●リクガメの求愛行動
7月7日にうちにやって来たオスのアラブギリシャのラッキーは、8月に入って
コンディションが上がり、活発に行動するようになりました。そして温浴時には
時折、生殖器を露出させるようにもなりました。
9月の末頃からは、メス(と思われる)のアラブギリシャのアンディーをしきり
に追いかけるようになり、甲羅アタック、噛み付き、マウンティングなど一連の
求愛行動を見せていました。以下の画像は、10月5日に撮影したものです。
甲羅アタックを繰り返し、メスが嫌がって逃げると猛ダッシュで
追いかけ、噛み付き攻撃。メスが止まるとまた甲羅アタックし、
逃げないとみるや、このように背後から近づいていきます。
マウンティングすると、オスは口を大きく開いて尻尾をメスの
尻尾の下に潜り込ませようとしていました。時折「キュウ」と
いう小さな鳴き声をあげて必死に交尾を試みていました。実際
上手くいったかどうかは確認できませんでした。その後、日中
でも肌寒い日が多くなり、室内飼育がメインになると、オスの
発情も収まりました。接触する機会が殆ど無くなった為なのか
それとも、気温が下がった為なのか・・・私には判りません。
期せずして始まった求愛行動ですが、今のところメスに変化はありません。
そもそも、雌雄ともに成体とは程遠く、性成熟しきっていないのですから
上手くいかなくて当たり前だと思います。オスの方は、ほぼ平らだった腹
甲が2か月くらいの間に大分くぼんで、その変化の速さに驚いています。
今回の出来事は、私にとって将来の「繁殖」に期待を抱かせるに十分でした。
その時を心待ちにしながら、大切に育てていきたいと思っております。