◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■    最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                        月刊誌Vol.154  2013/1月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇   毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■   ■2013年1月26日(土)例会■ ■1.松屋酒造(群馬県藤岡市)  純米  「流輝 (るか)」 生酒 原料米;麹米若水/掛米みつひかり、 精米歩合;60%  【アルコール分】 16〜17度  【日本酒度】+2 【酸度】1.8  【酵母】協会9号  1.8L \2,420 A;味4+、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価4+ E寸評;新酒、おりがらみ。柔らかく素直。ホァ〜ッと口中で刺激なく通過す る。嫌みなく清楚。 2.富久千代酒造(佐賀県鹿島市)  純米  「鍋島」  原料米;−、 精米歩合;55%   【アルコール分】 15度   1.8L \2,680 A;味4、B;香り4+、C;コストパフォーマンス3、D;総合評価4 E寸評;新酒独特の炭酸味がきつく舌を刺す。片口に入れて炭酸味を抜いたら、 アララ、鍋島らしくない、気の抜けたビールのようになった。 3.中野酒造(大分県杵築市)  純米吟醸  「ちえびじん」 生原酒 原料米;山田錦、 精米歩合;55%   【アルコール分】 16度  【日本酒度】0 【酸度】1.8  1.8L \3,150 A;味5、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価5 E寸評;遠目では英文のような洒落たデザインのラベルが飲み手を呼んでいる。 炭酸味が口中を刺し、存在感を示すが、片口に入れて炭酸を抜くとバランスよ く旨味が顔を出した。シャバシャバ感がなく旨味が現出する。 4.小林酒造(栃木県小山市)  純米吟醸  「鳳凰美田」 無濾過本生 原料米;雄町、 精米歩合;50%   【アルコール分】 16〜17度   1.8L \3,150 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;青葉のようなさわやかな香りと、ふくいくとした旨味がバランスよく 口中で広がる。雄町の旨さと品の良さが伝わってくる。 5.難波酒造(岡山県津山市)  純米雄町  「和心」  原料米;雄町、 精米歩合;60%   【アルコール分】 15〜16度   1.8L \2,700 A;味4、B;香り3、C;コストパフォーマンス3、D;総合評価3+ E寸評;下記の蔵元と同じ産だが、対極の味になっている。雑味多く、清楚さは なく、味わいバランスせず、旨味がない。下記と比べてはいけない代表例で、 造りも原料も違うのですから当たり前ですが・・・。 6.難波酒造(岡山県津山市)  吟醸古酒  「和心」  原料米;山田錦、 精米歩合;40%   【アルコール分】 17〜18度   1.8L \3,800 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;前年物の古酒で、吟醸古酒と謳っていますが熟成大吟醸酒です。老香も なく一言ウマイ。繰り返しますが、熟成酒の奥深い旨さが堪能できる。 しかし、開封後時間がたったらあの旨さが、ウン?どこに。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回2月例会は23日です。メルマガは2月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、 最高です。 東京ではインフルエンザが流行の気配を見せています。皆様もお気をつけ下 さい。おいしいお酒が飲めなくなりますから。 今年も新酒ラッシュが始まっています。新酒独特の炭酸味がいっぱい詰まった ものもあれば、え?もう熟成酒?と言うような、おませな酒もあります。いろい ろな娘(新酒)たちの共演を楽しませてもらう、すばらしい季節です。  一年の初めですが、気の抜けた「明けましておめでとう」は言いませんが、 今年もよろしくお願いします。                              編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。 ◎吟醸酒ニュース のバックナンバー・配信停止はこちら ⇒ http://archive.mag2.com/0000093635/index.html