◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■    最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                        月刊誌Vol.141  2011/12月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇   毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■     ■2012年1月28日(土)例会■ ■1.旭酒造(山口県岩国市)  純米大吟醸  「獺祭50」  原料米;−、 精米歩合;50%   【アルコール分】 16度    1.8L \2,835 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;相変わらず旨い。味わいバランスして、旨味濃厚な上に、香りが上品 に乗っている。 ■2.酒田酒造(山形県酒田市)  大吟醸  「上喜元」  原料米;−、 精米歩合;45%   【アルコール分】 15〜16度    1.8L \2,856 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+ E寸評;新酒で酸味がほどよく、全体でバランスが取れている。喉ごしさわやか で軽快。 ■3.松瀬酒造(滋賀県竜王町)  純米吟醸 「松の司・楽」しぼりたて生 原料米;地元米、 精米歩合;60%   【アルコール分】 16〜17度 【日本酒度】+3〜5 【酸度】1.4   1.8L \2,940 A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4 E寸評;新酒独特のキツい酸味が口中を刺す。さらさらとして今が飲み頃。 ■4.大澤酒造(長野県佐久市)  純米吟醸  「明鏡止水」 甕口  原料米;−、 精米歩合;麹米50%・掛米55%  【アルコール分】18〜 19度  【日本酒度】+4【酸度】1.8  1.8L \2,990 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;新酒の群れの中に紛れ込んだ1年物。新酒と変わらないフレッシュさで、 バランス良い味わいと酒の旨さが合体して、日本酒の味わいを堪能させる。 ■5.安本酒造(福井市) 純米吟醸「白岳仙(はくがくせん)」 あらばしり  原料米;山田錦、 精米歩合;55%  【アルコール分】 17〜18度 1.8L \3,150 A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4 E寸評;「白濁酒」と読み間違えるほど、オリがビン底に溜まって、炭酸と共 に浮き上がってきた。味わう前に炭酸臭が口中いっぱいになり、旨味を味わう ところまではとどかず。 ■6.酔鯨酒造(高知市長浜)  純米吟醸  「酔鯨」  原料米;山田錦、 精米歩合;50%   【アルコール分】16度   【日本酒度】+6 【酸度】1.6  1.8L \3,570 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価5 E寸評;ひと味垢抜けして旨味が定着した。高知の酒が都会の娘になって万人 受けするようになって、素朴で荒削りな地元の娘は何処にもない。ぎらぎら旨 味濃厚な土佐の鰹に負けるかも知れない。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回2月例会は25日です。メルマガは2月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、 最高です。  まるで気の抜けたようなお酒みたいですが、新春最初のメルマガですから 「新春おめでとうございます」とご挨拶だけはしておきましょう。  新酒も出盛りの時期に突入してきました。蔵一番のホントの銘酒は2月に入っ てからの仕込みになるでしょうから、もう少しの辛抱というか楽しみです。東 京もこの季節一番の寒さという報道が連日賑わせて、寒さの底を迎えています。 来月の3日は節分で、翌4日は立春です。暦の上ではもう春です。                              編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。 ◎吟醸酒ニュース のバックナンバー・配信停止はこちら ⇒ http://archive.mag2.com/0000093635/index.html