伊豆の踊り子(下田)

「海を見に行きたい」
とある先輩の一言がきっかけで冬合宿(温泉旅行)に行くことになりました。
1泊2日、冬なのに日差しがきつかったせいか日中は暖かく過ごせました。

12月22日、新宿発9時11分、急行小田原行きに乗車。しかし小田原まで、まさかの立ち席。
新松田を過ぎたころ、真っ白に化粧した富士山が目の前に現れて思わず感動。
いやぁ本当に綺麗でした。
小田原で途中下車して小田原城を見学。しかし、あまり面白くありませんでした。しかも寒いし。なぜか周りには猿や鳥、しまいには象までいるのです。結局時間がなくて鈴廣のかまぼこは買えずじまい。残念!

そして小田原〜熱海〜伊豆熱川と乗り継ぎ、熱川では「バナナ・ワニ園」を見学。ワニって2種類いるんですね。クロコダイルとアリゲーター、見分けはどこかの歯が出ているかいないかだとか。一般常識だったら困るのですが、僕はそんなこと知りませんでした。熱帯植物もいろいろあり、我が家にもあったような植物もありました。特に目をひき寄せられたのがランの花。最近の新宮愛子様誕生に伴い名前を知ったた「まさこ」というランの花は見事でした。そして、その側にあった、同じランでも小さくて黄色い花のもの。一緒にいた後輩は、まるでドレスを着た女性(妖精)がダンスを踊っているよう…と言いました。なるほど。確かに言われてみればそう見える。そうか、これが(伊豆の)踊り子なんだ。

そして終点の伊豆急下田には17時に到着。辺りはすっかり暗くなっていました。
今回お世話になったのは、白浜海岸の近くの「日向荘」というところでした。さすが海の側だけあって、夜は舟盛!ごちそうさまでした。

翌日、宿の側にある「アロエの里」というところに行きました。アロエは皆さんご存知ですよね?だけど、アロエの花って見たことあります?僕は今回初めて見ましたよ。鮮やかな赤ではなく、薄ボケた感じ。そう、朱色のマツボックリのような感じの花なんです。大きさはトイレットペーパーくらい。11月〜2月が見ごろということなので、ちょうどいい時に見ることができたようです。

帰りの伊豆急は、なんとリゾート21でした。この車両(2100系)は、両先頭車が展望席、中間車両の海側の座席はすべて海のほうを向いているというデラックス車両。しかも普通運用のため特別料金は一切ナシ!「リゾート踊り子」として東京駅まで顔を出すので、ご存知の方も多いのでは?残念ながら最後尾でしたが、海を見ながら帰りました。とはいえ、伊東まで爆睡してしまいましたが…

時間が経つのは早いもので、楽しかった温泉旅行も終わってしまいました。とてもいい気分転換になりました。行ってみて分かったんだけど、冬の海も結構いいものですよ。皆さんも行ってみては?