◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■    最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                        月刊誌Vol.153  2012/12月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇   毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■   ■2012年12月29日(土)例会■ ■1.三浦酒造(青森県弘前市)  純米吟醸  「豊盃」 しぼりたて生酒 原料米;−、 精米歩合;麹米55%/掛米60%  【アルコール分】17度 1.8L \2,650 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価4+ E寸評;旨味充分でバランスしているが、旨味が淡麗で淡泊平板。 ■2.九重雑賀(和歌山県岩出市)  純米吟醸  「雑賀」 おりがらみ 原料米;−、 精米歩合;麹米55%/掛米60%  【アルコール分】16度 1.8L \2,730 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;若干のオリが絡んでいるが、全く味わいに影響は無く、旨味を演出して いる。旨く、味わい深く厚みありふくよか。品性豊で飲み手を引きつける。 ■3.楯の川酒造(山形県酒田市)  純米大吟醸 「楯野川」しぼりたて生 原料米;出羽燦々、 精米歩合;50%   【アルコール分】 16〜17度 1.8L \3,045 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+ E寸評;開栓時に吹き上がると注意書きのタグが付いていたが、残念ながら何事 も無く開栓。白濁した中に新酒の酸味と若さが登ってくる。味わい深く飽きさせ ない弾けるような娘さんです。 ■4.八百新酒造(山口県岩国市)  純米吟醸  「雁木」 初搾り生原酒 原料米;山田錦、 精米歩合;50%   【アルコール分】 16〜17度 1.8L \3,150 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;香り豊で旨味充分、品性豊で厚味も充分。コメントするより酒の神に 乾杯。本日のベスト酒。 ■5.八戸酒造(青森県八戸市)  純米吟醸  「陸奥八仙」 生原酒 原料米;−、 精米歩合;55%  【アルコール分】 17度  1.8L \3,360 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+ E寸評;新酒の酸味が口中を刺す。旨味充分だが、今一その旨味が飲み手に伝 わってこない。 ■6.斉藤酒造店(青森県弘前市)  純米吟醸  「六根」 生原酒 原料米;華想い、 精米歩合;55%   【アルコール分】 16度 1.8L \3,300 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;酒造好適米は山田錦と華吹雪を掛け合わせたものです。 味わいバランスして旨さ充分。旨いと言うことを主張せず、静かに自己を主張 している。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回1月例会は26日です。メルマガは1月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、 最高です。 東京でも紅葉が始まって、と前回書きましたが、その紅葉も全て落ちて枝だけ になり、北風が吹き荒れて寒さが例年以上のような気がします。喉痛の風邪が流 行っています。皆様もお気をつけ下さい。 今年も新酒ラッシュが始まっています。年々レベルがアップしてきているのが、 飲み手としては嬉しいかぎりです。この寒さの中、蔵の中で酒造りに精を出され ている杜氏さん、蔵人さんに感謝とねぎらいの言葉を送ります。そのお陰で、暖 かい部屋の中でお酒を堪能できるのですから。  一年のご愛顧を感謝し、来年以降も末永きお付き合いよろしくお願いします。                              編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。 ◎吟醸酒ニュース のバックナンバー・配信停止はこちら ⇒ http://archive.mag2.com/0000093635/index.html