と番組枠も狭いので寝正月。


金田一シリーズや怪談の再放送が多かった80年代突入時期はインパクトホラー。
鐘に挟まれて首が飛ぶ。洞窟で転げた生首。獄門島で風が吹き荒び雷が鳴り響き鎮座した生首の顔が照らされる。
生首ばっかりだったのだけ覚えている。作品名は覚えて無い。類似・該当作品を見ても印象は違うと感じるので分からないまま。
何だったのか今でも不思議に思う。


■アクションとホラーとパニック
まず近年のホラー映画はやや昔のものに比べて体を動かさなくてもセリフだけで進行する形が多い。主にゴーストホラーに限っている。
もう1つの形態は、モンスターが出てくればどうするか困惑し逃げ惑い存亡を賭けるSFホラーのパターン。
そこでは謎に満ちた生命体の脅威とアクションが多発する。




面倒臭い意識が勝る場合には作品は作れません。
気色悪すぎて失敗する事も念のため踏まえておく。敬遠されて見てもらえないなら意味が無い。
例えばゴキブリの大群なら見たくないでしょう。
単純な作法には連想で構成する手順があります。

話題に便乗してスポーツ部員が主役。
お約束の1つ、焼け落ちた校舎を改築。
音が聞こえる、事故が頻繁に起きる、噂が広まる、目撃、祟られる、しつこい、骨を見つける、真実。

聖ナントカ学院から助手見習いにきた主人公。
お約束の1つ墓地を潰して建てられた病院。
怪しげな人物の行動、狙われる、追い詰められる、怪しげな人物が怪物にやられる、主人公もピンチ。

少年が夏に体験した出来事。
どこかに消えていく兵隊さんを見る、兵隊さんが増えている、何かが落ちている、関係した話を聞かされる。

大陸からの侵略。
国内と隣国から次々と人種摩り替えの政策が密かに行われ日本は乗っ取られた。
唯一の純血である私は政治犯にされ監獄の中で叫んでいた。不条理なオチ。

本当にありそうな恐いかもしれない話・・・。
優柔不断なタイトル。
これは友人から聞いた話です、後で聞いた話によると今では・・・だったそうです。
何度も同じ事を聞いたようなお約束のナレーション。

お稲荷様。
お供え物をして仕返しをしてもらう、呪いが解けずに犠牲者多数、呪が解けたと思ったら終わってない。

キツネ憑きの声
コンコン、はいどなた?、稲荷寿司が食べたい。帰ってください!、コンコン、警察呼びますよ!、
コンコン、ちょっといい加減に・・・、あれ誰も居ない・・・。
稲荷寿司が食べたい、稲荷寿司が食べたい、稲荷寿司が食べたい、声だけが聞こえる。
奥さんは入院し、夫は蒸発してしまったようです。
その昔、この辺りは長屋があったのですが、
戦争中に大火傷を負った瀕死の子供がいて稲荷寿司が食べたいと言い残し亡くなったそうです。


これだけならパターンのみです。
具体的な参考例を出しても二番煎じなだけで発想の弊害になりますのであまり書きません。

客まで騙すようなオチが激しすぎると通用しない面もある。
主人公自身が既に亡くなっていて幽霊だということに気付いてなかったという古いパターン。
化物を退治してこれで終わったと思ったらひょっこり出てきて驚かすパターン。

テンションの高い緊張感を出すか、テンションの低い緊張感を出すか。
この違いによって作品がガラっと変わります。


■恐怖の数々
トークから発する出来事の錯綜と寒気
部屋の片隅、四隅の角、主に寝る時に天井の角を見た時の距離感
箪笥の横や裏の隙間
鏡や窓に映った自分の姿の背後
足元
朝から夜まで雨の日の薄暗い自宅
夕暮れの自宅
帰宅して落ち着いた直後の物音のない静けさ
部屋に1つだけポツンと置かれている物、人形や入れ物や花瓶など
細工模様や黒い染みを変化しているか見てしまう時
窓から何かが覗いたら・・・と考える事から発する警戒感
身内の誰かが外出などで居なくなった後の残留感と孤立感
夜、遠くに見える鬱蒼とした林、ざわめく木々の揺れ
街頭の明かりがあるものの、静かな道、襲われるか考えてしまう時
幼少時、部屋の広さや物の大きさが目立つ頃
家に親などが居ても空気の様に見えて安心できない神経過敏さ
夏の時期の学校の和式トイレで用を足す間じっとしている数秒間
行きたくない抵抗感
賑やかな場所から静かな場所に移動した時
孤立感や閉塞感のギャップ
精神的な恐怖と身体の恐怖

あくまで気になる箇所であって、何かが出てくる必要性は無い。
出てきてしまった後は掃除をした後のように片付いて不気味な雰囲気が無くなってしまう。
この段階で作り手の側は驚かせようとする。そして乱発する回数が多くなる。そのデメリットを指摘していると言ってもいい。
しかし恐怖を感じるならば何も出てこないほうが勝手な憶測をしだして怖がっていられる。

短い時間で驚かそうとする映画では難しく、ゲームなら可能の感覚もある。
狂気を感じる場所。自宅、学校、病院、寺、通路・・・。普段は多くの人がいた空間のもう1つの顔。全ては複数の感覚と思い込みによる恐怖。
上記に比べれば墓場や廃墟は通用しない。
体を動かしている間は何も考えない。空間でじっとしている事で余計なことを考えて集中力が出るため感覚が生じやすい。
理屈で片付いてしまう大人になってから恐怖を探しても限界がある。

方法論からすれば何もかも原点や理想に固定化されやすいが、型破りなことも出来ないのでとくに縛られる必要は無い。


上記に比べれば墓場や廃墟は通用しないという部分について。
そこを警戒するような、いわくつきの話が事前に必要になる。
横を通り過ぎるだけなら不気味だが、中に入ってしまうと警戒心も散漫になってしまう。
そういう場所で直接幽霊が出没するパターンの話は殆ど無い。そのためどういうふうに現れるか憶測にもならず先入観が薄い。
人魂と一緒に三角巾の死に装束でおいでおいでと手招きしているわけもなく。
そんなことだったら幽霊は毎日誰か来たら延々と全員に挨拶しなければならない。
透明でぼやけた感じからはっきり見えてくるわけでもなく。出てきたらどうしてくれるのか。触れられたら即死するのかという考えも無い。
人魂まで。墓石に潰されたり、夜もしくは雨の日の墓地の外でタクシーに乗るといった話くらいしかない。
廃墟の場合はそこが何だったのか、何があったのか、という話が主になる。
ここで幽霊が出没するパターンも生前と変わらないような行動か、誘導をする行動が主。こんな感じで襲うという膨らんだイメージが無い。

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