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last update2008/09/27
幼い頃より大好きだった、ウルトラマンを始めとする変身超人。
それを男性ではなく女性で描くことは、私（山本貴嗣）の長年の夢でした。
なかなか実現の機会がなく、自分としてもまとめかねていたのですが、この２００８年、不思議なご縁でＢｂｍｆ社のケータイマンガ連載作品『戦闘女神アヌンガ』として、実現する事ができました。
これは、そこに至るまでの何十年かの間に、私が商業誌、同人誌などに発表した変身ヒロインの系譜を、この「あつじ屋」の記事からまとめたものです。
『ウルトラ○ン子』
文字通り、女性版ウルトラ○ン（なぜ伏字にする）。
１９８６年２月に某同人誌の依頼に応じて描かれた４ページのショートショート。
１９８９年１２月２４日発行の同人誌『サプライズ・サープラス ３』に再掲載。商業誌には未収録。
この画像は当時の同人誌からスキャンしたものです（生原稿は行方不明のまま）。
左から順にサムネイルをクリックしてご覧ください。拡大画像が表示されます。
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『宇宙パトロール・ハーナ』
「メルティ・レモン／５号」（１９８６年３月３日初版発行／白泉社）掲載作品
当時の書籍よりスキャンして掲載、周辺部の変色、御見苦しい点はご容赦ください。
原稿紛失のため単行本未収録。
巨大化はしない等身大変身ヒロインで、ジャンル的には「宇宙刑事」や「仮面ライダー」と同じものです。
主人公の名前は執筆当時、銀行の「山田太郎」とかと同じノリでつけたもので、特定の個人とは無関係です。
左から順にサムネイルをクリックしていただけますと、拡大画像がご覧いただけます。
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『銀河特捜官レイコ１２３Ｃ５６Ｘ』
１９８９年「ウィングス別冊サウス」第４号（新書館）掲載の５０ページの読みきり。
私と同世代のＳＦファンは苦笑なさるでしょうが、そう、タイトルはヒューゴー・ガーンズバックのＳＦ小説『ラルフ１２４Ｃ４１＋』のもじりです（同書のタイトルはその主人公である２７世紀の天才青年科学者の名前）。無論内容はなんの関連もありません。
これも等身大変身ヒロインで、いわゆる宇宙刑事モノに当たるのですが、その種の逆パロディになってまして、宇宙の様々な惑星に潜入、ご当地の現住星人になりすまして悪事を働く「侵略者」の地球人（笑）を、同じく当地の現住星人に化けた銀河特捜官のレイコ１２３Ｃ５６Ｘが追い詰めて捕らえるという物語。
現住星人の姿が、ふざけてまして、最初のエピソードが野菜、二番目のエピソードが巻貝、最後が・・・これはまあご覧いただいてのお楽しみということで伏せておきます♪
（現在は美術出版社の単行本『Ｍ４』に収録されています。ISBN4-568-73015-5）
蛇足ですが、同じネタを等身大でなく巨大変身ヒロインでやってみたいという夢もありました。
思い切り異星の風景、あるいはこの作品のように風景、住居、文化は我々現在の地球とまったく同じにしておいて、住んでいる知性体は異質な姿の宇宙人にしておき、クライマックスで主人公と敵が、本来の姿である地球人に変身（還身）して戦う。
それもいっそ、ジャージ姿のむさ苦しいおやじ対ブルマ（死語）姿の乙女
みたいなふざけた「なり」で、やってみたいなあと（笑）。
スキャン画像は、さざまな環境でご覧になる方のことを考慮し、重過ぎないよういささか荒くなっております。
写植など読みづらい点はお詫び申し上げます。
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GAMEYO
１９９０年代後半か２０００年前後に某同人誌の依頼で描かせていただいたガメラの似顔絵（？）。
私の描く戦うヒロインといえば、血みどろ半死半生に追い込まれて逆転勝利するというきわどい肉弾チキンランみたいなエピソードが多いんですが、その原点となった作品の一つが映画の旧『ガメラ』シリーズでした。
ゴジラには息子がいたりしましたが、ガメラは最後まで一人？でした。
オスメスの判別はつきませんでしたが、外人で名前の最後に「ラ」が付くのは、十中八九女性ですから（パメラとかキーラとかサイゴ・・・じゃないジリオラとか）きっとガメラもメスでしょう（笑）。
アヌンガ以前（２０００年以降）
２１世紀になって、明確に作品化のイメージが浮かび上がってきました。
等身大ではなく巨大変身ヒロインで、ということで、２００３〜２００４年ごろには一度同人誌化も考え、冒頭のシナリオまで作ったこともあります。しかし、当時はまだ同人版アーニスが進行中であり（２００８年の今もですが）（汗）並行しての執筆は不可能でした。
今思うと、当時無理して作品化せず、アヌンガまで待って良かったと思います。
画像は当時のラフの一部です。未来的なイメージもあれば、古代的なものもあり、アフリカよりもむしろインドの味が濃かったりもしました。とはいえ、ヒロインは黒人（あるいは黒人の血が入った乙女）ということは、もっと前から私の中で確定したようです。
