Pixia講座
ここではフリーハンド<補間>でマウス描きをします
タブレットやスキャン方式はしません
ある程度の練習を積めば消す描くのくり返しで主線を完成できます

このキャラクターのポージングは本来 片足伸ばしてもう片足は曲げるほうが絵になります
(こういうポーズを選ぶのも可変則的で毛色が違うのが浜らしいトコです )

すっぱだかに見えますが描いている本人にとっては完成図への道程しか見えてません
<編集>でレイヤを追加し、そのレイヤで水着ラインを描きます
これは着色を「肌」と「服」で別々に塗るためです

以後は作業ごとにレイヤが増えていきます

重くなるのでなるべく
主線
ベース色
シャドウ
ツヤ
と割振りレイヤを効率よくしたほうがはかどります

フリルやシワを作ると下着になってしまうのでそういったものはボツとします
またレイヤを追加して頬にツヤの指定を入れときます
パレットパネルの<t>の数値を少なくして薄くしてからチョンチョンです
透過率60%でもいいです
最終段階でツヤを入れる時と同じペン先を使います。
選択範囲「任意のレイヤ」で体のラインのレイヤを選んで「領域を太らす.1」クリックしバケツ塗りします
ついでに口も描いちゃいます(ツヤカゲは別でもいい)
またレイヤを追加してシャドウを入れます
肌質に直結した感じにするのでオプションの編集のヨコにあるスピーカーのようなアイコンで
ペン先の大きさや長さを変えて塗ります
髪の着色も肌着色と同じやり方をします
シャドウのレイヤも作りますが今回は透過50%乗算にしておくだけの予備のまま
色を濃くしただけで終りました
フリーハンド補間のせいでドット3列ほど食いますので選択領域で塗っても白地が残ります
そこで領域「領域を太らせる」を使ってバケツ塗りするのも手です

この絵の場合は髪着色レイヤ1でペンで白地のあまった部分を塗り塗りして埋めてます
髪着色レイヤ2で乗算50%透過ですからこちらで薄い色の線が残るようにしてもよいです
髪のツヤを入れてヘアカチューシャは領域選択「任意のレイヤ」でグラデ塗りします
本来 弥生ちゃんの髪止めはボール4つですが7年後も同じにする必要がないのでワッカにしました

まだ髪ツヤの技術が練習不足です というかレイヤが多く重くしすぎたのでコリませんでした
肌のホワイト入れです この時点で髪ツヤ、衣類、小物ツヤにも適応できます
パレットパネルの<t>の数値をかなり少なくして白色をなだらかに塗っていきます
合成方法は「明るいほう」にしてあります
どちらにせよ線画に色が乗ってしまうので線画のレイヤをコピーして
合成「重ねる」の別レイヤを被せるのも手です

この絵の場合はケシゴムで線にかかった部分を消してます

ホワイト入れは
1.別レイヤで重ねて白色を塗る
2.肌色のレイヤでパレットパネルの<t>で薄くしケシゴムで色を薄める
の2つの手法があります。1つのレイヤで1.2を両方してしまうのも細かい色調節に便利です。

ただあんまりやりすぎると風船やムキムキ感が出て肉感マッチョになりかねないので注意したいです
水着着色は丁寧に「下地、暗い色、明るい色」の3色でマウス塗りやっていきます

ヒモは領域選択「任意のレイヤ」でグラデーション
どちらかというとこれも手塗りで質感を統一したほうがいいです

このキャラの場合は柔軟な生地感で色もこんなんです
ここからは別ファイルです
同じピクセルのキャンバスを用意して背景を作り、
前のファイルで結合したものをコピーしてこちらに貼り付け「元のサイズ」で新規レイヤとします
「元のサイズ」としないと縮小されたものを貼ってしまう場合があるので注意したいです
またスクロールバーが下や右へズレてるとズレたまま貼り付けになってしまいます
キャラクターの外側を領域選択して「削除」を選べば背景が現れます
フリーハンド補間で主線を雑に修正していると、ここで汚い選択範囲がボツっと出ます
外側の線画を消したい場合は「透明色を痩せさせる」フィルタや「透明色をぼかす」など

「文字」アイコンでホムペやURLを入れますハンコは別に用意してあるのを貼りつけてます

全てレイヤ別でお気に入りパターンをチョイスするため
最終段階1つ手前の結合したものを複写し色々な効果を足していきテストして気に入るまでやります

あとがき
◆領域選択すると消した線が出る
ケシゴムを使用して発生した透明部分の不具合だと思います
「コレ非常に邪魔です」
同レイヤで”カレント”と”任意のレイヤ”どちらもまったく消した線の痕が違います
”カレント”で消した痕を修正しても”任意のレイヤ”では残ります補助設定の”領域ヒストリ”で確認すれば一目瞭然
「両方修正しなきゃ・・・」
時間が凄くかかってやるだけ無駄です
これがなければ塗つぶしや切取も非常に楽ですが
マスクを初期化しても無駄、こうなった後から補助設定でマスク無効にしても無駄
1.こんな消したはずの痕線は・・・となったら無視して描く
2.レイヤを結合して新規レイヤにしてしまう (痕が消える)
*レイヤを結合して新規レイヤは領域選択して削除をしなければ透明色が出ません
別レイヤの背景へ切取って貼りつけるような場合には外側の補間の線が台無しになるので覚悟がいります
マスク機能は使わない人にはこういう反映に注意しないと「だ〜ナンジャコリャ」となるので
補助設定の確認はしましょう
(手早い方法−結合新規レイヤで領域選択したまま描きたいレイヤに移動して塗つぶすのです)

