◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■    最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                        月刊誌Vol.157  2013/4月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇   毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■   ■2013年4月27日(土)例会■ ■1.黒龍酒造(福井県永平寺町)  吟醸  「黒龍吟十八号」  原料米;五百万石、 精米歩合;55%  【アルコール分】 15度   1.8L \2,730 A;味5、B;香り4、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価4+ E寸評;切れよくさわやか、淡麗で旨味充分。甘味も後から湧き出して口中に 残る。 ■2.泉酒造(神戸市東灘区)  純米吟醸  「琥泉」 無濾過生原酒 原料米;地元米、 精米歩合;60%   【アルコール分】 17〜18度    1.8L \2,850 A;味4、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4 E寸評;清楚で淡麗、切れ味良いが、ピリピリ感が強く旨味を消し去る。片口に 入れて空気にさらすが、ピリピリ感は抜けない。 ■3.神戸酒心館(神戸市東灘区)  純米吟醸  「壱」 無濾過生原酒 原料米;−、 精米歩合;50%   【アルコール分】 15度  1.8L \2,992 A;味5、B;香り4+、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;飲みやすい。晩酌酒の究極がここに有る。雑味もなく五味バランスして 肴をいじめず、飲み手を満足させる。毎年酒質が上がってきているのが嬉しい。 晩酌酒を狙っているという蔵元の説明に納得。 ■4.鳥屋酒造(石川県中能登町)  吟醸 「みなもにうかぶ月」 あらばしり 原料米;−、 精米歩合;50%   【アルコール分】 16度  1.8L \3,150 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;吟醸酒だと肩肘張ったものや、上から目線の酒が多いが、吟醸酒然と せず、仲間内の一人のように、皆の中に溶け込む。柔らかく甘く飲みやすい。 五味バランスして旨味充分。 ■5.泉酒造(神戸市東灘区)  純米吟醸  「仙介」 無濾過生原酒 原料米;山田錦、 精米歩合;50%   【アルコール分】 17〜18度   1.8L \3,700 A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4 E寸評;酸味がきつく酒の旨さが阻害されて感じられない。片口に移し空気に さらすと、ピリピリ感が抜けて、旨味が立ち上がってきた。 ■6.浜福鶴銘醸(神戸市東灘区)  純米吟醸  「空蔵」 無濾過本生 原料米;赤磐雄町、 精米歩合;50%   【アルコール分】 17度   【日本酒度】+5 【酸度】1.8 【酵母】HK-1  1.8L \4,050 A;味3+、B;香り3、C;コストパフォーマンス3、D;総合評価3+ E寸評;今回一番期待していた酒でも有り、過日の端整な顔立ちを思い浮かべ ながら開栓する。空蔵は1年以上寝かせた方がイイと言われる堅物ですが、 これは1年経ってくたびれた。寝かせて濃厚になったと言うより、力強さがなくな り空蔵のイメージが飛んだ。今回の一番の欠点は、口に含んだ途端、かび臭さ を感じ、銘酒のイメージが回復できなかった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回4月例会は27日です。メルマガは4月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、 最高です。 三寒四温。東京ではワイシャツの袖をまくるほどの温暖な日と、ダウンを着る ほどの寒い日が交互にやってきています。昨日は暖かな日中の後、日が落ち てから冷気が忍んできます。藤の花は盛りを越して、ツツジが満開です。ゴール デンウイークを迎え都内では様々なイベントが開かれています。何処に行った ら良いのか迷うくらい。                              編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。 ◎吟醸酒ニュース のバックナンバー・配信停止はこちら ⇒ http://archive.mag2.com/0000093635/index.html