あした
::::やがてくる。きっとくる。あかるいあしたのことなど::::
みらいのこと
2004年、2月6日から2月22日まで
日本橋三越の6階、「三越劇場」で、お芝居をやります。
みんなでみてね。
記事
綺麗な紅葉をしないままに、冬に突入するようです・・・秋口、山口県西部の山の中、温泉を求めて歩きました。ところによっては、かなりな紅葉があったのですが、土地の人にいわせると、例年に比べると全然だめだそうです。梅雨が明けきらなくて、今年の夏は寒かった。それで秋口の、きりっとした冷え込みが足りなくなって、うまく紅葉しなかったのだそうです。かように自然は連関しているのですねぇ。
さて私ことで恐縮ですが、来年申年を迎えて還暦の、2ヶ月手前で芝居をやります。日本橋三越本店6階、三越劇場で『喜劇・おためし遊ばせ』です。
主役は水前寺清子さん。彼女の夫がボク。京唄子さんがボクのお母さん。倉石功さんや、『ジュリアス・シーザー』の時の真継玉青さんもご一緒です。喜劇の世界では定評のある新進気鋭の作家、池田政之さん(劇団NLT)の作、演出です。
奥さまはおとなしい専業主婦。わがままいっぱいのお姑さんは昔ならした旅芸人。リストラの危機に直面した中間管理職の夫は女装趣味に走るというような抱腹絶倒の物語のようです(まだ脚本はできあがっておりません)。喜劇です。
「大二郎二十年説」によりますと、二十才で俳優を志し、修行の入り口が見えてくるのは四十才。それから一心不乱に修行して、六十才で一人前の俳優になるといいます。
それが「還暦」。
大二郎が一人前の俳優になる二ヶ月前のお芝居は、果たしてどういうことになるのでしょうか。是非あなたにも、その生き証人となっていただきたくて、少々お高いお芝居ですが、心を豊かにしてご案内さしあげます。
2004年2月6日(金曜日)から 2月22日(日曜日)まで
今回は三越劇場なので、かなり変則です。
まず全日、昼の部です。 午前11時半から
夜は 7日(土)11日(水・貸し切り)14日(土)21日(土)のみ。
いずれの日も 午後4時から
入場料金は 7000円 です。
12月24日までにお申し込み下さい。いい席が取れます。
(株)ロビンフッド・アーチスツ 03-5494-6488 原田大二郎
教育について
教育がどんなに大事かってこと。「国家の根幹は教育である」
言葉では、どんな政治家も、そういうんだけれど
ホントに教育が大事だってこと、分かっているのかなぁ。
なに?かたい話題はいりませンって?
じゃ、やめよう。
でもきっと、又帰ってくるケンナ。
はいゆう とは・・・
20才の時(大学2年だよね)英語劇で大感動してね、人生観が変わっちゃうほどの感動・・・。
観ていた先輩も泣きながら握手を求めてきた。
「アー、人を感動させるんだ。男が一生かけて追い続ける価値のある仕事ダー」
それで俳優になることにしたんだけど、
「感動」って言葉、使うたんびに「大二郎サブイボが立つよ。照れちゃうじゃないかよー。やめてくれよー」
僕らの世代にゃ通用しなかったなー。
感動って素敵だと思うよね?
日本人にとって、人前で感動するなんて恥ずかしいことだったんだよね。
儒教の影響だよきっと。
人前で感動しても照れなくなったのは、
東京オリンピックの
東洋の魔女(女子バレーボールの優勝)経験してからだよね。
それで長島茂雄さんが引退して王貞治さんのホームラン世界新。
阪神の優勝(18年前、掛布、バースの時だよ)と
人前で感動するのがだんだん平気になってきた。
ドーハの悲劇なんか、日本中が、ため息で揺れたもんなぁ。
若い頃は「感動」って言葉は、なんだか照れくさくて使えなかったなー
僕らの世代全体がそうだった。
「 感動なくして、何が芝居ぞ。俳優ぞ 」
今では照れずに、誰はばかることなく大声でそう叫ぶことができる。
感動というのは人生の真理にぶつかったときに人の心をうち振るわせる心理の震えだ。
命の大切さ。愛の強さ。自己犠牲。
そういったものに直面すると人は感動するものなんだ。
それを舞台に再現するのが俳優さ。