◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■    最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                        月刊誌Vol.166  2014/1月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇   毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■   ■2014年1月25日(土)例会■ ■1.恵那醸造(岐阜県中津川市)  純米吟醸 「鯨波(くじらなみ)」 無濾過生 原料米;ひだほまれ、 精米歩合;50%   【アルコール分】 16〜17度 1.8L \2,940 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+  E寸評;味わい旨いが平坦。色が若干着いて期待されるが、色と味は無関係。 でも、スッピンの実力なのであろう、呑みやすいので何時も引っ張りだこ。 ■2.小林酒造(栃木県小山市)  純米大吟醸  「鳳凰美田」 生詰め 原料米山田錦、 精米歩合;50%   【アルコール分】 15〜16度  1.8L \3,150 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5  E寸評;わずかに白濁した中に、米の甘味と旨味が溶け出し、酒の旨味となって 飲み手を唸らせる。 ■3.日の丸醸造(秋田県横手市)  純米吟醸  「まんさくの花」 生詰め原酒 原料米;美郷錦、 精米歩合;55%  【アルコール分】 16〜17度  1.8L \3,150 A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4  E寸評;味わい淡泊で、その上、渋みが口中に強く広がりお代わりに手が伸びない。 ■4.高千代酒造(新潟県南魚沼市)  純米大吟醸  「たかちよ」 中取り本生 原料米;−、 精米歩合;48%   【アルコール分】 16度  1.8L \3,360 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5  E寸評;濃厚で旨味十分に詰まり、深みも広がりもある。香りも十分着いて吟醸 香を楽しむことが出来る。新潟の酒では秀逸。 ■5.林酒造(富山県朝日町)  純米吟醸  「林」  原料米;山田錦、 精米歩合;55%   【アルコール分】 16度  1.8L \3,360 A;味4、B;香り3、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4  E寸評;老香がしてダメ。味わいコケて力なく、早い時期にお手合わせ願いた かった。 ■6.酒田酒造(山形県酒田市)  純米大吟醸  「上喜元」  原料米;山田錦、 精米歩合;50%   【アルコール分】 16度   【日本酒度】 +3.0 【酸度】1.3  【酵母】自社酵母   1.8L \5,250 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5  E寸評;雑味なく、奥行き広く、味わい深い。香りもバランス良く着いていて、これ ぞ吟醸酒の味わい。旨いからと言って、肴に合わせると、肴が負けるので食中酒 にはならないので注意。それほど旨い。     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回2月例会は22日です。メルマガは2月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、味わう その時は最高です。  今年最初のメルマガですので、恒例の挨拶『新春明けましておめでとうございます』 「正月や今年も来るぞ大晦日」と詠んだ人が居ます。歳取ると早いですね、時間の 経過が・・・。今までの一年、何をやっていたんでしょうか。反省しきりです。  東京は積雪こそまだありませんが、寒い日が続いたり、梅が咲くような温暖な日も あって身体の調子が狂います。風邪やインフルエンザが流行っていていますのでご 注意下さい。月が変われば節分、立春、バレンタインデーがあって、3月・・・。わ〜、 どうしましょ。  日本酒の蔵元では吟醸酒の仕込みに追われている頃でしょう。「どうしましょ」と、 言っている間に美酒がどんどん生まれてきます。美酒に会えるのが楽しみです。                                      編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。 ◎吟醸酒ニュース のバックナンバー・配信停止はこちら ⇒ http://archive.mag2.com/0000093635/index.html