(JR東日本)平成14年12月1日改正
・東北新幹線延伸「はやて」デビュー
東北新幹線の盛岡〜八戸間が開業。同時にE2-1000使用の「はやて」が登場し、東京〜八戸間を1日15往復、3時間を切る運用となった。これにともない北国の鉄道網が一新された。東北本線の盛岡〜八戸間は第3セクター化され、盛岡〜目時間は「IGRいわて銀河鉄道」、目時〜八戸間は「青い森鉄道」となった。両会社は直通運転形態をとり、運用上の不便さは心配されずに済みそうだ。車両は701系と同様のものとなる。現在この区間を走る寝台特急の「カシオペア」「北斗星」は乗り入れ形態をとって存続、寝台特急「はくつる」と特急「はつかり」は廃止、JR貨物による貨物列車も乗り入れて存続となる。八戸からの接続特急として、八戸〜(青森)〜函館間に特急「スーパー白鳥(JR北海道789系)」と「白鳥(JR東日本485系)」が、八戸〜(青森)〜弘前間に特急「つがる(JR東日本E751系)」が登場する。白鳥の名はここで再び帰ってくることになった。なお、新幹線「はやて」は「こまち」とともに全車指定席となる。
・埼京線・りんかい線、相互直通運転開始  
着々と工事が進み延伸開業をしてきたりんかい線が、12月1日についに待望の全線開業。大宮地区からお台場までスルー運転となり便利になります。この相互直通運転は1日46往復となり、少数ながら両者とも線内折り返し運用も持ってます。恐らく埼京線は新宿折り返し、りんかい線は大崎折り返しとなると思います。この直通運転に対応するために、りんかい線では車両を増備。線内用に6連5本、10連本が勢ぞろい。埼京線内でATCの動作確認の試運転を行っています。6扉車は登場しませんでした。一方埼京線では、車両の増備は山手線からの転属車両でまかない、引き続き6扉車組み込み作業を続けています。湘南新宿ラインとの誤乗車防止の点からか側面の行き先表示がLEDに取り替えられています。E231系のように、行き先と線区名を交互表示するようになると思われます。なお、この直通運転開始に伴い、臨海線内でもSuicaの使用が開始されます。
・湘南新宿ライン増発    
利用客に人気のある湘南新宿ラインが、大崎駅開業に伴ってさらに輸送力増強。現行の1日25往復から、38往復にも上る増発をおこなう。人気があるのと、ダイヤの調整がうまくいっている証拠で、首都圏のドル箱的存在になるのもそう遠くはないでしょう。この区間は上記の埼京線・りんかい線も走っており、ダイヤの乱れた場合は相当の影響が出ると思いますが(宇都宮線・高崎線・東海道線・横須賀線・埼京線・りんかい線が連動)、川越・高崎・宇都宮〜小田原・逗子・新木場までの移動がかなり便利になります。今後は池袋の構内配線改良と新宿駅ホームの整備が進めば、さらに便利になると思います。今が旬の注目路線です。
・中央線特急列車  
ついに183・189系「あずさ・かいじ」が撤退。特急運用はおろか、ライナー運用までなんでもこなす。そして、特急「かいじ」が3往復の増発、中央・青梅ライナーが3本の増発をします。中央線ユーザーの私としては非常に迷惑な話で、これでまた三鷹以西3駅〜三鷹以東5駅の所要時間が長くなることになります。三鷹〜立川間の高架化工事の完成が待たれます。工事完成後は、武蔵境・東小金井が2面3線、武蔵小金井・西国分寺が2面4線になる模様です。また、成田空港発のN'EX44号が高尾行きとなり、翌朝のN'EX3号となります。
・その他
・埼京線/増発・区間延長
・東海道線/増発・愛称変更(湘南新宿ライナー→ホームライナー小田原・おはようライナー新宿)
・武蔵野線/増発(15分間隔→10分間隔)
・京葉線/増発・接続改善
・中央総武緩行線/増発・区間延長
・東西線直通/3往復廃止
・総武本線/特急「おはようしおさい」「ホームタウンしおさい」増発
・京浜東北線/増発・区間延長
・宇都宮線・高崎線/急行「能登」時刻変更・区間延長

・205系は引き続き転属改造中
・東西線にE231-800導入決定(来春以降)
・急行「アルプス」、特急「みのり」廃止
・新特急・L特急の名称を特急に統一
・特急「ビバあいづ」を「あいづ」に改称

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