◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■    最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                        月刊誌Vol.155  2013/2月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇   毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■   ■2013年2月23日(土)例会■ ■1.長生社(長野県駒ヶ根市)  純米  「信濃鶴」 無濾過生原酒 原料米;−、 精米歩合;60%   【アルコール分】 16〜17度 1.8L \2,520 A;味4+、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価4+ E寸評;雑味なく味わいバランスして淡麗。香り豊かで吟醸酒といってもおかし くない。毎年品質が変わらず、廉価なのがうれしい。 ■2.富士酒造(島根県出雲市)  純米吟醸  「出雲富士」 原酒 原料米;改良雄町、 精米歩合;55%   【アルコール分】 17度 1.8L \2,980 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+ E寸評;味わい豊かで1年ものの熟成味が楽しい。古酒のいやらしさはどこにも ない。 ■3.舟木酒造(福井市大和田町)  純米  「富成喜(ふなき)」 生原酒 原料米;五百万石、 精米歩合;60%   【アルコール分】 17度  【日本酒度】+3 【酸度】1.8  1.8L \3,150 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+ E寸評;白濁した液体の中から香り豊かに旨味が伝わる。味わいに硬さがあり旨 味を味わうところまで達していない。 ■4.分福酒造(群馬県館林市)  大吟醸  「分福」 袋吊り原酒 原料米;山田錦、 精米歩合;55%   【アルコール分】 16度  【日本酒度】0 【酸度】1.8  1.8L \3,150 A;味、B;香り、C;コストパフォーマンス、D;総合評価 E寸評;氷温十年貯蔵酒のため裏ラベルになっています。雑味なく古酒独特の老 香もなく、10年ものと言われなければ分からない。しかし、口中にざら味が残 りまた酸味が残る。袋吊りでこの味わいなら古酒にする理由が見つからない。 いえ、なってしまったのか。 ■5.葛城酒造(奈良県御所市)  純米大吟醸  「百楽門」 生原酒 原料米;雄町、 精米歩合;40%   【アルコール分】 16.2度  【日本酒度】−4 【酸度】1.8  1.8L \3,150 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;柔らかく、口中でバランスして旨味が伝わる。雑味なく五味バランスし た味わいで安心感があり、飲み手の心をつかむ。 ■6.大塚酒造(岐阜県池田町)  純米吟醸  「竹雀」  原料米;雄町、 精米歩合;50%   【アルコール分】 17〜18度 【日本酒度】+5 【酸度】1.5  1.8L \3,780 A;味3、B;香り3、C;コストパフォーマンス3、D;総合評価3 E寸評;山廃造りで1年もの。色、着色されて、古酒同然。山廃の欠点がすべて 出てしまった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回3月例会は30日です。メルマガは3月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、 最高です。 東京の寒さはまだまだで、小雪がちらつく陽気です。寒さがまだ峠を越えて いませんが、梅は咲き出し、水仙は満開になっています。  しかし、お酒の世界では、この寒の最中に造られるお酒を寒造り酒といわれ、 吟醸酒のような上級酒や秘蔵酒が造られます。4月になればその酒が楽しめる はずです。今から楽しみです。                              編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。 ◎吟醸酒ニュース のバックナンバー・配信停止はこちら ⇒ http://archive.mag2.com/0000093635/index.html