◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■    最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                        月刊誌Vol.47  2004/2月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇   毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■    ■2004年2月28日(土)  例会 ■ ■1.大澤酒造(長野県望月町) 純米吟醸  「明鏡止水」  生 原料米;−、 精米歩合;−% 【アルコール分】16〜17度 【日本酒度】 +1 【酸度】1.6   1.8L \2,755 (税込)  A;味4+、B;香り4+、C;コストパーホーマンス4+、D;総合評価4+ E寸評; 五味がバランスし味わい豊かな淡麗吟醸酒です。     ■2.墨廼江酒造(宮城県石巻市) 純米吟醸 「墨廼江(すみのえ)」中汲 原料米;山田錦+蔵の華  精米歩合;50% 【アルコール分】16〜17度 【使用酵母】宮城酵母     1.8L 3,150 円(税込) A;味4+、B;香り4+、C;コストパーホーマンス4+、D;総合評価4+ E寸評;これも「明鏡止水」に似た味わいを持った淡麗酒です。程良く研ぎ澄 まされた一品です。   ■3.麓井(ふもとい)酒造(山形県庄内八幡町) 純米吟醸「麓井 雄町」  原料米;雄町、 精米歩合;50%   【アルコール分】16〜17度    1.8L \3,150 (税込)  A;味4+、B;香り4+、C;コストパーホーマンス4+、D;総合評価4+ E寸評; これも「明鏡止水」に似た味わいを持った淡麗酒です。雄町の図太 さより研ぎ澄まされた味わいが勝っています。   ■4.瀧自慢酒造(三重県名張市) 純米吟醸 「瀧自慢」  原料米;山田錦20%+雄山錦80% 精米歩合;50% 【アルコール分】 16〜17度  【日本酒度】+3 【酸度】1.6  【使用酵母】自家培 養酵母 1.8L \3,150 (税込) A;味4+、B;香り4+、C;コストパーホーマンス5、D;総合評価 4+ E寸評; 柔らかく淡麗まろやか。いつも安心して飲める蔵元の酒です。   ■5.黒龍酒造(福井県松岡町) 吟醸 「黒龍」  原料米;山田錦+五百万石  精米歩合;50% 【アルコール分】15〜 16度   1.8L \3,365 (税込) A;味4、B;香り4+、C;コストパーホーマンス4、D;総合評価4 E寸評; 味わい深い吟醸酒ですが、渋みがいつまでも舌にまとわりついて離 れない。サラミや薫製、肉料理には合うかも知れません。    ■■今回の5品、全て美酒揃いです。飛び抜けて天才もいなければ、鈍才も いません。どの美女も美人コンテストに応募してきたような若さと溌剌とした 活気があります。純米酒の欠点が何処にも見当たりません。これはひとえに各 蔵元さんの研究と努力の成果だと思われます。日本酒が低迷する中、ここの蔵 元さんのお酒は今後も期待出来るでしょうし、目が離せません。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーホーマンス、D;総合評価を、各5点評 価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表しま す。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えてし まうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。  次回3月末に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/~ginjo/ です。 Eメール:ginjo@mx4.ttcn.ne.jp   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、 最高です。 (^o^)     今、梅の花が盛りと咲き誇っています。高貴な香りと清楚な花が春の訪れを かき立てています。次号には梅が桜になって春爛漫となるその先触れです。  日本酒も寒仕込みが終わって、後は搾りと貯蔵(熟成)の段階に入っています。 またまた楽しみな1年が始まる事になります。                              編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538) を利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。