◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■    最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                        月刊誌Vol.124  2010/7月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇   毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■     ■2010年7月31日(土)例会■ ■1.笑四季酒造(志賀県甲賀市)   特別醸造「monsoon2」生酒 原料米;山田錦、 精米歩合;70%   【アルコール分】 18度 【使用 酵母】笑四季19号  1.8L \2,552 A;味3、B;香り3、C;コストパフォーマンス3、D;総合評価3 E寸評;瓶詰めは今年の6月ですが古酒です。酒色は黄色く色づいています。 古酒のいやらしさは上手くカバーされていますが、極甘です。ラベルにもその 事がうたわれていますが、甘すぎて味醂を舐めているようです。 ■2.旭酒造(山口県岩国市)   純米大吟醸  「獺祭50」  原料米;−、 精米歩合;50% 【アルコール分】 16度 1.8L \2,700 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;旨いな〜。何も足さず、何も引かず、ではありませんが、なんの過不 足もありません。獺祭の一番リーズナブルなお酒です。 ■3.新澤醸造店(宮城県大崎市)   純米吟醸  「ひと夏の恋」  原料米;ひとめぼれ、 精米歩合;55%   【アルコール分】 16度 1.8L \2,720 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;柔らかく爽やか。気遣いなく素直にお付き合いできる。肴を選ばず、 優しさいっぱいで飲みやすさ抜群の佳酒。 ■4.九重雑賀(和歌山県岩出市)   大吟醸  「雑賀」 生酒 原料米;−、 精米歩合;麹米45%・掛米50%   【アルコール分】 16度   1.8L \3,500 A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4 E寸評;旨いが、味にザラツキがある。どうした事でしょう、名酒雑賀が。 足が三本のヤタガラスをデザインしたラベルの素晴らしさがはえるのに。 ■5.磯自慢酒造(静岡県焼津市)   吟醸  「磯自慢」 生詰め 原料米;山田錦、 精米歩合;麹米50%・掛米55%   【アルコール分】 15〜16度 【日本酒度】+6〜+7 【酸度】1.1  【使用酵母】 自社酵母  1.8L \3,550 A;味4、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4+ E寸評;旨いが酒の中に感動が味わえない。決してマズい訳ではありませんが、 磯自慢らしくない進化です。渋みが感じられて、口中で違和感となって満足度 が失せる。 ■6.いそのさわ(福岡県うきは市)   大吟醸  「駿・袋吊り」  原料米;−、 精米歩合;35%  【アルコール分】 16〜17度   1.8L \5,257 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;これぞ吟醸酒。味、香り、旨さ、風格どれをとっても満足できる。 この吟醸酒に限った事ではないのですが、酒質が高い為に肴が負けます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。  次回8月例会は28日です。メルマガは8月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、 最高です。  蝉の鳴き声が突然聞こえ始め、盛夏の様相を呈しています。 「暑中お見舞い申し上げます」 アツイ暑いと言葉に出てしまいますが、出ても何も変わらないのは悲しい事で すがやむを得ないでしょう。そんな暑さが続いている東京です。  毎会お酒は常温で飲んでいますが、今月だけは冷蔵庫で冷やしたお酒を飲ん でいます。そのため、冷えている時の感想になっていますが、常温に戻ると、 雑味が出たり、香りの悪い部分も出て、一般的には悪い方向になりますが、こ の会でも同様の傾向を示しています。                              編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。