リクガメの健康
リクガメ飼育を始めてから、ライフスタイルや休日の過ごし方など
すっかり「カメ優先」の方向にシフトされてしまいました。仕事中
でも、ちょっとした空き時間があれば、気付くとカメのことを考え
ています。「カメの為に何かいいものはないか」とホームセンター
へも頻繁に出向くようにもなりました。そんな中、昨年の秋口に、
それまで熱帯夜が続き「当分必要ないだろう」と保温球を使用せず
にいたところ急に冷え込んだ夜がありました。朝、温度計の記録を
見たら、最低気温が15度台になっていました。カメの様子が少し
おかしいのでよくよく見れば、鼻水を垂らしていました。ギリシャ
リクガメのアンディーです。リクガメ飼育に関するホームページを
開設していらっしゃる方にメールで相談したところ、すぐに返事を
下さり、そのアドバイス通り環境温度を2度ほど高く設定し直して
様子を見ることにしました。「くしゃみ」をしたり、鼻水をぬぐう
仕草は頻繁にするものの、口を開けて苦しそうに呼吸することは
なかったので、獣医さんに連れて行くまでには至りませんでした。
しかし、カメには人間などのように「痰」を出したりすることが
できないため、呼吸器系の疾患にかかると完治するまでに時間が
かかったり、最悪の場合、短時間で死亡することもあると聞きます。
実際、アンディーも完治するまで5ヶ月ほどかかっています。他に
原因があったのかもしれませんが。(床材が合わなかった…など)
ともあれ、カメを看てくれる獣医さんも日本ではまだまだ少ない
ので、普段から注意深く観察しカメのちょっとした変化に気付いて
やれる目を持つことの重要性を身をもって感じました。もっとも、
健康に育てるために最大限の努力をして病気にさせないということ
の方が先ではありますが。それが飼育者の義務でもあると思います。