『星の流れに』(1985年執筆)より

原作/高千穂遥 先生
講談社のアンソロジー『歌謡漫画大全集』収録


 エロチックSFにおいて「怪物の触手と美女」というのは、1ジャンルを形成しているらしい。今更やっても芸がないかと思って、近頃めったに自分では描かないが、これは1985年当時、高千穂先生ご指名で作画させていただいた短編の一場面。
 侵略者である宇宙人に人体改造され、性の奴隷となった乙女である。
 手前味噌ではあるが、原作者のイマジネーションと作画家のイマジネーションの幸福な出会いの一例と自負している。その時の私なりに腕によりをかけて描いた(いたらぬ点も山とあるが)。
 原稿を渡した時、当時の担当さんがページを見て「なぜ高千穂さんが山本さんを指名したのか解りました」と言われたのが想い出に残っている(笑)。

『星の流れに』a

『星の流れに』b−c