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氏名： 内藤佳津雄
専門分野：
私の研究分野は大きく2つに分けることができます。
認知心理学（日本語の理解・記憶、コミュニケーション）
ことばの理解や記憶、コミュニケーションに関する研究をメインテーマにしています。とくに、日本語の文章をどのように読んで理解しているのか？ということに興味があり、文法や意味に関する知識、その他のさまざまな知識をうまく活用して文章を理解していく過程を研究しています。また、こうした言葉の理解を通じた(また言葉以外の理解も含めた)コミュニケーションの方法についても興味があります。
老年学（高齢者の生活の質、介護･福祉分野での心理的理解・コミュニケーション）
心理学も含めて総合的に高齢者の生活や心理に関する研究をしています。最近、高齢者介護や福祉の場面では、コミュニケーションや行動の観察によって、心理的な理解や接近を図ることが重要視されており、その方法や効果についての研究をしています。
また、さまざまな状況・環境のもとでの（健康な高齢者、社会的に孤立している高齢者、介護を必要としている高齢者など）ＱＯＬ（Quality
of Life：生活の質）を高めるための社会的支援の方法やあり方を実証的に研究し、介護サービスの方法や制度のあり方について提言するような仕事もしています。
略歴：
平成４年 日本大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程満期退学
日本大学助手等を経て
平成９年 厚生省老人保健福祉局老人福祉専門官
平成１１年 日本社会事業大学社会事業研究所 専任講師
平成１２年 日本大学文理学部専任講師
平成１４年 日本大学文理学部助教授（現職）
所属学会：
日本心理学会 議員
日本老年社会科学会 評議員
日本痴呆ケア学会 幹事（広報担当）
日本基礎心理学会
日本認知心理学会
日本老年医学会
日本公衆衛生学会
社会的活動：
厚生省訪問介護員養成研修テキスト作成指針委員会委員（平成11年度）
東京都新宿区介護認定審査会委員（平成11年度～）
厚生労働省要介護認定調査検討会 委員（平成12～14年度）
高齢者痴呆介護研究・研修センター（東京･仙台・大府）痴呆介護指導者研修講師（平成12年度～）
東京都新宿区高齢者保健福祉推進協議会委員（平成13年度～）
東京都港区基本構想審議会委員（平成13年度）
主な業績：２０００年以降の主なもの
(論文)
- 中村好一､金子 勇､河村優子､坂野達郎､内藤佳津雄､前田一男､黒部睦夫､平田滋､矢崎俊樹､後藤康彰､橋本修二（2002）在宅高齢者の主観的健康感と関連する因子 日本公衆衛生学会誌,49,409-416
- 内藤佳津雄（2002）日本語の構造的曖昧文における理解過程の個人差 日本大学人文科学
- 研究所紀要第63号 253-264
- 内藤佳津雄(2001) 日本語における照応関係の理解過程について 日本大学心理学研究， 22号 11-19
- 梼木てる子、内藤佳津雄、長嶋紀一（2000）老年期の親子関係－親に対する子供の勢力基盤認知－ 老年社会科学 22,385-394
- Masao Yokota et al. (2000)Declining of memory functions of normal elderly persons Psychiatry and Clinical Neurosciences, 54, 217-225
(著書)
- 三訂介護福祉用語辞典（編集協力）中央法規出版 2000年
- 訪問介護員養成研修テキストブック（共監修・共著）ミネルヴァ書房 2000年
- 介護保険実務の要点（共著） 新日本法規出版 2000年
- 新介護支援専門員必修テキスト（共著）医歯薬出版 2000年
- 市区町村の役割と民間事業者の参入動向（介護保険の政策・現場実践シリーズ２）（共著）東京法令出版 2000年
- 高齢者保健福祉施策と介護保険事業計画の実際（介護保険の政策・現場実践シリーズ３）（共著）東京法令出版 2000年
- 高齢者痴呆介護実践講座Ⅰ･Ⅱ（編集委員・共著）第一法規出版 2001年
- 新版 介護保険辞典（共編著）中央法規出版 2001年
- 痴呆ケアの新しい展開（共著）（財）安田生命社会事業団・全国痴呆性高齢者グループホーム協会 2002年7月
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