清 里 北 澤 美 術 館
    アール・ヌーヴォーガラス館

エミール・ガレ「フランスの薔薇」

 世紀末、フランスに咲いたアール・ヌーヴォーのガラ
ス工芸。清里北澤美術館はエミール・ガレの傑作
「フランスの薔薇」を含め世界的なコレクションを収め
た見応えのあるガラス工芸美術館です。

 ガラス工芸の中でも、特に高度なパート・ド・ヴェール
技法の作品を中心に、世紀末フランスに咲いた美しい
幻想の世界に引き込まれます。

 左の作品、ガレの傑作のひとつといわれる「フランス
の薔薇」は、この作品を含め世界中でわずか2点しか
残されていません。酸化金属により彩色された素地の
上にガラスを何層も重ね、蕾と葉をつけ、グラインダー
で細かに手彫りをかけて仕上げています。

    不思議な安らぎを感じる第3展示室

         写真は「清里北沢美術館」の絵はがきとHPに載っているものを使用
        清里北沢美術館のHP  http://kitazawamuseum.kitz.co.jp/kiyosato/




              
(JR小海線「清里」駅下車、徒歩7分 пD0551-48-5000)




                                         
(2002.10.10)




 窓のむこうは落葉松の林。静かな森の中にいるような不思議な安らぎを感じる
空間・・・・第3展示室。パート・ド・ヴェール技法の作品の数々がさらにはるかな幻想
の世界へ誘う。

 ※ パート・ド・ヴェールは石膏などの型にガラス粉末を充填して高温に加熱、型の中のガラス粉末が
    溶けて板状になり完成する。