◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■    最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                        月刊誌Vol.146  2012/5月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇   毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■     ■2012年5月26日(土)例会■ ■1.葛城酒造(奈良県御所市)  純米  「百楽門」 無濾過 原料米;雄町、 精米歩合;60%  【アルコール分】 15〜16度 【日本酒度】+0【酸度】1.7  【酵母】協会9号系   1.8L \2,200 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価4+ E寸評;旨い。香り高く品性良く、さわやか。飲み手の会話を邪魔せず、気が 付くと大勢の仲間から手が伸びる。燗をしてもなお良し。 ■2.酒田酒造(山形県酒田市)  特別本醸造  「秘蔵古酒 上喜元」 原料米;−、精米歩合;58% 【アルコール分】17〜18度 1.8L \2,300 A;味、B;香り、C;コストパフォーマンス、D;総合評価 E寸評;蔵の片隅で忘れられた本醸造が10年目に陽の目を見た古酒。 10年古酒にしては白濁、または黒変せず透明琥珀色。飲み口よく、味も崩れ ていず古酒の味わいを充分に感じながら飲む。本当に久しぶりに口にする大古 酒なので評価はしません。 ■3.早川酒造(三重県菰野町)  特別純米  「早春」 中取り 原料米;−、 精米歩合;55%  【アルコール分】15度  1.8L \2,310 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価4+ E寸評;3月に呑んでベタほめしましたが、”鬼も十八、番茶も出花”今になっ たら落ち着きも出てきたが、あの時の若さが忘れられない。 ■4.分福酒造(群馬県館林市)  純米吟醸  「分福」 生原酒 原料米;山田錦、 精米歩合;50%  【アルコール分】18度   【日本酒度】+3【酸度】1.5   1.8L \3,150 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;香りさわやか、雑味なく旨味充分で濃厚。美酒、佳酒、銘酒です。 ■5.秋田木村酒造工場(秋田県湯沢市) 大吟醸 「福小町」 押切り・生酒 原料米;山田錦、 精米歩合;40%   【アルコール分】18度 【日本酒度】+3  1.8L \3,150 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;”いつも旨い!”の一言。3月のコメントから「能書きを忘れて旨い。 濃厚で、奥深く、厚味があり、文句なしに、毎回はずれることがなく旨い。佳酒 の双璧。酒の神様に脱帽」。 酒の神様と言っていますが、本当は杜氏さんの力なんですよね。 ■6.大塚酒造(岐阜県池田町)  純米吟醸  「竹雀」 無濾過生酒 原料米;雄町、 精米歩合;50%  【アルコール分】17〜18度   【日本酒度】+5【酸度】1.5 【酵母】協会6号  1.8L \3,780 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;山廃仕込み、裏ラベル。山廃仕込みは独特なクサミ(クセ)が、いえ、 香りがありますが、その香り(クセ)や、口当たりが感じられず、山廃の欠点が 何処にも見当たらない。2杯目に通常手が出ない私がお替わりをする。山廃仕込 みの認識を改めさせる、見事な酒です。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回6月例会は月末30日です。メルマガは6月上旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、 最高です。  金環日食が見られた後は、東京スカイツリーが一般公開され、両方とも見上 げて首が痛くなる両日でした。金環日食は曇天で雲の合間から覗く日食をフイ ルター無しで見られる好条件(?)でした。最悪なのはスカイツリーで雨風強 く視界ゼロの上エレベーターまで止まるアクシデント、現代最高の技術力に裏 打ちされた建物でも、天気にはかないません。東京では半袖が似合う季節に入っ て、花が美を競い出しました。                              編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。 ◎吟醸酒ニュース のバックナンバー・配信停止はこちら ⇒ http://archive.mag2.com/0000093635/index.html