◆”T”ボタンで線の色変え
透明色への描画を無効にします(T文字の上に太い赤スラッシュがある場合の時は逆です)
ベースレイヤ(初期作成LAYER0)には無理です。追加したLAYER1を主線下書にしたほうがよいでしょう
フリーハンド”補間”のにじんだ線を綺麗に「下書の主線の色変えに使える」方法の1つということ
レイヤを結合した新規レイヤはそのままでは無理です(透過したい部分を領域選択して削除する必要がある)

ガッツ石松です
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油絵画編・おまけ
質感編・おまけ

ランダムディザ−最小値−陰影−ぼかし
ぼかし、焼付け、モノクロの3種


「にじみ」について。
見た目がぼやけるだけで部分的に使う以外は使う事は殆ど無いですが、こういう方法もあります。
パレットにあるt数値で行う物とブラシの2つがあります。
1枚目のレイヤを点描ブラシか「dの数値」で描く。
「t」で低い濃度でシャドウを塗る。
2枚目のレイヤでホワイトやシャドウを使い分けるのも良いです。
3枚目でレイヤの結合したものを「にじみ」ツールを使う。2回が最適。
するとシャープだったモノトーンな画から濃度の高い写実的な画に変わります。
光源や陰影で立体的に描画している画ほど効果的です。
濃すぎる場合は結合した物を別レイヤでハイライトを薄く重ねるか色調補正すると良いでしょう。

「焼き付け」や「ハイライト」を50で加えると日当たりの良さも楽に強調できます。
他の効果を使う場合、「t」と「d」の数値を変更し「トーンフィルタ」を使っている場合クリアをしておく。
「dの数値」を低くしたまま、ワイヤーで囲って描画の「トーンフィルタ」と「塗りつぶし」を使う方法もあります。
正方形の物には便利です。
「陰影」について。
色違いの枠に効果的。ワイヤーで囲って適用させる事も可能です。

画像の場合、
正方形の大小の2つの色をボッスクワイヤーで「塗りつぶし」
ボックスワイヤーで囲って内枠やランプを「陰影」化。
周辺を薄くシャドウで囲う。
するとテレビやディスプレイモニターのような立体的な物も簡単に仕上がります。
この効果でコインの浮き出た模様のような物も簡単に作れます。
複雑な物には様々な色のディザのノイズが出てしまいますので単純な物に使うと良いでしょう。

下の画はちょっと見写真や3Dに見えますが、トーンフィルターの白と黒の向きと濃度を使いわけ、
反射やブラウン管のように写実の立体だけでなく映像画質を表現した物です。



レイヤーの白色と消しゴムの透過の違いも良く見たほうが良いです。
最初の頃は、この部分に詰まってしまう場合があるかと思います。
2枚目に白色と消しゴムの両方を使っていて3枚目を重ねた場合に、しまった・・・というパターン。
2枚目からの透過レイヤーに気付かずに白色で修正してしまう事が原因。
1枚目の「LAYER0」を>側にずらせばすぐ分かります。

エラーについて。

レイヤーが多くファイルサイズ大きい。(レイヤー65枚・サイズ21MB以上を越えた場合など)
レイヤーの名前を変更した。などにより、
3.1verで読み込みの%が100以上になり暴走しファイルが開けない。4.2verで強制終了。
ファイルを開くと画像が消えた状態。
などの現象が起きる事があります。どのバージョンでも発生します。
上記のような事をしなければ100枚のファイルを描いてもエラーに遭遇しない事もあります。

多い枚数のレイヤーと大きいファイルは、ファイルが開けなくなる可能性が高く、
読み込んだままソフトやOSも終了が出来なくなるので過信は禁物です。

仮想メモリを基本画像に使用する設定がある場合は物理メモリのみにしておきます。

アンドゥが効かない場合もあります。
一旦終了してソフトを再起動するか、ファイルの再読み込みで対処できます。
手前で保存が遅れていた場合は手直しでも良いでしょう。

フォルダごとコピーしたファイルでの作業が楽です。
エラーが出ないかファイルが開けるかを確認しつつ、
段階ごとにファイルをコピーしながらファイルを管理します。
描くほうに集中してしまうので忘れがちですが。

特定のフィルタを使うと強制終了する場合は、
フィルタ提供元の更新バージョンによっては改善します。