’江崎のまるきぶね’

縄文ロマンー昭和31年頃江崎より出土した山口県内唯一のまるきぶね。外洋型で7メートル以上あり外洋型では国内最古・最大級。樅の木を刳りぬいてある。江崎の個人住宅内の地下約90センチの地点より出土。
刳舟形丸木舟一艘の全長7.06メートル。最大幅0.83メートル、材の厚さ2.4センチ。

日本海の荒波をよけるため舳先が高く船底も深い。遠く日本海・東シナ海まで出かけたものと想像できる。

学術的な制作年代不詳(未調査)



資料元(保管先):防府市教育委員会文化財保護課
HP: http://www2.coresite.ne.jp/hofubunkazai/shousai.asp?id=097

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丸木舟関連メモ

ー沖縄の”サバニ”と称する丸木舟は丸太をくりぬいて作る。しけに強く速いが
 一般的に制作難易度は高い。
ー奄美の”クバヤ”と称する舟は板を組み合わせて作る。上から見るとカツオ
 の形をしている