大江戸線界隈探検隊

読売文化センター講座(新宿・金町教室)     

      
第24回 代々木界隈(2004/3/11)
かつてこの辺りは谷、丘や森が多く代々木九十九谷と言われた村落があり、江戸で不足する野菜類を主に生産し、神田や日本橋に出荷していた。また、明治神宮内苑は熊本藩加藤家2代目改易後に彦根藩下屋敷として明治維新を迎え、大正4年に明治神宮の建設地に選ばれ、全国からの十万本余りの献木で「代々木の森」になった。また、代々木の名は現在の明治神宮御苑の東門近くに、「代々木の大樅」といわれたモミの木があり、その名が由来ともいわれている。
明治神宮の大鳥居 明治神宮・本殿 明治神宮・宝物殿 明治神宮・北池
鳥居の形は大別すると、明神系、神明系分けられます。明神鳥居(檜造)の日本一がこの鳥居です。高さは12M,柱の径は1.2M。 大正9年11月1日に創建された。全国各地から、実に10万本近い献木があり、その種類は365種に及ぶ。もともとは植林による人工の森ですが、今日ではとてもそんな風には見えません。 明治天皇ゆかりの品々が展示されていますが、土日しか拝観できませんのでご注意を。コンクリート製の校倉造。 鴛鴦やかわせみを見ることができます。望遠で鴛鴦を狙い続けるカメラマンがおりました。
オリンピック記念青少年センター 春の小川」の碑 代々木八幡宮 代々木八幡宮本殿
代々木公園の一角にあります。かつてここはオリンピックの選手村がありました 代々木公園・参宮橋門の向い側、小田急線の線路沿いにあります。ここにかつて流れていた河骨川が童謡「春の小川」のモデルです。 海抜32Mの高台にあります。この神社のお嬢さんが、作家の平岩弓枝さんだって知っていましたか? 鎌倉時代の初期(1212年)、源頼家公に由縁(ゆかり)のある武士、荒井外記智明(ともあきら)によって創建された。800年近い歴史を持つ神社である。
八幡宮境内の竪穴式住居 切通し道 代々木公園 太田美術館
昭和25年に調査したところ、多数の遺物とともに住居跡とその中に掘られた柱跡が発見されたことからここに復元された。 切通し」とは、山・丘などを切り開いて通した道のこと 八幡宮の裏手にある切り通し道は、その面影がまだ残っている。 明治時代は代々木錬兵場。戦後は進駐軍の宿舎・ワシントンハイツ。そして東京オリンピックの選手村。紆余曲折の歴史を持つ場所です。 原宿の表参道からちょっと入ったところにある、浮世絵専門の美術館。東邦生命保険相互会社の元会長、故太田清蔵氏のコレクション約12000点を収蔵している。
2年間かけて回った大江戸線界隈探検もこれで最終回。みなさんよく頑張って歩きましたね。お疲れ様でした。